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『ストーナー』&『オリンピア』どこが似ていて、どこがちがう?

 YouTubeチャンネルで動画「『ストーナー』&『オリンピア』どこが似ていて、どこがちがう?」を公開しました。約2時間に及ぶ、わたしも含めた6人によるトークです。
 出演者は以下のとおりです。

 酒井七海(もくめ書店
 ダイチ(文学ラジオ 空飛び猫たち
 ないとうふみこ(翻訳者)
 樋口真理(北烏山編集室
 ミエ(文学ラジオ 空飛び猫たち
 越前敏弥(翻訳者)

 わたしの訳書『オリンピア』(デニス・ボック、北烏山編集室)が刊行されたとき、何人もの知り合いが、『ストーナー』(ジョン・ウィリアムズ、東江一紀訳、作品社)と似ているのではないかと指摘してくれました。装幀が似ている、そして訳書が世に出るいきさつが似ているというのもありますが、内容についてもたしかにいくつか共通する要素があると思います。
 一方、作品のテーマや語りの構造など、明らかに異なる部分もあり、この2作の共通点と相違点について掘りさげていくことで、何か新たに見えてくるものがあるのではないかと考えたのが、今回の公開座談会を企画したきっかけです。
 集まってくださったみなさんは、全員が海外文学好きで、この2作も愛してくださっています。
 両作を未読でも問題なく視聴できます。

 東江一紀さんの没後10年を迎えるにあたって、先日書いた記事はこちらです。「東江一紀名訳集」のダウンロードもできます。

 また、命日である6月21日の夜にジュンク堂池袋本店で「『ストーナー』刊行10年、翻訳家・東江一紀没後10年」というトークイベントが開催されます。出演はわたしのほか、『ストーナー』の翻訳協力者である布施由紀子さんと、『ストーナー』をこよなく愛することで知られるオモコロ編集長の原宿さんです。当日は『ストーナー』をはじめとする東江さんの訳書のほか、わたしが編纂した東江さんのエッセイ集『ねみみにみみず』についてもくわしくお話しします。
 会場参加とオンライン参加の両方がありますが、会場参加の場合はお席の数がかぎられているので、お早めにお申しこみください。


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