夏の読書8
昔の人は1mの長さを決めるのに、北極から赤道までの長さの1000万分の1としたそうで、パリにはその正確な長さがわかるように「メートル原器」というものが、建物の壁にとりつけられています。これを測りにいけば誰でも正確な1mがわかるというものなんでしょうね。
しかし、私は以前から、
「それって、宇宙人がきたらどうやって説明するの? 宇宙人にとって地球の北極と赤道の長さなんて意味がないよ」
と、思っていました。
そこで、私は宇宙人と長さを共有する方法を考えました。それは、光のある色の波長を1単位として宇宙人に示し、
「これが基準で、1宇宙距離だよ。2倍になったら2宇宙距離、そして3倍…」
とすれば、宇宙人にとっても光は共通のものだから、長さの単位が共有できるわけです。これで解決、以外と簡単じゃないか、と思っていました。この本を読むまでは…。
というわけで、今回の夏の読書は「プロジェクト・ヘイル・メアリー」(アンディ・ウィアー)です。
(ちなみに現代では、1mの長さはもっと超~正確に定義されています)
文句なしに面白い。久しぶりに寝る間をおしんで読んでしまいました。
この作品は現在映画を製作中だそうで、完成が楽しみです。第2のE.Tになる可能性があります。
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