やんごとなき旅情報:モナコ2024
政府観光局のワークショップやイベントは、各々のお国柄をも感じ取ることができるため、プレゼンテーションの内容以外にも感心するところが多々あり実に興味深いのです。それぞれ会場自体から既にその国の特徴をアピールしているので、その国がどういう方向で日本人渡航者の増強に努めているのか、良く判るという訳。だから、どこが良いとか、そういうことではなく、各国の個性を良く知るためにとても勉強になる機会でもあります。
6月初旬、モナコ政府観光会議局主催のランチ会に参加させて頂きました。
会場から‟モナコ”感満載!
モナコ政府観光会議局が選んだ今年の会場は、BVLGARIホテル東京!『皆さんからの参加する旨の返信がいつになく早かった』 とのことでしたが(笑)、会場選びのセンスとプレゼンテーションの進行は、毎回本当に素晴らしい。ちなみに、前回はリッツカールトン東京の大きなシャンデリアが連なるボールルームにて、着席でコース料理を楽しむスタイル。モナコ、じゃないですか?
会場入口で、モンテカルロ・ソシエテ・デ・バン・ド・メール日本事務所の伊藤さんにご挨拶したところ(TravellinGorgeous®チャンネルVol.16-19ご出演いただいています)、流れで日本オフィスのトップ:シルベスタ典子さんをご紹介くださったので、毎年の会場選びの素晴らしさなどハイテンションでお伝えしたところ、『今年はここしかない!今しかない!って決めたんですよ~!』と仰っていました。
‟Like Nowhere Else”
モナコ観光局がグローバルに展開しているキャッチフレーズは『Like Nowhere Else』。日本語では『比類なき場所』と訳されています。モナコ公国特命全権大使:ディディエ・ガメルダンジェ閣下のご挨拶に始まり、『モナコが比類なき美しい国である5つの大きな理由』 を多くの映像と共に、最新情報のプレゼンテーションが。
皇居の約2倍という小さな国土に、モナコは世界中の富とラグジュアリーが集まる場所というのは、皆さんが良く知るところ。5ッ星ホテルの最上級:パラスの称号を持つHôtel de Paris Monte-Carlo Monaco、カジノ、F1モナコグランプリ、国際ヨットショー、などなど。
ですが、意外と知られていないのが硬派なモナコの顔。環境保全活動に積極的に取り組んでいる国のトップリストに名を連ねています。国を挙げて、2030年までに55%の温室効果ガス排出を削減、2050年までにカーボンニュートラル実現を目標にしているとのこと。
ラグジュアリーな方では、来日していたフェアモント・モンテカルロのセールスディレクター:伊藤孔志氏より、リニューアルオープンしたホテルの客室やレストラン、プールなどについての最新情報がお披露目されました。こちらのホテル、F1モナコグランプリのヘアピンカーブの目の前にあるホテルとして有名ですね!反対側は、なんと地中海に‟突き出た”形で客室があるんですよ~。
更に、前出のモンテカルロSBM 日本事務所代表:伊藤宏和氏からは、オテル・ド・パリの情報を始め、この夏オープンするレストランなどのニュースがシェアされました。
モナコのホテルの関係者の方は、どちらもMr. 伊藤なのです!
環境保全のトップランナー
そもそも、モナコ公国元首のアルベール2世殿下が、熱心な環境保護推進家として有名ですよね。マグロの乱獲に強く反対していることは、日本のニュースでも大きく取り上げられたので、ご存じの方もいらっしゃるでしょう(モナコでもお寿司は大人気ですが、どのお店でも寿司ネタにマグロは無いそうです)。
環境に配慮した活動は、国内のあらゆる場面で取り入れられていて、例えば、名だたる5ッ星ホテルやミシュラン星付きレストランが、自家菜園を持つようになったり。交通手段では、電動自転車(MonaBike)や太陽光発電水上バスなど、エコな乗り物が主流となっていたり。
太陽光発電システムも積極的に設置され、使用されているそうですよ。温暖な地中海気候で、年間の平均晴天日数が300日を超えるモナコだからこその、再生可能エネルギーと言えますね。
安心安全な旅先
世界中の富や財が集まっているのにも関わらず、犯罪発生率は非常に低いのがモナコ。ヨーロッパで一番治安が良い国と言われる理由のひとつは、皇居の約2倍という小さな国なのに、警官の数は800人もいること!また、街中の至るところに監視カメラが設置されていることもあり、例え真夜中でも、女性が高級ジュエリーを身に着けてひとり歩きができるという、稀有な旅先なのです。
この辺りは、TravellinGorgeous®チャンネルVol.16でも、モンテカルロ・ソシエテ・デ・バン・ド・メール日本事務所の伊藤さんがお話くださっていますよ。
旅先での安全確保のため、常に周囲を気にしなくても良いというのは、トラベリンゴージャス®世代のおとな女子にとって、とても有難いこと。無駄に緊張しなくて済む分、旅を存分に楽しめますよね。
ミニ知識として、モナコの警察官の皆さんは観光ガイドとしてのトレーニングも受けているということで、観光客がマゴマゴしていると、ササっと近づいてきて助けてくれるそうです!
知れば知るほど、おとなの旅先ということがお解り頂けるのではないでしょうか?
余談ですが、スタッフ=裏方・事務方ということで、服装から黒子に徹する現場が多いのではないでしょうか?お迎えする側=ホストということで、それなりにお洒落したって良いはず、と常々思っている私としては、モナコ政府観光会議局東京オフィスの皆さんの、当日のお洒落姿も楽しみのひとつ!前回はモード満載のブラックコーデでカッコ良かったですし(細ストラップのサンダルが超ステキでした)、今年はマキシ丈の華やかゴージャスで、これまた素敵な装い。こういう細かい部分でも、‟モナコっぽさ”を表現し、追及しているところが、流石です。
日本人に向けた特別ウェブサイト、monacotabiでモナコの魅力をチェックしてみてください。
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