【ピラティスエクササイズ番外編】インナーが効いているかどうかってどう判断するの?
こんにちは、だいじろう(@idoco_daijiro)です!
これまでピラティスエクササイズの基本的な部分をいくつかご紹介してきました。
ピラティスのエクササイズをはじめとした体幹トレーニングでは、いわゆるインナーマッスルを効かせて、アウターマッスルが過度に働きすぎることを抑えることが目的とされることがあるかと思います。
その目的を達成するために各エクササイズには注意点が設けられていますが、それらの注意点のなかでも共通する部分があります。
今回はその共通する部分である『インナーが効いているかどうかの判断基準』について私なりの指標をお伝えしていきたいと思います。
これはエクササイズの負荷量を調整していくときの指標となりますので、臨床でもさまざまな年代の方々に同じ指標で活用しています。
▶ インナーマッスルとアウターマッスルの関係性
まずインナーマッスルとアウターマッスルの関係性について復習していきます。
体幹機能においてはインナーマッスルはローカルマッスル、アウターマッスルはグローバルマッスルと表現され、それぞれの特徴をローカルマッスルシステム(LMS)とグローバルマッスルシステム(GMS)としてまとめられています。
すべてがこれに当てはまるものではありませんが、おおまかな捉え方としては非常に参考になるものかと思います。
脊柱の機能のなかで重要なものとして『分節運動』があります。
その他にも「Mobility」や「Stability」といった機能もありますが、それらが適切に機能するのは『分節運動』が機能していることが前提となると考えています。
そして、その『分節運動』が機能するためにはインナーマッスルとアウターマッスルとが適切に機能していることが重要となります。
下の図をご覧ください。
赤い線がインナーマッスル(ローカルマッスル)、青い線がアウターマッスル(グローバルマッスル)を表しています。
中央の図ではインナーマッスルとアウターマッスルとが適切に機能しており、それぞれの関節が均等に可動しています。
右の図ではインナーマッスルとアウターマッスルとが適切に機能していないために、局所の関節(ここでは最下部の関節)のみが可動しています。
こういった形で、インナーマッスルとアウターマッスルがバランスよく機能することで『分節運動』が可能となり、機能的な「Mobility」「Stability」が達成されるようになります。
逆にインナーマッスルとアウターマッスルのバランスが崩れてしまうと『分節運動』が起こらずに局所にメカニカルストレスが集中するような動きになります。
では、インナーマッスルとアウターマッスルがバランスよく機能しているかどうかをどう評価していくのでしょうか?
ご存知の通り、体幹部の筋は個別に筋機能を細かく評価していくことが難しいのが現状です。
機能的な『分節運動』が起こっているって判断するのも難しいですよね。
ですので、今回は実際の動作やエクササイズのなかで「インナーマッスルとアウターマッスルがバランスよく機能しているかどうか」を評価していくポイントを解説していきます。
ここまでが無料で読める内容となります。
以下では「【ピラティスエクササイズ番外編】インナーが効いているかどうかってどう判断するの?」について詳しく解説していきます。
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