双極症は変化を避ける
私たちは日々暮らしていく中で、なるべく変化を避けて生きていくのが望ましいと思う。悪いことだけでなく、よいことが起こっても気分が変動するので、何か非日常的なことが起こったら、私は薬で抑えにかかることもよくある。
生活リズムもほぼ一定が望ましい。寝る時間も起きる時間も、ご飯を食べる時間もお風呂に入る時間もほぼ一定にしている。仕事の日も休みの日も関係ない。お酒を飲むと夜更かしにつながるし、睡眠が浅くなるので、もう数年断酒している。職場の理解もあり、夜間当直をしなくていい勤務にしている。
刺激がない毎日だと思われるかもしれないが、気分の安定には変えられない。年に1、2回旅行に出かけるが、刺激はそれで十分です。家族が食べていけるだけ稼いで、後は家族でゆっくり過ごす。双極症の患者なのに精神科医としてやっていけてることに満足している。「足るを知る」の境地で生きていこうと思う。
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