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関東インカレの結果報告と振り返り(後半)

こんにちは、山下です。

前半に引き続き、関東インカレ2日目・十種競技2日目の振り返りをしていきたいと思います。📖

楽しく十種競技をできていたせいか、早朝寝起きの疲労度チェックは、筋肉痛が全くなく、フレッシュな感じで朝を過ごすことができていました。☀️

1日目終了時、400mの後に、指圧を受けることができていなかったためか、両ハムにやや張りが残っており、朝イチのアップ前にがっつり抜いてもらいました🙏

疲労感は無いと言ったものの、2日目はいまいち力が入らず、いつも通りのアップができていても、「感覚が合わない・ハードル踏切悪い」などと、折り返しのアップも納得のいくものではなかったです。

1日目の朝もそこまで感覚は良くなかったので、本番になると良くなるだろうと自分に言い聞かせ、やりすぎないように早めに切り上げました。

・110mH 14秒69 (+0.0)

感覚は悪かったものの、直近の練習が良すぎて、「自己ベストは出るだろう」と自信満々でした。
・・・直前までは、、

2組目のスタブロ合わせが始まり、いつも最後に出るので少し待って出たところ、1歩目で左の外ハム下部に猛烈な張りが!!

初めは攣ったかと思いました。
とりあえず3台のアプローチ練習を終え、ハムの伸ばしながら時間をかけてスタート位置に戻りました。(遅らせてすみません。。)

スタート直前はもう、立っているのもしんどいくらいのピンとした痛みが走り、完走できるか危ういレベルで、脳内「どうしよう」しか考えていませんでした笑

1日目の折り返しを2位、1日目ベストの記録で折り返していたので「とりあえずできる範囲で走ってから決める」と腹を括ってスタートをしました。

リアクションタイムは0.177と勢いよく走って悪化しないよう、置いたスタートになってしまいました。
1台超えることに着地で「痛い」と思いながらでも得意なハードルなので1着を取って点を稼げるように我慢しながらテンポを上げていきました。
走りきるのが必死で、ゴール直後には立つことができず、救護の方にはお世話になりました。

・円盤投げ 20m14 32m90 パス

激痛で歩くことすら困難になってしまっていました。
最初は攣りや筋膜炎だと思っていたので、応急処置でアイシングとストレッチで対応していました。(外ハムなったことなくて不思議な感覚でした。)

円盤までの時間がなく、応急処置ですぐピットに向かったのですが、痛みが続いたため、審判長に許可を取り、競技場から退場してすぐのところで鍼とすごくきつめの圧迫を施してもらいました。

練習投擲は1投しかできず、それも痛みとの戦いで全く回れず、、笑
本番1投目も同じく痛みを意識しすぎて、全く左足に乗ることが出来ず、ろくに投げれませんでした。

「ハードルで思うように稼げず、円盤でもこのままでいくと大失速してしまう」と思い、痛いものが普通であると割り切って、しっかり足を使う動きに次の順番まで修正を繰り返しました。

痛みと闘いながらも、うまくターンをすることができ、初の30m越えである自己ベストを投げることが出来ました!!

3投目はパスをして早めに陣地に戻ることで、足の治療に専念する時間が増えると考えパスをしました。

・棒高跳び 4m20

円盤でも痛かった足が、ポールの助走で耐えられるのかと1番不安でした。
痛み止めを多めに飲み、圧迫はより強く多く巻いて挑みました。

スタートの5歩くらいが前傾のせいか痛みが走るのですが、なんとか助走することができ、何度か危ない場面はあったものの、何とか最低限度の高さである4m20を超えることができました。
本当は4m40、国立という場で自己ベストの4m70を跳びたかったものです。。

ポールが終わると痛みの範囲は上下左右に広がり、上はお尻の付け根の方まで上がってきていました。
またまたテーピングを外し、やりの招集時間ギリギリまで鍼治療をしてもらい、強めの圧迫を巻きなおしました。

・やり投げ 49m91 49m23 41m90

ポールで痛みの範囲が広がったせいか、やりの痛みが1番しんどかったです。😭

痛みに耐えることで精一杯だったため、リズムもあまり考えることができず、やりの競技中の記憶はあまりありません。
練習投擲で痛みの中、50mオーバーだったので、本番で距離を伸ばすことができなかったことが1番の悔いでした。

本当に痛みとの1番勝負の時間だったので振り返るにも痛みの思い出しかありません。。笑

・1500m 4分35秒11

1位の北川と40点差、1500m換算で6秒差で2位、岡とは15秒離されなければ勝てるという状況で最終種目でした。

正直足も上がらず、ペース走で順位を落としすぎない走りの方が良いのではないかと言う葛藤もありました。

が、1500m前のたくさんの応援の連絡や圧迫やケアでサポートしてくださるスタッフ、逐一そばでサポートしてくれた後輩の支えで、足がどうなろうとも行けるところまでついて行き、優勝を狙うことに決めました。
(あと、意地でもタスキの入ったユニフォームが欲しかった。🎽)

痛み止めを追加で飲み、(合計で6錠ぐらい飲んだ)足が上がり、走りやすい程度の圧迫に巻き直してもらい、アップを行いました。

痛みはあったものの、痛み止めのせいかアドレナリンのせいか、順調にアップはすることができ、1500mのペースならいけるだろうと自信がありました。

関東の混成選手は長距離が強い人が多く、ペースもものすごく早かったのですか、1500mの対策は力を入れていたので、離されないようについていきました。

付いて行くことに集中した残り2周
左足の圧迫

700m通過あたりからさらに先頭の集団のペースが上がり始め、また1000m通過は3分でした。
「この足で3分か」と走りながら思う余裕は持てており、ラスト一周の鐘の際には、少しギアを上げることが出来ました。
ラスト150mは流石にかばった走りのせいか、足が上がらなくなり、ただ走るのをやめないと動かし続けました。

シーズンベストの4分35秒でゴールすることができ、ゴール直後の後ろを振り向くと、北川がまだ走っていたので、6秒差が開いていることを確認し、まだリザルトが出ていないのに優勝を確信してしまいました。

リザルトが出て
・・・
・・・

優勝!🥇

総合順位と
混成進行係の伊藤さんに表彰案内をいただくシーン

2日間混成出場選手が競技に集中しやすいように進行してくださいました。
伊藤さんに表彰案内を首にかけていただいたことで優勝の実感をしました。

泣いてしまいました。
がっつり撮られた…笑

優勝の実感から、立ち去る前に泣いてしまいました。
高校2年で優勝候補と言われ続けて5年、3番止まりと言われ続け、、
他にもいろいろな気持ちが重なって泣いてしまいました。

いろんな人にこのシーン撮られてた。。


表彰写真
2位岡(左)、3位北川(右)

関東インカレのメダル・トロフィーは重かったです。
試合で花束が渡されるのは初めての経験で、特権のような物を感じました。
幸せな貴重な時間でした。

全体の感想と今後の課題

多くの応援、サポートのおかげで完走ことができた十種競技でした。
ありがとうございました!!

また7091点と今年の日本選手権には期日が間に合わなかったものの、無事標準突破をすることができました。

2日目怪我を負いながらも自己ベストの更新をすることができ、とても収穫のある試合だったのではないかと思います。
得意な2日目を中心にさらに点を伸ばし、今年の目標としている7600点の突破を全日本インカレでしたいと思っています。

後半ほぼ痛みとの戦いしか書いてないですけど笑
部分部分、痛み感じながらも感覚がいい部分や課題も見つかり、練習の成果が出ていました。

本当にたくさんの声援、サポートありがとうございました!!

総合優勝!王座奪還!!

総合優勝!!131.5点
幹事での集合写真

同じ舞台で戦っていた日本大学の仲間も、ランキング以上の活躍をし、着々と点を稼いでいきました。

結果、総合優勝・フィールド優勝・多種目優勝をすることができました!!

日大のみんな最高!!大好き!!

全日本も王座奪還するぞ〜!🏆

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