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国家公務員試験総合職(人間科学区分)の勉強法(全体編)

国家公務員総合職試験は人間科学という受験区分がありますが、受験者が少ないため、予備校で講座が開講されていなかったり、周りに仲間がいなかったりと情報が不足しがちな区分です。
この記事では、人間科学区分(大卒)の教育・福祉・社会系で受験し、合格した勉強法について書き残しておきます。参考になれば幸いです。


優先順位をつける

国家公務員総合職は1次試験で基礎能力(30問)、専門多肢(40問)、2次試験で政策論文(1問)、専門記述(2問)、人事院面接があります。とにかくやることが多いように感じます。
限られた時間の中ですべての対策はできないので、配点の大きい専門多肢、専門記述を中心に対策しました。専門記述は対策がしにくいので、専門多肢の過去問演習知識のインプットを重視しました。(人によって得意苦手は違うので一概には言えませんが…)

目標点を決める

公務員のライトの情報を参考にしていました。https://senseikoumuin.com/sougoushokubairitu/#i-6

【人間科学(大卒)の合格ビジョン】
教養⇒平均点+5問:88点
(目安:23問/40問)
専門択一⇒平均点+8問:142点
(目安:26問/40問)
TOEIC等の英語資格加点:15点
(目安:TOEIC600~730点)
政策論文⇒平均点:66点
(目安:6点/10点)
専門記述⇒平均点:166点
(目安:22点/40点)
人事院面接⇒C評価:97点
(ここまで引用)

点数計算はややこしいので、とりあえず基礎能力24/40、専門多肢26/40を目標にしました。基礎能力は24年度から30問になるますが、6割程度で推移すれば18問/30問ぐらいだと思います。

過去問を解く

人事院に過去問を請求すれば、5年分の過去問が手に入ります。解答はついていますが、解説はないので、解いた後は間違っている部分を自力で探します。
大学のキャリアセンターに行けば、5年分より前の分も手に入るかもしれません(自分はそれで8年分手に入れました)。
個人的には、過去問演習がおすすめです。とにかく解いて、傾向を知り、間違えた問題はなぜ間違えたのか、正解以外の4つの選択肢はどこが間違っているのかを丁寧に調べ、その周辺の知識もついでに勉強していました。効率よく点数を取れるようになるために、どの分野が出やすいかなどを解きながら把握していきました。
過去問は8年分×2周しました。

模試を受ける

模試は受けた方が良いと思います。自分の立ち位置が分かるのと、解説付きの問題が手に入るのでおすすめです。(解説付きの問題は非常に助かる…)

おわりに

周りのレベルが分からない中、勉強するのは大変だと思います。自分も大変でした。点数を目標にして昨日の自分と比べることで頑張って行きましょう。
試験合格までは不安だと思いますが、頑張ってください!

参考(実際に自分がやったこと)

スケジュール

8月~:国家総合職 教養試験 過去問500(実務教育出版)
(試験勉強のモチベが下がり、後期は大学の授業に力を入れた)
1月~3月:専門多肢過去問演習、スー過去(教育学・心理学)、社会学
1次試験後:2次試験対策(過去問演習、添削)

使った参考書(使用度★★★~★)

教養試験対策
国家総合職 教養試験 過去問500(実務教育出版)★★★
公務員試験 速攻の時事(資格試験研究会)★

専門択一対策
公務員試験 新スーパー過去問ゼミ6 教育学・心理学(実務教育出版)★★★
教職教養らくらくマスター(実務教育出版)★★
公務員試験 本気で合格!過去問解きまくり! 17 社会学(LEC)★★
はじめてでもよくわかる!社会福祉士入門テキスト(成美堂出版)★

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