死にたい夜に限って
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傷だらけの努力や血だらけの想いが報われなかったり、どれだけ踠いても自らの運命を変えられなかったり、周りの期待を気にするあまり自分を見失ったり、本当に信用してた人たちが誰も味方になってくれなかったり、そんなことばっかだから「残酷だったなぁ人生は」なんて呟いちゃうこともあるけど、それでも今日まで線路に飛び降りずに済んだのは、ほんの僅かなハッピーエンドへの期待を抱いてしまっていたから。でもそれも今日で終わり。現実がどれだけ真っ暗な荊の道だったとしても、絶望のブラックホールに吸い込まれてしまっても、その道の先に光が見えることを夢見ながらスキップしてたあの純粋な少年はもういないらしい。散々なんだよな、人生は。
『ハッピーエンドへの期待は棄てるなよ?どうか元気でね、』
20220110
報われない恋とか
地獄のような毎日とか
不安な将来とか
消したい過去とか
苦しい記憶なんてものは全部アルコールで消毒できたらいいけどそんな都合の良いことできないし流し込んだ40度のウォッカも一時的な鎮痛剤に過ぎないし、ずっと心に絡み付く憂鬱はあのウイルスみたいにアルコールなんかでは消し去れないけど。
でもこれがあれば君をホルマリン漬けにできるし君と僕で永遠になれる
20220111
死にたい夜に限って思い出すのはいつもあの人のこと。
死ぬ瞬間、幸せを願うのはきっとあの人のこと。
死ぬ瞬間、あの人の隣で笑う誰かを呪う悪魔はきっと僕のこと。
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