11.こんな時どうする?②メンターまたはメンティが退職してしまったら…
■メンターが退職してしまう場合には、メンティにどう伝えるかを検討して
メンター活動をしている中で、メンターである先輩社員が退職してしまうことがあります。この場合、メンター・メンティのペア、マッチングは解消せざるを得ないでしょうが、事情をどのようにメンティに伝えるかが肝となります。人事・事務局からメンティに伝えるのも良いですが、メンター本人に、メンティの心情を慮りながら、“うまく”伝えることを促すのもアリではないかと思います。
メンティが不要な不安を抱かないよう配慮を示しつつ、人生の先輩としてどんな説明をするのか、どんな言葉をかけるのか、メンターには事前にシミュレーションすることを求めながら、人事・事務局は見守りつつ、新たなメンター確保と新たなペアリングの準備を進めるのが良いでしょう。
■メンティが退職してしまう場合には、メンターへのフォローを忘れずに
他方、メンティが退職、となると、メンターは少なからずショックを受けることがあります。「自分がうまく面談できなかったからではないか…」「メンターとして、退職の兆候に気づけなかった…」等、メンターが悩み、落ち込んでしまうこともあります。
最近では、一切、事前の相談なく辞表を提出する新入社員も珍しくないので、人事・事務局はメンターへのケア・フォローを忘れないでほしいと思います。メンターのせいでないこと、メンター制度・活動をしていても退職する人がいておかしくないこと、メンターの評価がそれによって下がるわけではないこと等をきちんと伝えることが大切です。
つづいての記事はこちら↓
動画での解説はこちら↓