「通帳で簡単にできる!シンプルな収支把握」
はじめに
こんにちは、未来を支える財務コーチの今井英貴です。前回の記事では、「穏やかに生きる」ためのビジネスの基盤として、通帳を使ったシンプルな資金管理の重要性についてお話ししました。
私の「簡単3ステップ!とっつきやすい経営管理」のメソッドはその思いを実現するものです。
今回は、「通帳の内容をそのまま活用して、無理なく毎月の収支を把握する方法」を具体的にご紹介します。簿記や会計が苦手な方でも、安心して取り組めるステップです。
(前回の終盤に次回は予算組の話・・・としていたのですが、通帳管理のご質問が多かったので、詳しく解説しますね)
1. 通帳の内容をそのまま使う理由
通帳は、ビジネスのお金の出入りを記録してくれるシンプルなツールです。
「いつ・どれだけの金額が出入りしたか」がわかるだけで、ビジネスの現状を簡単に把握できるのが魅力です。この手法は、簿記や会計の知識がなくても毎月の収支を見える化できるのが大きなメリットです。
過去に、あるクライアントへ「毎日の収支を管理すること」をアドバイスしたところ、彼は現実の収支と自分の目標とのギャップに気づきました。そのギャップを埋める意識が高まったことで、見事に目標を達成することができました。
このクライアントも当初は経営管理を全くしていなかったので、多くの読者の皆さんと同じ状況にあったと思います。この方法で、まずは現状を把握し、一歩ずつビジネスの基盤を整えていきましょう。
2. 実践ステップ:「通帳で収支を把握する」
ステップ1: 通帳の取引内容をそのまま一覧にする
まず、通帳に記載された「日付」「入金」「出金」「残高」をそのまま日付順に記録していきます。例えば、「1日に入金された売上が50,000円」「5日に支払った家賃が30,000円」など、通帳にある項目をそのままリストに書き出していくだけです。
ステップ2: 各取引の合計額を把握する
次に、月ごとの収入合計や支出合計を算出します。過去数か月分の支出を比較し、「毎月どれくらいの金額が動いているか」を把握することで、予算を組む際に役立ちます。
例:
• 収入合計:500,000円(売上などの合計)
• 支出合計:400,000円(家賃、光熱費、通信費、材料費など)
ステップ3: 残高の推移を確認する
月末の残高が安定していれば、「無理なく管理できた」という指標になります。もし残高が減少している場合は、支出が収入を超えている可能性があるため、次のステップで予算を立て、計画的な管理を目指していきましょう。
さらに詳しく知りたい方へ:
このステップ1〜3のやり方をもう少し詳しく知りたい場合には、初回60分特別相談会(3,000円)で具体的にアドバイスしています。ご相談いただいた方には作成したシート(エクセル)をそのままプレゼントしていますので、気になる方は公式LINEからご連絡ください。
公式LINEは以下のリンクからどうぞ。
3. 私の思い:「収支を見える化して、穏やかにビジネスを進める」
この「通帳での収支管理」をおすすめする理由は、シンプルな方法で安心感を持ちながらビジネスに向き合ってほしいからです。
通帳を転記するだけなので、数字に苦手意識がある方も、このやり方なら気軽に毎月の収支を見える化でき、不安が少しずつ軽くなるはずです。
先述したクライアントのように現状と目標をはっきりと見える化し、ギャップを意識した結果、成長へとつながるきっかけをつかんでいただければと思います。
4. 次回
次回は、この収支表を基に「毎月の予算を作成する」ステップに進みます。予算を立てることで、さらに計画的にビジネスを進められるようになります。
おわりに
私のnoteでは、こうしたビジネスの進め方や財務サポートのアプローチを定期的にシェアしています。共感いただける方や、話を聞いてみたいと思っていただける方は、ぜひフォローや「スキ!」を押していただけると嬉しいです。一緒に、自分らしい道を穏やかに進んでいきましょう。