洗剤を使わずに天然素材で皿洗いしたら家計も心も軽くなった
この記事は
・節約したい人
・環境問題への解決のために何か行動したい人
・健康的に暮らしたいと考えている人
向けに書いています。
天然素材の皿洗いアイテムを探す理由
ぼくはこれまで長い間、お皿を洗うときには
ポリウレタン製(プラスチック)のスポンジに、大手メーカーの洗剤をつけて
洗っていました。
ですが、ある時に「プラなし生活」という、プラスチックを減らす・なるべく使わない生活を発信されているブログサイトを知りました。
「プラなし生活」さんや他の書籍などで調べていくうちに、食器洗いについて怖い事実を知ることに。
それは、多くのスポンジで使われているプラスチックが、使ううちにボロボロになって、小さなマイクロプラスチックとして排水されていくということ。
マイクロプラスチックとは、5ミリ以下のプラスチック粒子や繊維のことです。
マイクロプラスチックは水と一緒に下水処理施設へ流れます。
そこで除去できなかったものはそのまま川や海にいきます。
そしてプランクトンや魚、貝はそれら小さなプラスチックを食べます。
ぼくたちは魚や貝を食べますので、魚たちを通してマイクロプラスチックを体に取り入れている可能性があります。
体内に入ったマイクロプラスチックが人体にもたらす影響については現時点ではハッキリとは分かっていません。
現在研究が進められていますが、がんや生殖機能、心疾患、ぜん息に悪影響をもたらす可能性がある化学物質がすでに人体から検出されています。
このことを知って、まず食器用スポンジを天然素材のものに変えてみようと思いました。
おすすめの食器洗いアイテム3選
朝光テープ - 和布「びわこ」白
最初に買い替えたものは、「びわこふきん」と呼ばれる布きんです。
「びわこふきん」については以前も記事を書きましたので、よかったらこちらもご覧いただけると嬉しいです。
(参考記事)
・「びわこふきん」に感動
「びわこふきん」は、昔滋賀県琵琶湖の汚染の原因が洗剤に含まれるリンであったことから、 地域住民がリンを含む洗剤を追放する運動を起こしたときと同じくして開発されたふきんです。
その名のとおりスポンジではなく布きんなのですが・・・
ガラ紡績という特殊な手法で紡いだ糸で織られた綿100%のふきんです。
糸の表面のたくさんの凹凸で表面積が凸凹が汚れを擦り取ってくれて、洗剤なしで食器を洗えます。
油や汚れを取り込み、吸収性・吸油性抜群!
さらに速乾性もあります。
沸騰したお湯で消毒でき、メンテナンスも簡単でした。
この時に洗剤を使わなくても食器の汚れは落ちるということに気づきました。
以来、食器を洗うときは基本的に洗剤を使わず、水洗いだけで済ませるようにしています。
洗剤を使うときは油汚れが落ちないときだけ。
とはいえ、豚の角煮など頑固な油汚れが残る料理をしなくなったため、現在は洗剤を使うことが滅多にありません。
この「びわこふきん」を毎日使い、約3ヶ月ほどでボロボロになってしまいました。
「びわこふきん」はとてもよかったのですが、せっかくなら他の天然素材のグッズも使ってみたいと思い、次にこちらを購入しました。
mana. ORGANIC LIVING - 自然に還るキッチンスポンジ
片側がヘチマ(茶色)で、もう片側がセルロース(白色)で作られた100%植物由来の土に還ることができる地球に優しいスポンジです。
ヘチマは昔から食用の他、乾燥させてスポンジとしても活用されてきました。
セルロースの原材料は木材パルプや綿などの天然繊維からできています。
先ほどの「びわこふきん」に比べ、よりスポンジっぽく使えます。
セルロースがスポンジ部分になりますが、ヘチマ部分よりも早く消耗していきます。
ただしヘチマ部分でもしっかりと食器を洗うことができます。
毎日使用して1個あたり2ヶ月ほどもちました。
3個入りなので1回の買い物あたり半年使える計算ですね。
天然素材なので廃棄するときはコンポストに入れ、堆肥化させました。
コンポストについてはこちらの記事に書いています。
megloop - リサイクルコットン100%ふきん
「びわこふきん」と同じく、ふきんタイプです。
洋服の原料である生地の約15%は裁断時の端材として廃棄されていると言われています。
この布きんは、裁断くずを糸に紡ぎ直し、その糸を使って作られたリサイクルコットン100%から作られています。
もちろんマイクロプラスチックは排出されません。
デザインも可愛くておしゃれ。
製作者が語るふきんへのこだわりがYouTubeにアップされていましたので、ぜひご覧ください。
ぼくは使い始めて3ヶ月目に入りますが、まだまだ使えます。
まだしばらくは「リサイクルコットン100%ふきん」にお世話になりそうです。
「びわこふきん」同様に、布きんタイプは沸騰したお湯で熱消毒できる点がいいですね。
洗剤の使用量を減らすと
この記事で紹介したグッズは全て、洗剤を使わずとも水だけで食器を洗うことができました。
洗剤を使う量を減らすと環境への負担が減るだけでなく、支出が減り家計への負担も減ります。
コツとしては、なるべく油の多い料理をしないことです。
油の多い料理は、洗い物が大変だけでなく、肥満や高血糖、高血圧などの生活習慣病の要因になります。
農林水産省が脂質による健康影響をまとめていましたので、詳しくはこちらをご覧ください。
油料理を減らし、洗剤の使用量を減らし、天然素材で食器を洗う。
健康にも、家計にも、地球環境にも好循環をもたらしてくれ、一石三鳥です。
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