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【バレーボール篇】パフォーマンスを最大化させる人数とは?

あらゆるスポーツに活用できる
おもしろい運動教材を紹介していきます。

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今日は 『ローテーションボール』



■ 全ポジションを一気に体感

ちょっと変わったルールといえば...
□ チーム内でローテーション
→ 相手コートにボールを返したらすぐ!
□ 陣形は自由
→ ただし、その陣形にした理由を明確に!

ローテーション回数を増やすことで...
ポジション変更が頻繁に起こります。
並行して、ポジションの役割やパスを出す方向なども変わるわけです。ちょっとしたルールの工夫ですが、これがおもしろい。



■ パフォーマンスを引き出す人数

これまで載せてきた運動教材
全て少人数制を採用しています。

私の中で
少人数制を採用する2つの理由


① 学習の機会を増やす
人数を減らし、コートを増やすことをゲームのミニ化と呼びます。ここでは、コート範囲を小さくすることで、コート数を増やしています。このミニ化によって、多くの学習機会が得られるわけです。バレーボールであれば、ボールに触れる回数が増え、状況判断が問われる頻度が増えるなど。

② 個人のパフォーマンスを最大限に引き出す 
これは、リゲルマン理論が関係しています。
以下、簡単に説明していきます。



■ リンゲルマン理論 -社会的手抜き-

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結論
集団で作業を行うとき
人数が増えるほど1人あたりの貢献度が低下

1913年
ドイツのリンゲルマン( 農学者 )が綱引き牽引力の測定実験を実施

その結果...
1人で綱を引いたときの力=100%
2人で綱を引く=93% ( 1人あたりの力 )
5人=70%
8人=49%

おもしろいのは、このあと!
8人の場合のとき、各個人に「あなたはどれくらいの力を発揮しましたか?」と尋ねると、ほぼ全員が「100%です!」と言ったそうです。つまり、自分は最大限に力を発揮したと思い込んでいること。人が増えると無意識に手を抜く心理現象『社会的手抜き』と呼ばれています。

つまり
自分がやらなきゃ!という環境をつくる
少人数は個人のパフォーマンスを引き出せるのではないか?


先ほどのバレーボールに話を戻しましょう。
少人数のほうが、大人数でゲームするより、学習の機会を確保でき、よりパフォーマンスを発揮することができます。

『俺がやらなきゃ誰がする!』

ただ一つ考えておくべきことが...
運動が苦手な子に対してのアプローチです。
少人数だと、逆にそれが「しんどい」と思わせてしまうかもしれません。その子からすれば、まさに地獄のような状況でしょうか。
学習の機会を増やす、パフォーマンス発揮を最大限に...と考えることは重要ですが、それを好まない子もいることを頭に置いておく必要があります。そのまま放ってはいけません。必ず、アプローチしてください。

「なぜ...」と原因を多面的・多角的に考えていくと、きっと、方法が見つかるはずです。


■ 能力を覚醒せよ

□ 定位能力
▶︎ 周囲の人や物との位置関係を把握する力
□ 変換能力
▶︎ 動きを素早く切り替える力
□ 反応能力
▶︎ 合図や相手の動きに素早く反応する力
□ 分化能力
▶︎ ボールなどの道具を巧みに扱う力


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多種多様なご意見をお聞かせください。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

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鈴木 拓資|Takushi Suzuki
最後まで読んでいただきありがとうございます。