軽躁状態を避ける理由

①エネルギーが枯渇するから
 軽躁状態は「界王拳」を使っているのと一緒です。使った後は私たちに自覚がなくてもひどく疲れています。軽躁状態が長いほど精神的なエネルギーが枯渇していき、次に起こるうつ状態が長く長く続きます。
②家族・友人・職場に迷惑をかけるから
 軽躁状態でハッピーなのは私たちだけです。家族は日常を失い、私たちに振り回されてうんざりします。離婚するかもしれません。友人は私たちの度重なる連絡にうんざりします。縁を切られるかもしれません。職場は私たちのミスの多い仕事にうんざりします。解雇されるかもしれません。
③認知機能の低下が起こりうるから
 躁状態では記憶力の低下、注意力の低下、遂行機能の障害などの認知機能の低下が起こりえますが、軽躁状態でも起こりえると私は感じています。脳は軽躁状態のたびにダメージを受け、認知機能の低下が後遺症として残る可能性があります。また双極症は将来的に認知症を発症するリスクも高く、リスクを下げるために軽躁状態にならない方がいいと思います。

 私の軽躁状態は頭の回転数が上がり、いろんなアイデアが浮かんで、気持ちがいいです。しかし軽躁状態で失う物は多すぎます。よって私は軽躁状態になりかけたら(睡眠が短くなったら)薬で徹底的に抑えにかかります。
 あなたはこれでも軽躁状態でいたいですか?賢い患者になって下さい。

追記:双極症の体験記を書いたことなどにより、軽躁状態になりかけです。体験記は気分がフラットになってから続きを書きます。お待ち下さい。

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