終わりダッシュの速さ

五歳息子が保育園からダッシュで帰宅。
興奮の第一声は「動画出来たよ！」
授業参観用映像。（※今年もリモートのみ）
先週の梅雨明けに収録していたらしい。

内容は体育（サッカー）。
ボールを扱う前の基礎訓練。
赤、青、黄、緑 ――園児には大きいビブスが可愛らしい。
が、始まるとチーム競争に皆真剣。

先ずはハードルリレー。
「僕、倒しちゃうんだよ」と息子が解説。
確かに歩幅が合わずなぎ倒して進んでいた。
タイムロスだが、列に戻ってくる速さでカバーする。

マーカー取りは６つの丸板を四人で取り合う。
相手陣地のも奪いつつ、最初に３つ集めたら勝ち。
瞬発力と視野を鍛えるゲーム。
「これ見てて。二回とも勝つから」
おお。すごい。やったじゃん。
得意満面の息子はこれを私たちに見せたかった様子。

私的な見どころは授業終了後。
「では、水分を取ってください」
先生が挨拶を終えるや、息子が猛然と水筒のあるベンチに走る。
「四人しか座れないから」

今日一のダッシュを見せた瞬間。

白南風に競ふビブスの色四つ

（しろはえにきそうびぶすのいろよっつ）

季語（晩夏）： 白南風（しろはえ）

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※昨年の授業参観の様子はこちら。懐かしいなあ。