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年末について2024

ご無沙汰しております。

これまで3年ほど、毎日のようにこのnoteで書いてきたエッセイを9月の終わりくらいからお休みして、特に何をするわけでもなく静かに過ごしていました。

気がつけば2024年も今日で最後ということで、久しぶりに文章を書いてみようと思う。

さっきも書いたけれど、「そうだ、エッセイを書いてみよう」と思って、そもそも自分が書いているものがエッセイなのかもわからないままに文章を書き始めた。

それと同時にイラストも描いてみたかったので、こちらもイラストと言えるようなものかはわからないまま、とにかく才能もセンスもないからハードルを低く始めた。

始めた頃は、僕はいわゆる定職にもついていなくて割と時間があったし、何か物事を続けることが得意ではないので、文章とイラストは何でもいいから毎日続けることにした。

自分で自分の時間割をつくるというのか、ルーティンをつくって、朝起きたらその通りに動く、これは今も続けていることで、自分の活動の基盤にもなっているのだけれど、そうやって自分のやりたいことをその先は特に考えずとにかくやり続けるようにした。

今思うと、三日坊主の自分がよくもまあ、3年も物事を続けられたなあと思う。

しかも誰にやれと言われるわけでもなく、お金がもらえるわけでもない。

なんで続けられたのかと考えるに、シンプルに「自分が好きなことだったから」ということなのだろう。

一応エッセイとイラストは、外に向けてアウトプットしていたわけだけれど、特に何の反応もない時間が長かった。

とはいえ特に期待するわけでもなく「ああ、自分は文章を書いたり、イラストを描いたりすることが上手ではないにせよ、好きだったのだなあ」ということに気づけた嬉しさ、ようやく「自分の好きなこと」を見つけたというのか、取り戻したような気持ちでいた。

そうやってコツコツと、それでいて淡々と自分なりの創作活動を続けて、気づいたら3年ほど経ち、僕がアウトプットしたエッセイとイラストも1,000を超えた。

そうやって、とりあえず歩き出して、歩き続けてはいるけれど、どこに向かっているのかはよくわからないという状況を3年ほど続けていくうちに、ちょっとずつではあるけれど、変化が起き始めた。

それは去年から今年、ということになるわけだけれど、僕個人の活動と去年から外に出るようになって、いろんな人と出会いつながるようになって、外の活動と言えばいいのか、誰かと関わりながらの活動も増えてきた。

僕としては、さかのぼれば2019年くらいから、自分ひとりで活動を始めて、仕事になるのかもお金になるのかもわからず、それでもあーでもないこーでもないと壁にぶつかっては試行錯誤するを繰り返して、ちょっとずつ前に進んできた。

そしてそうやってひとりでやってきたことが、今になってようやくつながり始めたように感じる。

それと同時に、自分の環境や心境も変化してきた。

それこそ毎日のようにやっていたエッセイ、イラスト、ラジオ、ひとりごと英会話、ティンホイッスルの練習も、始めた頃は(かなり)暇だったから時間をつくることができたし、楽しく続けてこれた。

とはいえ、外での活動も増えて、それこそ遠出したり、一泊するようなこともあって現実的にこれまでのルーティンを続けることが難しくなった。

それといつの間にか、多分だけれど無意識のレベルで「楽しいから毎日続ける」というところから「毎日続けなければならない」みたいな気持ちになっていたのだと思う。

それでも無理矢理というのか、何とかして続けることを続けていたし、それによって自分も成長した部分もあるというのか、ひとつ壁を超えたような感覚はあった。

ただふと「あれ?今楽しいか?」と自分に聞いてみた時に、迷いなく「楽しい!」と思えていない、答えられない自分がいることに気づいた。

だから、これまでやってきたことを嫌いになってしまう前に、いったん休もうと思った。

それが9月の終わり頃なのだけれど、そういうタイミングってふとした時にやってくるし、偶然というよりは、必然的にやってくるものなのだと思う。

なので、その流れにのってみることにした。

「せっかくこれまで毎日続けてこれたのに…」と思っている自分もいた。

ただそういう気持ちすら手放して、もっと自由になりたいと感じる自分もいた。

それから今日まで、外の活動もしながら、自分とゆっくり向き合う時間をつくった。

これまでやってきたルーティンもほぼぴたっとやめて、しばらく距離を取った。

本を読んだり、音楽を聴いたり、雪よせしたり、ただただ日々を過ごした。

そうしているうちに、やっぱりまた文章を書きたい、イラストや絵も描きたい、何か音楽を鳴らしてみたいという素直な気持ちが蘇ってきた。

どういう形でかはまだ決めていないけれど、やっぱり自分が好きなことを楽しく続けること、それが僕のやりたいことなのだと思うから、また自分のペースで自分のやり方でちょっとずつやっていきたい。

えーと今年の振り返りに全くなっていないけれど、今年は去年以上にいろんなところへ行き、たくさんの人と出会いつながり、初めての経験もたくさんすることができた。

来年はどうなるか、未来のことはさっぱり想像がつかないけれど、だからこそ楽しいのだろうし、変わらず「今ここ」を楽しくワクワクして心穏やかに生きていきたい。

今年もお世話になりました。ありがとうございます。

みなさま良いお年を〜。



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ささきたけよし
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