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リファラル採用への参加率96%!?成長中BtoB企業・ラクスのリファラル採用導入の背景と実態!
みなさんおはようございます。MyReferの香川です。本日は5月13日に公表した2021年3月期決算発表で、売上高153億円(前年同期比32.6%増・3年で2.4倍の売上高)、営業利益38億円(前年同期比232%増)と、SaaS領域では他社を圧倒する利益水準をたたき出した中小企業向けのBtoB SaaSサービス(ASP)を提供する株式会社ラクス様でのリファラル採用の導入・活用事例をご紹介させて頂きます。
1.リファラル採用に取り組んだ背景
リファラル採用導入前はエージェントからの紹介による採用が中心。ただ、採用数増加にあたって、エージェントに頼っているだけでは採用数を劇的に増加させていくことが出来るイメージが全く持てなかった。
すぐ欲しい人がいてもエージェントを一旦介しての選考になり、時間軸が遅くなってしまうという問題もあった。
事業拡大を目指していた2~3年前から新しい経路での採用を模索しており、自社採用力を強化して直応募を増やすのが一番効果的だと考えるようになった。ただ、BtoBのビジネスモデルで知名度が低いので、直応募を増やすのは簡単ではない。そのような中で、リファラル採用であれば求人媒体やエージェントを介さず、自社の社員がリアルな情報を訴求することができ、自社の認知度に関わらず直応募を増やすことが出来るので、改めて力を入れて取り組もうという方針になった。
2.リファラル採用の課題
会社の規模拡大により社員数が増える中で、社歴の浅い社員も多くなり、自社の採用に関して詳しく知らない社員が増えてきた。会社がどんな人材を求めているのか、どのようなポジションに人を求めているのか分からないという声が増えた。
採用に関する情報の発信はしていても、社員にわかりやすい形で情報が届いていない、紹介できそうなタイミングですぐに募集中のポジションがわからないなど、必要な情報を身近に流通させることが出来ない課題があった。
また、発信した情報がどのくらい社員にちゃんと認知されていて、どのくらい行動してくれているのかがわからず、情報浸透においてもどこに課題があるかも分からない状態だった。
3.ツール導入での改善
リファラル採用(MyRefer)への参加率が96%超、社員の3人に1人は紹介を実施、そのうち10%が応募に繋がっている。
理由は2点。
①入社タイミングでの案内
中途入社者に案内。前職のつながりが多い中途入社者にスピーディーに案内を行う。
②社内での声掛け
草の根活動で声掛けを実施。他拠点にはメール・電話で案内。
急成長する企業の最大の課題は人材。量と質を求める中でエージェントでは限界がある。最も費用対効果が高くスピーディに成果を出せる方法がリファラル採用。自社の信頼できる社員が優秀な人材に声をかけ、仲間を増やしていく。そして大事なことは、なんとなくやっている状態ではなく、数値を把握し、仕組みとしてリファラル採用を機能させること。導入して満足している企業が多く、そういった企業のほとんどが制度の形骸化を起こしている。そうなるとむしろ逆効果であり、人事から見ると、積極的に紹介するような社員がいない。社員から見ると、紹介できるような会社ではない。そのような評価になる。紹介を活性化させ、紹介をしている社員の事例を共有していくことで社員の意識は徐々に変わってくる。
成長する企業の採用はリファラル採用。