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食物アレルギー児を預けるときのチェックリスト
子どもが食物アレルギー。できるかぎりママがお世話をしていても、ママだけの用事や、たまにはママも息抜きにひとりになりたいときもありますよね。
そんな時に困るのが子どもの預け先。
祖父母やベビーシッターに子どもを預かってもらうことを検討しても、祖父母やベビーシッターにアレルギーの知見や経験がないと、ママが心配ですよね。
この記事では、実際に食物アレルギー児(1歳6ヵ月で小麦・卵アレルギー)を育てているtaberugiライターの神田ちあきが、祖父母に子どもを預けたときのチェックリストを紹介します。
ぜひ、お役立てくださいね!ママもひとり時間を取って息抜きしましょう!
taberugiとは?
食物アレルギーを持った創業者を始めとするメンバーが、食物アレルギーをお持ちのすべての方々が安全で楽しく食事をするための一助となるべく、さまざまなサービスを提供しています。
1. なぜチェックリストが必要なのか
「いやいや、うちの子の食物アレルギーは軽度だからチェックリストなんて必要ないよ」
と思うママもいるかもしれません。ですが、食物アレルギーの症状は時と体調によって変化します。軽度のアレルギーと思っていても、万が一、摂取してしまったら、その量が多かったら、子どもの体調が悪かったら、重大なアレルギー症状を起こす危険があります。
食物アレルギーは、命に関わる可能性があります。なので、祖父母やベビーシッターなどの対応に慣れていない人が子どもに関わる場合は念のために備えることが必要です。
特に、祖父母時代の人は食物アレルギーをただの好き嫌いと思っている人もまれにいます。
ママとは認識の差があるので、理解してもらうためのチェックリストは欠かせません。
2. 事前に確認しておくべきポイント
事前に確認しておくポイントは3つあります。
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順番に確認してみましょう。
1.アレルゲンの共有
まずは、子どものアレルゲンリストを祖父母やベビーシッターに伝えましょう。この時に、具体的にどんな食品に含まれているかも伝えておくと親切です。
例
「我が子には、小麦アレルギーがあります。
小麦はクッキーやスナック菓子、レトルト食品、揚げ物、ハンバーグなどに含まれているので、もし食事を与えるときは成分表の確認をお願いします。」
2.アレルギー症状が出た場合の対応方法
食物アレルギーの症状の程度にもよりますが、万が一症状が出た場合の対応方法を共有しておくと安心です。
今までアレルギー症状が出たときに、どんな症状が見られたか、医者からどんな対応をするように指導されているか、かかりつけ医の連絡先などを伝えるだけでなく、テキストにしておくことをおすすめします。
例
今までの症状:発疹、嘔吐
医者からの指示:頓服薬を服薬させて救急車を呼ぶ
かかりつけ医:○○病院 1234-5678-90
救急車を呼ぶ:119
親の連絡先:090-0000-0000 母
090-1111-1111 父
エピペンを処方されている場合は、念のためにエピペンの使用方法を伝えておきましょう。
3.食事やおやつのときの注意点
預け先で食事やおやつを食べる場合は、注意点も共有しておく必要があります。基本的にお弁当やおやつを用意して、それ以外のものは食べないように伝えましょう。
アレルギー児だけお弁当で他の人がアレルゲンを含む食事をする場合に備えて気を付けてほしいことをリストアップしておくと安心です。
例
・食事後の手洗いは必ずしてください。
微量のアレルゲンの接触で症状が出る場合があります。
・用意したもの以外を食べさせないでください。
・食べ物を与える場合は親に連絡をいれてください。
など
3. 預ける当日の準備
子どもを実際に預けるときの準備について解説します。実際に私が用意をしたものは下記の通りです。
小麦・卵アレルギーの我が子の場合(1歳6ヵ月)
・アレルギー対応の食事
・おやつ
・頓服薬
・使い捨てエプロン
・手口拭き
・スプーンとフォーク
・おむつ
・おしりふき
・ゴミ袋
・着替え1組
・タオル
・母子手帳
・おくすり手帳
・緊急時の連絡先一覧
・アレルギーのチェックリスト
食事もおやつもいつも多めに持たせています。
4. まとめ
以上、食物アレルギーのある子どもを預ける際の食物アレルギー対策について紹介しました。
食物アレルギーがあるから預けられないと思いがちですが、アレルギーの対応方法をわかりやすくチェックリストにして事前の確認と共有ができれば不可能ではありません。
預ける当日の準備も万全に整え、ママが安心して息抜きできる時間を作ることで家族全員が笑顔で過ごせますと素敵ですよね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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