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(英文法:仮定法未来)if+should~とif+were to~の違いをChatGPTに聞いてみた

高校2年生の二男から、if+should~とif+were to~の違いを選択する英文法の問題について聞かれたので、一緒に調べてみました。もしあなたが英語の学習者だとしたら、どのように説明しますか?今回、ChatGPTさんに質問をしてみたので、ぜひご覧ください。

はじめはインターネットで検索して見つけた記事を読んでみました。そうしたところ、二男が使っている参考書の説明と少し違いがあったので、ChatGPTに聞いてみることにしました。

少々長いですが、もし興味があれば読んでみてください。あなたの理解している内容と違いはあるでしょうか。もしこの説明が誤っているという場合は教えてもらえると嬉しいです。


1.if+shouldとif+were toの違い

自分
あなたは英語のネイティブ話者です。仮定法未来で表す文法表現について、if+shouldとif+were toの違いを教えてください。


ChatGPT
仮定法未来における「if+should」と「if+were to」の違いは、表現される可能性やニュアンスにあります。両方とも未来の仮定の状況を表すために使われますが、以下のような違いがあります。

1. If + Should
用法: 「もし〜の場合には」といった、やや起こり得るかもしれない状況を想定する際に使われます。この表現は、ある出来事が起こる可能性が低いものの、完全に予想外ではないというニュアンスを持ちます。
ニュアンス: 予期せぬ出来事や、ややフォーマルで丁寧な言い回しとして使われることが多いです。
例:
If he should call, please let me know.
(もし彼が電話してきたら、知らせてください。)
If it should rain tomorrow, we will cancel the picnic.
(もし明日雨が降ったら、ピクニックを中止します。)

2. If + Were to
用法: ほとんどあり得ない、または極めて非現実的な状況を想定する際に使われます。これにより、その出来事が非常に低い可能性でしか起こり得ないことを強調します。
ニュアンス: 仮定的で、実際には起こらないだろうと思われる状況に対して用いられます。
例:
If he were to call, it would be a big surprise.
(もし彼が電話をかけてきたら、大変驚くでしょう。)
If the sun were to rise in the west, it would shock the world.
(もし太陽が西から昇るなら、世界は驚くでしょう。)

まとめ
If + Should は、ある程度可能性のある未来の出来事を仮定する場合に使われます。
If + Were to は、ほとんどあり得ない未来の状況を仮定する場合に使われます。
この違いを理解することで、文脈に応じた適切な仮定法未来の表現が使えるようになります。

ふむふむ、なるほど。
二男の使っている参考書には、「If + Were toは、可能性がゼロの場合から可能性がある場合まで、話者の意図で幅広く使うケースがある」と記載されていました。そこで、そのあたりを聞いてみました。

2.if+were toが使われるケースは幅広い?

自分
If + Were toで、可能性がゼロの場合から可能性がある場合まで、話者の意図で幅広く使うケースはありますか。


ChatGPT
はい、「If + Were to」は、話者の意図や文脈に応じて、可能性がゼロに近い場合から、ある程度可能性がある場合まで、幅広く使うことができます。具体的には以下のようなケースで使われます。

1. 可能性がゼロに近い場合
この場合、「If + Were to」は、ほとんど現実的ではない、極めて非現実的な仮定を表します。話者はこの出来事が起こるとは思っておらず、そのために極端な状況を描いているのです。
例:
If the Earth were to stop spinning, it would cause catastrophic changes.
(もし地球が回転をやめたら、壊滅的な変化が起こるでしょう。)

2. 可能性が低いが、完全には否定できない場合
この場合、仮定的であるものの、まだ可能性がゼロではないというニュアンスを含みます。話者はその状況が起こる可能性が非常に低いと考えていますが、完全に除外するわけではありません。
例:
If she were to quit her job, it would surprise everyone.
(もし彼女が仕事を辞めたら、みんな驚くだろう。)

3. ある程度の可能性がある場合
可能性がゼロではなく、ある程度起こりうる場合でも「If + Were to」は使われることがあります。この場合、話者はその出来事が起こる可能性を認識しつつ、仮定的にそれを考察しています。
例:
If we were to implement this new strategy, it might lead to significant improvements.
(もし私たちがこの新しい戦略を実施すれば、大きな改善が見られるかもしれません。)

まとめ
「If + Were to」は、文脈や話者の意図に応じて、可能性がゼロに近い場合からある程度可能性がある場合まで幅広く使われることが可能です。この表現は、仮定法過去のように現実とは異なる可能性を示唆しつつ、可能性の幅を柔軟に持たせることができます。

ChatGPTさん、ここまで丁寧に教えてくれてすごいですね。わたしからの質問が少し誘導質問になっている可能性はあるかもしれませんが、だいぶ丁寧に答えてくれています。本当にこんなに幅広い使われ方があるとしたら答えをひとつに特定する必要のある英文法問題としては少し怪しい気がしますね。そこでこんな質問をしてみました。

3.文脈に依存する可能性がある

自分
英文法の問題で、were to とshouldのどちらが適切かを選択させる問題は適切でしょうか。必ずどちらかしかありえないという正解はあるでしょうか。

ChatGPT
英文法の問題で「were to」と「should」のどちらが適切かを選択させる問題は、文脈次第で作成可能ですが、いくつかの注意が必要です。


1. 文脈に依存する
「were to」と「should」は、どちらも仮定法未来を表す表現ですが、文脈やニュアンスによって選ばれるべき表現が異なるため、必ずしも一方しか正解にならないというわけではありません。文脈があまりにあいまいだと、どちらも適切に感じられる場合があります。

2. 問題の設計
問題を設計する際には、文脈が明確で、一方の選択肢が文脈により適していることを示す必要があります。例えば、非常に非現実的な仮定を表す場合には「were to」が適切であり、比較的可能性のある状況を示す場合には「should」が適切になるように設計することが重要です。

3. 例題
以下のような問題を考えると、どちらが適切かを選ばせることができます。
例1:
If the sun ___ rise in the west, it would shock the world.
a) were to
b) should
正解:
a) were to
この文脈では、太陽が西から昇るという状況は非常に非現実的なので、「were to」が適切です。

例2:
If the CEO ___ decide to resign, the company's stock price might drop.
a) were to
b) should
正解:
b) should
この文脈では、CEOが辞任を決定する可能性は完全に非現実的ではなく、予期せぬことが起こり得る状況なので、「should」が適切です。

4. 曖昧なケースに注意
問題が曖昧で、どちらの選択肢も適用できるような状況を避けることが重要です。特に、現実の英語では、文脈や話者の意図によってどちらも可能である場合があるため、選択肢を明確に区別できるようにする必要があります。

結論
「were to」と「should」を選択させる問題は適切に作成することが可能ですが、文脈が非常に明確で、どちらか一方が適切だと判断できるように設計することが重要です。適切な文脈を提供することで、一方の選択肢が明確に正解になる問題を作ることができます。

これも、予想したような回答をしてくれて、丁寧に解説してくれました。素晴らしいですね。

4.この設問は適切といえるか

では最後に、二男から質問のあった設問を具体的に上げて、適切な問題と言えるか聞いてみました。実際の設問はこんな感じです。あなたは、この設問に自信をもって回答できますか。下線部分に適切なものを選択する穴埋め問題です。
 If you _____ need help, let me know.
  a) could
  b) were to
  c) should
  d) would

自分
「もしあなたが助けを必要としたら、私に教えてね。」という意味の英文は、were to かshouldか、文脈次第で判断に迷うケースに合致しますか。


ChatGPT
「もしあなたが助けを必要としたら、私に教えてね。」という意味の英文において、**「were to」と「should」**のどちらを使うかは、確かに文脈次第で判断に迷うケースに該当します。

両方の選択肢が成り立つ理由
1. If you were to need help, let me know.
ニュアンス: 「were to」を使うと、助けが必要になる可能性が低い、あるいは現実的に想像しにくい状況を仮定している感じが出ます。相手が普段はあまり助けを必要としないが、万が一そのような状況が起こる場合には教えてほしいというニュアンスになります。
2. If you should need help, let me know.
ニュアンス: 「should」を使うと、助けが必要になる可能性がある程度存在する状況を仮定している感じが出ます。相手が助けを必要とする状況が起こるかもしれないと考えており、その場合はすぐに教えてほしいというニュアンスになります。

結論
この場合、どちらの表現も自然に使えますが、ニュアンスの違いを反映させるためには、文脈や話者の意図に依存します。したがって、この文ではどちらの選択肢も成り立つため、選択肢として出題する場合には、設問に付随する説明や状況設定が必要です。そうしないと、学習者にとって判断が難しくなるでしょう。

いやあ、一連のやり取りでとてもよく理解できました。本当の意味での「正しさ」は確認できていませんが、論理的には納得できる回答がChatGPTから返ってきました。

二男から聞かれた設問では、正解は c) should でした。
 If you _____ need help, let me know.
    a) could
    b) were to
  ○ c) should
    d) would
一般的には、これが正解で良いのかもしれませんが、「文脈による」となる可能性もあるとは思いました。英語の学習は難しいですね。


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