晩夏の紡ぎ
藍の季節の幕開けだ
シャツの袖をまくり晩夏が届ける囁きを感じるサラリーマン
仕事帰り凹んだ帰り道みんな人間なんだななんて古臭いこと呟いちゃう完璧なんて幻想は花火みたいに吹っ飛ばしたよ
肌寒くなり始めるこの季節に、隣にいてほしいのは誰?
弱い僕を認めて包み込んでくれる貴女は誰?
僕の弱さを見て、舐めて、包んで、君で溶かして
夕暮れは早まり涼しげな風を肌に纏う
金木犀の香りはまだ先だろうか、
愛しくて、甘くて、悲しくて、もどかしい‘ナニカ’を
漂わせるあの藍は今どこにあるのだろうか
夏の終わりに、あなたは
何を思う?
秋の始まりに、あなたは何を願う?
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