生きてればいつかいいことある、死なないで。 その言葉が大嫌いだ。 前世でどんな悪いことをしてしまったのか分からないが、ぼくは”玄関を開けたらいる人たち“の家庭に産まれた。いわゆる“宗教2世”だ。 日本ではまだあまりこの問題が有名ではないので、少し説明させてもらう。 親がなにかの宗教を熱心に信仰している家庭に生まれ、親が持つその信仰を受け入れることを強制された子供たちのことを“宗教2世”という。これを聞くと“自分も小さい時から初詣に行ったり仏壇に手を合わせたりしている、
6/18 AM11:07 祖母が亡くなった。 死因は大動脈乖離。88歳だった。 狭心症を患っていた祖母は6/15の夜、突然息苦しさと腰の痛みを訴え自ら119番通報を行った。ニトロを2度摂取しても治らない痛み、さぞ苦痛だっただろう。その後緊急入院し6/16には親族が病院に集った。祖母は痛み止めを含め様々な点滴に繋がれていた様だが、産まれは信州、流石大和撫子である。凛とした背筋とシャキッとした発言で、見舞いに訪れた親族に丁寧にお辞儀をし、「申し訳ない」と誤った。その後母からこん
苦しい、息ができない、涙が止まらない、あの日に戻りたい、全部なかったことにしたい、もういい消えたい。宗教から離れても、まとわりつく怨念。生まれたことが間違いだったんだぼく
あなたに届く詞の書き出しってなんだろう なんて思いながら描き出した魂達は なにものにもならず此処を彷徨って 愉快なメロディも痛快な結末もこの頭の中 煙を吸い込んで憂鬱を吐いて 泣きながら呷った不味い酎ハイ あの人に憧れて描き始めた詞たちは 何者にもなれない僕を嘲笑う 今年も季節巡って僕は此処を彷徨って 大して生きてもないのに生き飽きたフリしてる 過去を吸い込んで明日を取り去って 苦い酎ハイと味のしない錠剤に今宵も頼って なにものにならなくていい、そのままでいて あなた
藍の季節の幕開けだ シャツの袖をまくり晩夏が届ける囁きを感じるサラリーマン 仕事帰り凹んだ帰り道みんな人間なんだななんて古臭いこと呟いちゃう完璧なんて幻想は花火みたいに吹っ飛ばしたよ 肌寒くなり始めるこの季節に、隣にいてほしいのは誰? 弱い僕を認めて包み込んでくれる貴女は誰? 僕の弱さを見て、舐めて、包んで、君で溶かして 夕暮れは早まり涼しげな風を肌に纏う 金木犀の香りはまだ先だろうか、 愛しくて、甘くて、悲しくて、もどかしい‘ナニカ’を 漂わせるあの藍は今どこにあるの
どう生きれば、何を信じれば、自分はどうすれば。歩くのにも生きるのにも止まる事にも疲れたのです。あの時聴いてた曲に希望は見出せなくなり、あの頃縋った人とはこの壁が邪魔をし、どのアンセムも地獄への行進曲にしか聴こえなくなりました。あの頃の私は、あの頃の光は、あの頃の花束は。哀を込めて
処方されている錠剤をアルコールで流し込み意識が朦朧としてきた。最後に僕は夢を見た 小さい頃の自分がいた 父と母、姉に囲まれて幸せそうに笑っていた 産まれた環境故に、その環境へと導いた家族を憎んだり嫌ったりすることがあった。 それでもぼくは家族が大好きだ。 両親へ 今まで沢山迷惑をかけてしまい申し訳ございませんでした。いつも大きな愛を注いでくれてありがとう。あなたたちの子供に生まれることができて幸せでした。 姉へ 貴女の弟でいることはとても楽しかった。沢山の輝かしい思
常識や愛から乖離したこの空で、風船は今日も棘にぶつかる。萎んで落下する最中、暖かいものを思い出す。がそれもシュルシュルと抜け出していく。やがて地に落ちる。広大な地に包まれる。風船は幸せな夢を見る。暖かいものを思い出す。幸せに包まれて、彼は決して覚めない夢を見る。幸せな夢を見る
この先どうやって生きていけばいいんだろうか 最近そんなことばかり考えてしまう 自分を殺して誰かの犠牲になることを求められてきた20年間だった。今、いざ自由になった時、目に映るのはやりたいことも楽しいこともない、と死んだ目で佇む自分だった。彼は日々を惰性で紡ぎ、自分を受け入れてくれる環境と酒と薬の海をぷかぷかと浮いていた、甘えていた、甘えながら、この先どうやって生きていけばいいんだろう、と考えていた。 怠惰の海にぷかぷかと浮かびながら、気付けば歳を重ね、世界が広がるにつれて
忘れたい人のこと、伝えたかったこと、認められたかったこと、ずっと味方でいたかったこと。遠い日の君を連れて今日も新しい明日が始まる。明日の僕は山を超えられるだろうか。荒れ狂う嵐の中、君に縋らずに嵐を耐えられるだろうか。訪れる新しい朝に君を置いて、独りで目を覚ますことはできるのか
煙草が嫌いと言う君の横顔が僕を刺した 君は僕がヘビースモーカーだなんて知らないんだろうか僕は君を知っていた 知っていた 君の好きな映画を何度も見返して泣いた 君の泣く場所も結末も、好きなあれもこれも全部知っていた つもりだった 分かってた 分かってた 君も僕を知ってると思ってた 思ってた 思ってたはずだった、 君は僕を知らなかった 君と引いた御神籤は2人揃って末吉だった 待人 来るでしょう ってここに居るでしょうなんて言えないでしょう 君の知らない僕を見せ
この国にはラリってる時のノートなるものがあるらしいから僕もパキッてる時のノートなるものを書いてみるああ怠い死にたいって思いながら普通の錠剤を5回分くらい手に出して水で流し込むんだそしたらあたまがふわふわしてきて気づいたら足取りも軽くなるのさ炊飯器から直で米を貪り食ったりただひたすら水をがぶ飲みしてビチャビチャの服のままベッドに飛び込んで追加で睡眠薬を飲み込むんだそしたらドープなおんがくがAirpodsから流れてきてさ気づいたらベッドの上でリズムの合わせて体を波打たせてるのよ気
どうしようもなく消えたい これ以上生きたくない 今すぐにでも首を吊ってしまいたい そんな感情を今まで抑止してきてくれた理性は もうすぐで働かなくてなってしまうだろう。 最近親から本当に愛されてないことが分かってしまったし、大好きな友達はいるけど相手からしたら大勢いる友達の中の友人Dでしかないんだろうな。或いはただのモブか。おまけに唯一の友達数人に、親しい友達で長文の病みストーリー載せたらなんか距離置かれるようになっちゃったし弱音すらどこにも吐けなくなっちゃってちょっと
正義を相手にずっと1人で闘ってきた ずっと味方が欲しかった 悪の味方が欲しかった 反吐が出そうな綺麗事を語りかけてくるような敵ではなく、汚れた価値観をぶつけ合う、そんな味方が欲しかった そんな味方が居れば、生きていける気がした これ以上独りでいるのは我慢の限界だった 死のうとしたあの夜、不意に思った “あと少し我慢して生きれば、全てを理解して自分の居場所を創り出してくれる人に逢えるのでは” でもそんなものは所詮妄想に過ぎなかった オトナとコドモの境を越し、年を
. 傷だらけの努力や血だらけの想いが報われなかったり、どれだけ踠いても自らの運命を変えられなかったり、周りの期待を気にするあまり自分を見失ったり、本当に信用してた人たちが誰も味方になってくれなかったり、そんなことばっかだから「残酷だったなぁ人生は」なんて呟いちゃうこともあるけど、それでも今日まで線路に飛び降りずに済んだのは、ほんの僅かなハッピーエンドへの期待を抱いてしまっていたから。でもそれも今日で終わり。現実がどれだけ真っ暗な荊の道だったとしても、絶望のブラックホールに吸
どうしようもなく消えたくなった時、 「知らんぷりしてないで助けてよ」 って怒りたくなる人のことを 「このまま一緒に何処か遠くに行きませんか」 って伝えたくなる人のことを 本当に大切に想っているんだと思う。 そこには愛も華やかさもハッピーエンドもない。哀と僅かな体温と終焉のみ。