鳥取・島根 二度目の初めましての旅 第1話
2023年3月。もう親の顔より見たかもしれない長居駅の発車案内。時間はやっぱり始発前。真新しい青春18きっぷを片手に、また新しい旅を始める。今回の行き先は山陰。2年ぶり2回目である。前回はわずか1泊2日に鳥取砂丘と出雲大社を詰めてやっとだったので今回は1泊伸びて2泊3日の旅。果たして今回はどんな出来事が私を待ち受けているんだろうか・・・。
あっという間に岡山駅へ
電車を乗り継ぎ岡山駅へ。岡山から伯備線に乗って鳥取県の米子市へ向かう。
岡山駅の発車表示版を見て考える私「やくも乗りたい・・・」
もう私もこの冬で30である。年相応に疲れが出やすくなった体。さらに在来線の乗り継ぎが悪く、田舎の新見駅で50分待ちと考えると・・・。
18きっぷ旅では禁じての特急ワープを決定。新見から米子区間を特急やくもに乗車することにした。もちろん18きっぷでは使えないので自腹を切った。2340円・・・。
しかし2340円払った分、快適な旅ができるだろうと重いきや、車体が振り子のように揺れる揺れる。この悪行から業界でぐったりはくもと呼ばれている。ぐったぐったになりながら米子駅へ到着。
米子駅からは境港線に乗り換え。そのまま終点まで行き、向かうのは境港だ。
米子駅霊番ホームには鬼太郎電車がお出迎え。
ここから列車に乗って約1時間で終点の境港駅へ到着する。到着するころにはすっかり夜になっていた・・・。
夜の水木しげるロードを歩く
境港駅は読んで字のごとく港町にある駅。近くには車のCMで有名になったべた踏み坂がある。駅の近くには水木しげるロードと呼ばれるちょっとした商店街がある。時間が時間なのでお店はしまっていると思うが、その分、妖怪の活動か活発になる時間帯であろう。おじゃまします。
さっそくねずみ男がと目玉のおやじが。とっさに「おい!鬼太郎」と野沢雅子大先生の物まねをしてみたが、妖怪たちに何か御用でもかい?と詰問をされそうになったのでこの後はおとなしく進んでいくことにした。
ここまで読んでいただいてやけに写真が少ないなと思ったあなたは鋭い。実は何枚も写真を撮っていたが、手振れが激しく見れたものではなかったのである。水木しげるロードには銅像や影絵などまだまだあったが、これも妖怪のせいに・・・。あ。。。しません!しませんからぁー。ごめんなさーーーい!
境港の夜空に目玉のおやじが一升瓶を持ってあきれているように見えた。