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本気のときこそ、感情を出す

どんな時代でも生き残るリーダーの仕事 1章-7(該当ページ:40P)

1年ぶりにNOTEに戻ってきた。ありがたくも、配ったり、たまたま購入いただいた方から、ありがたいコメントをいただくことが続いている。改めて本を書いた己の内容を振り返り続けたい。

感情を出すということ

「仕事に感情を持ち込むな」とよく言われるけども、本当にそうだろうか。そもそも、そんなことができるのだろうか、、、。

確かにいつも怒り狂っている人は信用できないし。感情のコントロールができない人も寄り付きたくはない。

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ただ、人間は感情の動物であり、その感情の起伏があるからこそ、人間らしいとも言える。確かに、感情に身を任せたままだと、取り返しのつかないことにもつながるが、常にそんな冷静な対応ができるかというとそれまた疑問だ。

ついつい、気持ちが入り込んでしまい、相手を追い詰めるような言い方となったとしても、後味の悪さがたいてい残る。仙人であればまだしも人とはこういう失敗を繰り返す生き物だ。

大事なのは感情的になった後の対応

大切なのは、感情的になったことに対して、素直に相手にお詫びし、己にたいして反省することだと思う。言い放った故に、頭を下げにくいものだが、「やってしまった、、、」と思えば、躊躇せず、相手にそのことを伝えるべきであろう。

ましてや、その経緯に根拠があるとしたら、相手が理解してくれることも多いように思う。

常に沈着冷静、判断の誤りもない、完璧なリーダーを目指したいものだが、なかなか普通はそうはいかない。感情的になることを肯定しているわけではない。本気で物事に対処しているのであれば、ときには感情剥き出しになることもあるであろう。ただ、振り返ることが何にも変えて肝要ではないだろうか。

感情をコントロールすること

まだまだ自分もできはしないが、この厄介な感情をコントロールするには、もう一人の自分で、己を観る癖をつけるしかない。なぜ、いま、自分を怒っているのか、、、を冷静に分析する必要がある。

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社内で指示した内容が、期日通りになされていない場合を考える。仮に、相手が失念し特にお詫びもなければ、「なんで謝らないんだ」と感情的になるのは自然だろう。

ただ、問題は本当に怒り狂うほど、体制に影響が出るかをまずは考えることだ。仮に、お客様に影響がない、社内調整も不要となれば、「まずはそれでいい」とするのも大事だ。

相手を責め立てず、目的としては次回から同じミスを起こさないようにすることが目的のはずだ。であれば、感情的に責め立てたとしてもその目的は達成されないことのほうが大きい。

であれば、「リマインドすべきだった」「次回から確実にお願いできるか?」と話せば、ほとんどの人は前向きに改善に勤しむであろう。

感情がなさすぎても安っぽいし、ありすぎても品位を欠く。だからこそ、己の感情との向き合い方は難しい。自分もまだまだ修行の身だ。

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