DX戦記~ゼロから挑んだデジタル経営改革ストーリーを読んで~
新聞広告を見て購入。
自社のDX化、顧客のDX化にヒントを得ることが目的。
内容は、
上記企業の代表取締役社長中西さんが自社のDX化を進めるにあたってのいくつかの失敗談、それによって学んだことをが描かれている。
ビジネス書ではあるが、ストーリー仕立てのため非常に読みやすい。
個人的な学びとしては以下。
読んでいて共感する点が多い。
CRMを導入するが、導入することが目的になり、現場からは入力手間の不満が出る、最後は使われない、ただの顧客管理ツールとなる。
なぜこのツールを導入するのか?
そこから導かれる未来はどのような景色なのか?正しく入力することで、
・月ごとの商談件数
・リード化数
・受注数
・どこに歩留まりがあるのか?
あらゆる問題を定量的に把握することができる。
把握することで、歩留まりを改善する研修であり、指導など打ち手が打てる。
結果、数値が改善する。成長する。生産性が上がる。給与が上がる。
これはあなたたちのためなんだよ、その絵を分かりやすくどのように見せることができるか?そこがポイントなんだと思う。
このあたりの苦労、実際にどのように乗り越えたかという点が描かれており、実体験としての学びがある。
興味深いのは、最後に書かれているがDX化を行ったことで、社員の意識が変わり新たな連鎖反応が生まれていくということ。良いサイクルができると。
この企業のHPを見ても、いち不動産会社ではないなというのがすぐ分かる。小さな変化が大きな変化に繋がっていくんだと感じた。
DX化とは何か?DX化が進まないという企業担当者は何かしらヒントを得ることができるのではないかと感じた一冊。
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