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おとな女子こそ南イタリア番外編:サレルノ近郊こんな見所

おとな女子の南イタリアデビューには、前出の理由でサレルノ拠点をおススメしたい!じゃぁ、サレルノに宿を取ったとして、どんなところへ行けるの?という方へ、個人的な推薦はこんな感じ。

Pompei/ポンペイ

世界史の教科書に漏れなく載っているであろう、西暦79年のヴェスヴィオ火山の噴火で埋もれたポンペイ遺跡:Pompeiiの所在地。古代ローマの遺跡であるものの、モザイク柄の壁や床、古代ギリシアやエジプトの神々を祀った神殿跡も見つかるなど、その多様さに驚きます。遺跡好き&歴史好きにはたまらない観光地でしょう。ヴェスヴィオ火山の噴火による‟遺物”から判る、当時の人々の進んだ暮らしぶりにもビックリ。ただ、有名な石膏の遺体は想像以上に生々しいので、夢でうなされそうな気配がある人は、横目でスルーした方が良いかも(実体験)。

遺跡内は意外と広い上(というかかなり広い)、陰になる場所がほぼ無いことを知ってから行くべし。帽子と飲み物はマスト。真夏は止めた方が良いですね。サレルノ駅からポンペイ駅まで40分ちょっと、列車1本で行けます。

Caserta/カゼルタ

サレルノからはローカル列車で1時間、駅を出たら目の前にデデーンと巨大な王宮と広大な庭園が現れるので、ちょっと不思議な感じになる場所。こんな辺鄙な所(今は)に突如現れる絢爛豪華な宮殿ですが、フランスのベルサイユ宮殿に対抗して作らせたと聞けば納得すると思います。庭を歩いた感じだと、ベルサイユよりもしかしたら広いんじゃぁ?と。こちらも、庭に出てしまったら影となる場所がほぼ無いので、お天気の良い日、暑い日は、帽子が無いとツライです。映える場所でもあるので、ちょっとお洒落して行って、記念撮影したら素敵かも。

Cava de' Tirreni/カーヴァ・デ・ティッレーニ

古代ローマ時代から人が住んでいたという、中世の面影がたっぷり残った小さな町。長く続くアーケードや、洞窟の下にあった修道院など、古い歴史を感じるモノが沢山。特に何がある訳でじゃなく、街並みを楽しむ場所。ここを訪れた人はツウと言って良いんじゃないでしょうか。サレルノからはCava de' Tirreni駅まで3駅。車では市内中心部まで約20分。

Romagnano al Monte/ロマニャーノ・アル・モンテ

ナポリの東140km、海抜650mの小高い山にあるここは、街全体が廃墟となっているちょっと珍しい場所。1980年、カンパーニャ州とバジリカータ州を襲ったM6.9の地震(イルピニア地震)の被害に驚いた人々は(ほとんど地震に見舞われたことがない地域なので)、町を捨てて別の地域に住むことを選んだため、この町は被害の跡を残したまま放棄されたという訳。広場に建っていた大時計が、地震が起こった時間のまま倒れていたりします。人の気配、暮らしの温かみなどが全くないので、ある意味、映画のセットの様な感じ。

サレルノからは車で1時間。ここへ行った貴方、相当なツウと威張って良いと思います!

Napoli/ナポリ

言わずと知れた人気観光地。『ナポリを見てから死ね』は、ゲーテじゃなくても呟きたくなります。ヨーロッパ大陸で唯一の現存活火山:ヴェスヴィオは、ポンペイの町を一夜で埋もれさせたことで有名ですね。時々、煙が上がってはニュースになりますが、ヴェスヴィオが一番美しく見える場所でもあり。晴れた日のナポリ市内の高台からのパノラマは、正に絶景。

昔から、イタリアの中でも突出して治安はよろしくなく、残念ながら今も変わらず。イタリア人でさえ、ナポリへ行く時は高価な貴金属を外し、ファスナーで口が閉まるバッグを持って行くなど、気を使っているのですよ。

サレルノからはIC特急でナポリ中央駅まで最短38分、SITAのプルマンは約60分だけど、ナポリ旧市街近くまで行くため、そのまま直ぐ街歩きに入れて便利。ただし、時間帯によっては通勤通学/ちょっとナポリへお使いという人々で超満員、立ち乗り当たり前、というか乗れない場合もあるので、その点注意が必要。

※ナポリは街歩き編を別途UPします!

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おとな女子こそ旅に出よう!TravellinGorgeous®トラベリンゴージャスbyマダム・カズエ
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