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「この世にどうでもいいことなんて無いと思うよ」

鬼滅の刃第26話を見て思ったのが、どんな人に対しても理解を示し導く姿勢が炭治郎にはあると思う。

炭治郎は相手が鬼という立場であっても人としての価値を見続けていた。つまり、状況が変われば立場はあっという間に崩れ去る。しかし、人としての振る舞いや優しさ、そして勇気は決して変わることはない。

なぜなら、長い人生、不遇の時を過ごすことなど一度や二度、三度といくらでもある。ずいぶん昔のことだが事業部長から降格して、部下を失ってしまった同僚と飲みに行ったことがある。

彼は失意の真っ只中で、あの時の威光は失われていた。まるで十二鬼月を剥奪された響凱のように。しかし、だからこそ分かる大切なことを伝えた。

「役職は変わった、だがあなたの価値は何も変わっていない。」

所詮役職は誰かに与えられたもの、鬼滅の刃で言うところの血鬼術に過ぎない。失ったものは取り戻せばいいだけ。

大切なのは変わる事のない「人としての価値」だと思う。

なお、ピータードラッカーは真摯さを重視していた。例えば、人の強みでなく、弱みに焦点を合わせる者をマネジメントの地位につけてはならない。 人のできることはなにも見ず、できないことはすべて知っているという者は組織の文化を損なうと。

私も真摯に向きあう勇気ある人と繋がりを広げたい。

なぜなら、状況が変われば立場はあっという間に崩れ去る。しかし、真摯さは変わることがない。

長い人生、不遇の時を過ごすことなど一度や二度、三度といくらでもある。
真摯に立ち向かう人々は、不遇すら糧にして更に成長していくだろう。

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