
朝日カルチャーセンター2025年1月期の文芸翻訳講座
朝日カルチャーセンターでわたしが担当する文芸翻訳講座は、2025年1月期についても、すべてハイブリッド形式(教室・オンラインのどちらでも受講可)でおこなう予定です。新宿教室・横浜教室・中之島教室のすべてで受付がはじまりました。引きつづき、全国どこでも(海外でも)受講できる形なので、関東・関西以外にお住まいのかたもどうぞ。
朝日カルチャーセンター全体のトップページの最上段にある検索窓に講師名を入れてもらえれば、現在受付中の講座がわかります。教室名を選んで再検索すると、その教室の講座のみが表示されます。
3教室とも、従来と同じ時間帯に「英米小説の翻訳」(要予習)が開講されます。
そのほか、今期から横浜教室で1期おきに「誤訳を減らして英文読解を鍛える」(要予習)が開講されます。
また、今期も中之島教室と新宿教室で公開対談(予習不要)があります。今期は中之島教室に翻訳家の夏目大さん、新宿教室には韓日翻訳者の小山内園子さんをお迎えします。
中之島 1月25日 ノンフィクション翻訳を熱く語ろう(ゲスト・夏目大さん) 【ふだんより1時間遅く、17時30分のスタートです。ご注意ください】
新宿 2月1日 なぜ韓国現代文学に魅せられるのか(ゲスト・小山内園子さん)
「英米小説の翻訳」は、新宿と横浜は1時間半×3回、大阪は3時間×1回の形でおこないます(大阪は扱う量が約3分の2です)。原則として、長短編小説の一部をていねいに訳し、全員の訳文を全員に配布して細かく検討していきます。1月期はオー・ヘンリーの "The Gift of the Magi" (賢者の贈り物)を扱います。
新宿は火曜午前・木曜夜・土曜午後の3クラス(どれかひとつを受講)、横浜と中之島は土曜午後の1クラスです(中之島は今期のみ、ふだんより1時間遅い14時のスタートです)。
「英米小説の翻訳」では、英文の訳読のほかに、各期ごとに指定した本(おもに翻訳書または周辺書)を読んできて簡単に感想を言ってもらう時間を少しとります。今期の課題書は『〈弱さ〉から読み解く韓国現代文学』(小山内園子、NHK出版)です。
◎「英米小説の翻訳」の日程とお申しこみページは以下のとおりです。
・新宿火曜午前(1月7日&2月4日&3月4日、10時から11時30分)
・新宿木曜夜(1月9日&2月13日&3月13日、19時から20時30分)
・新宿土曜午後(1月18日&2月1日&3月1日、13時30分から15時)
・横浜(1月11日&2月8日&3月8日、15時30分から17時)
・中之島(1月25日、14時から17時)【今期のみ、ふだんより1時間遅い14時のスタートです】
◎上記の予定には書かれていませんが、「英米小説の翻訳」ではほかに自主提出課題を設け、提出してくれた人には1時間の無料オンライン解説授業をおこないます。
また、クラス生対象の読書会(会場参加のみ)も3か月に1回、新宿教室の近くでおこなっています。
◎また、1月期から横浜教室で新講座「誤訳を減らして英文読解を鍛える」を開講します。過去の翻訳クラスで扱った英文などから、誤読・誤訳が特に多かった個所を選び、日本人が最もまちがいやすいポイントを検証しつつ、英文誤読の原因を徹底究明していく講座です。毎回、14問の誤読しやすい英文(うち2問は長文の一部)を事前に訳してもらい、講師が個別に採点して簡単なコメントをつけたうえで、当日ていねいに解説します。翻訳学習者だけでなく、英文読解力をさらに向上させたいすべての人にお勧めします。
1期(3回)のみで完結するクラスで、2025年1月期のつぎは1期飛んで7月期に開講する予定です。内容は初学者だけを対象としているわけではなく、中上級者が受講してもじゅうぶんな手応えがあります。
また、必修課題書の『日本人なら必ず誤訳する英文・決定版』『「英語が読める」の9割は誤読』などについて、受講者から事前に質問を募り、なるべく多くについて回答します。
「英米小説の翻訳」の前の時間帯(13時30分から15時)におこない、同時受講も可能です。
誤訳を減らして英文読解を鍛える
横浜(1月11日&2月8日&3月8日、13時30分から15時)