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瀬戸内海行き当たりばったり旅~広島をみっちり楽しむ~ 第10話

世界遺産・厳島神社を見ながら晩御飯


岩国から電車に乗り向かったのは世界遺産の厳島神社がある宮島。着いたのは夜7時過ぎ。

宮島訪問も3年ぶり。前回訪れた時は70年に一度の修復工事中で、足場に覆われた大鳥居というある意味レアな光景を見ることが出来た。

神社の境内には入れたので、きれいな朱色の建築物は見学することが出来たのでよかったのはよかったのだが。

でもやっぱり足場がない大鳥居が見たいなぁと思い、フェリーに乗り込んで宮島に向かった。ついでだし、宮島でごはんを食べよう。

昼とは違い、夜の宮島は観光客があまりいなく静かだった。しかし鹿さんは相変わらずたくさんいらっしゃって、外国人観光客が物珍しそうに写真を撮っていた。そして・・・。

軒並み軒を下ろしているお店である。どうも聞いたところによると厳島神社周辺のお店は午後6時ぐらいで閉めるそうである。あれ?そういえばちょっと前にマツコ・デラックスさんが夜の10時ぐらいまで宮島で飲んでいたのをテレビで見たけど、違うところなのかな?仕方がないのでフェリー乗り場の前で開いていた貴重なお店を見つけ、広島菜ごはんをテイクアウト。


広島菜とは広島で栽培されているご当地野菜。よく小松菜とか野沢菜とかは聞くが広島菜は初耳である。正直「名前が違うだけじゃないか?」と思ったが、調べてみると少し違うらしい。親戚みたいなものなんだろうか。

塩漬けされた広島菜はごはんによく合い、がつがつと食べ進めていけた。ほかに牡蠣飯もあったが、高いのなんの。指を加えながらなくなく我慢。遠目にライトアップされた厳島神社を眺めながら本土に戻った。

最終日。2泊3日の旅なのだが、なんだか1週間ぐらい旅していたぐらいの満足度がある。気のせいだろうか。この日は深夜バスで大阪に戻るので丸一日広島観光が出来る。ただし具体的にどこにいくかは決めていない。ベンチに座ってしばらくして考えたのは、原爆ドームに行くことだった。


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