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「春夏秋冬 こまどり通信」(みなとせ はる著)#創作大賞感想

みなとせ はるさんの創作大賞2024の参加作、「春夏秋冬 こまどり通信」はこちら。

舞台は現代。
主人公は「こまどり色鉛筆絵画教室」で講師を務めるちどり。
亡くなった先代の叔母、「ちーちゃん」から受け継いだこまどり色鉛筆絵画教室、通称「こまどり教室」には、様々な人たちが集います。絵を描きたい、習いたいという人もいれば、「絵を習いに来たわけではない」という人も…。叔母であるちーちゃんの思い、ちどりの思い、2つの思いが交差する時、そこにドラマが生まれる…。

まず、タイトルが素敵です。
全10話となっていますが、大きな話の区切りを春夏秋冬に分けているところにセンスを感じますね。日本の四季は美しいんだと実感します。

絵に関しての小難しい話が出てくるわけではないので、「絵はちょっと…」という方も安心して読めます。絵を通しての人間ドラマと、何より作中に登場する食べもの、お菓子、飲み物などが、とにかく美味しそう…。読んでいて、まるで香りが漂ってくるような描写がいい!

こまどり色鉛筆絵画教室、どこかに実在してほしい。

そして、あったら行きたい!

そう思わせてくれる、心温まる物語でした。

みなとせ はるさん、素敵な物語をありがとうございました。

みなとせ はるさんのもう1つの創作大賞2024参加作はこちら。

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トガシテツヤ
ありがとうございます!(・∀・) 大切に使わせて頂きます!