クラスターに入社して1ヶ月経ってみて
今年1月にクラスター株式会社にソフトウェアエンジニアとして入社して、あっという間に1ヶ月が経ちました!クラスターに入社するきっかけや1ヶ月経ってみて感じたことについて書いてみたいと思います。
クラスターってどんな会社?
クラスターは、メタバースプラットフォーム「cluster」を開発運営している会社です。clusterは「最も敷居の低いメタバース」を目指していて、VRヘッドセットはもちろん、PCやスマホにも対応していて、初心者でもスマホ1つでアバターやワールドを作れて、手軽に遊べるメタバースプラットフォームです。
転職のきっかけ
前職では自社開発のIT企業で、iOSやサーバーサイドの開発を行っていましたが、コロナ禍になりリモートワークをすることが増えて、ワークスタイルを意識し始めたのがきっかけです。
前職でもリモートと出社のハイブリッドを続けていたのですが、色々と制約があり、今後のワークライフバランスを考えると、仕事と育児を両立するためには、やはり自由に働けるリモートワークがいいなと思いました。
メタバースへの興味
ずっとiOSやサーバーサイド開発をやってきたので、そのスキルを活かしつつ、最先端でワクワクする仕事をしたいと思って探していました。そこで注目したのが「メタバース」です。Facebookが社名をMetaに変更したのをきっかけにメタバースブームが巻き起こり、一気に世間の注目を集めました。
私は元々SAO(ソードアート・オンライン)やサマーウォーズのようなバーチャル空間を題材として作品が好きで、いつか自分もバーチャル空間に入って冒険や生活をしてみたいと思っていましたが、そこへメタバースブームが来たので、VRヘッドセット(Meta Quest 2)を買って、実際にバーチャルSNSを試してみました。
有名どころとしては、VRChat, Neos VR, clusterなどがありますが、Macユーザーなのもあってclusterを中心的に触っていました。最初に行ったワールドは「バーチャル渋谷」で、ちょうど攻殻機動隊コラボをやっている時で、リアルの渋谷の街並みが再現されていて、しかもバーチャルならでは近未来的なデザインや広告もあって圧倒されました。デフォルトのロボットアバターでしたが、バーチャル空間を自由に動いて、コミュニケーションができることにとても感動したのを覚えています。
そこからメタバースにハマり、いろんなバーチャルライブのイベントに行ったり、ワールドを巡ったりして、バーチャル空間ならではの演出や個性豊かなワールドに惹かれました。なんと、バーチャルライブにもカメラマンや演出を操作するスタッフまでいたんです!そしてイベントの最後には集合写真を撮ることも多く、まさに身体性をともなった体験で、肌でメタバースの可能性を感じました!
なぜクラスターなのか?
メタバースへの興味が強くなるにつれ、メタバース業界でエンジニアとして働けないかと思うようになり、実際にユーザーとして使っているclusterが好きで、それを開発運営するクラスター株式会社に応募しました。
メタバースの最先端でチャレンジしている
「人類の創造力を加速する」のミッションをもとに、「バーチャル経済圏のインフラをつくる」をビジョンに掲げ、メタバースの最先端でチャレンジできる
最も敷居の低いメタバースを目指している
VR中心に対応しているプラットフォームもある中で、clusterはデバイスに限定せずにスマホにも対応していて、誰でも手軽にメタバースを体験できる。
スマホアプリがあるので、iOSの開発経験を活かすことができる。
リモートワーク中心の働き方
クラスターでは職種に応じて出社日が異なっており、エンジニアの場合は月1出社で基本リモート。フルフレックスで柔軟に働けるので、仕事と育児の両立もできる。
1ヶ月経ってみて
アバターワーク
メタバースプラットフォームを開発しているのもありますが、クラスターではアバターで会議に参加する人が多く、いつも使っているアバターの姿で会議に参加するのはとても新鮮で楽しい体験です。ちなみに、クラスターの採用面接では面接官の方はアバターでの参加も多く、私の時もそうでした(私はアバターの準備が間に合わずリアルアバターでしたが)。
最近は、社内のいろんなチームがワールドクラフトで仕事部屋を作っていて、実際にそのワールドに出社して働いています。デスクやPCなどのアイテムを置けば、まさにバーチャルオフィスで、アバターで集まっていると、会議はもちろんちょっとした雑談もしやすいです!
仕事部屋はワールドクラフト製なので、好きにアイテムを置いたり、増築したりすることもできます!実際に私が所属するチームのワールドはこんな感じで、集まって会議をする空間もあれば、デスクやPCの部屋もあり、和室やサウナもいつの間にか増築されていました。みんなでワイワイしながら改築できるので、まさに創造力の加速です!
実際にcluster内で働くことで、ここの体験は微妙だ、こういう機能があった方がいいかも、などの改善点も色々出てきていますので、どんどん改善していきたいと思います!
リモートワーク
リモートワークでよく言われるのが「コミュニケーション不足」ですが、前職でもリモートの時はチャットメイン(会議や必要な時は通話する)で、同期的なコミュニケーションが取りづらかったのですが、バーチャル出社があるおかげで、チームの一体感があり、身体性をともなったコミュニケーションが非常にしやすいと感じています。
現状ではまだ全社員が同じワールドで働くのは難しいので、今後の進化でもっと大規模でクリエイティブなバーチャルオフィスに期待です!
カルチャー
クラスターでは会社のバリューである「加速・チャレンジ・リスペクト」を重視していて、目指すビジョンに少しでも速く近づくためにアウトプットを増やし、そのためのチャレンジを褒め称え、お互いに敬意を払う、これらの文化が社内に浸透していると実感しています。
社内のSlackも非常にコミュニケーションが活発で、事業部やチームのrandomチャンネルなどで気軽に投稿したり、基本的にすべてのチャンネルがパブリックでオープンになっています。趣味のクラブチャンネルも多くあり、clusterで撮った写真や巡ったワールドをシェアすることもあります。
開発
クラスターでは現在「epic」という開発フローを採用しています。ここの「epic」は社内用語で、ざっくり言うと、epicは1つの機能開発の基本単位で、epicごとにPdMやエンジニア、デザイナー、QAが参加し、リリースや振り返り後に解散します。Epic開発では、ドキュメントがしっかり残ること、振り返りが行われ共有されることが仕組み化されています。
Epic開発にはPRD(Product Requirement Document)というものが出てきますが、これは製品要求仕様書のことで、レビューが通ったらepicが始まります。PRDをどう実現するかはエンジニアが設計検討し、design docと呼ばれるドキュメントに記載し、これもレビューされるようになっていて、とてもいい文化だと思いました。
クラスターでは、毎週バグバッシュやリリースレビューの時間を設けており、epic関係者だけでなく任意参加で開発中やリリース前の機能を触ることができます。また、週次で5プラットフォーム(iOS, Android, Mac, Windows, App Lab)にリリースを行っていて、会社のバリューである「加速・チャレンジ・リスペクト」を体現していると実感しました。
最後に
まだ入社して1ヶ月ですが、これからもエンジニアとしてメタバースやclusterをもっと加速させていきたいと思います!現在はiOS開発が中心ですが、WebやUnity開発にもチャレンジしたり、上で紹介したepic開発でepic ownerを担当して開発を推進していきたいと思います。
この記事を読んでクラスターに興味を持った方、私のようにメタバース業界に飛び込んでみたい!と思う方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお声がけください!
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