交代浴
交代浴と聞くとアスリートが疲労を早く回復させるために行っているものという印象が浮かびますが、普段トレーニングを行っていなくても疲れがとれない様な人にも効果があると最近知ったため今回は交代浴についてまとめていこうと思います。
交代浴とは
交代浴とは簡単に言うと温かいお風呂と冷たい水風呂に交互に入る方法です。
交代浴をすることで自律神経が整ったり、血流の改善により疲労や浮腫みがとりやすくなるといった効果があります。
交代浴の効果
・疲労回復
冷水によって血管が収縮し、温水によって血管が拡張することで血流が良くなり、体内の疲労物質の滞りを防いでくれます。
また、血管が収縮することで交感神経が働き、血管が拡張することで副交感神経が働きます。
冷水と温水を交互のに浴びることで交感神経と副交感神経のスイッチが切り替わりやすくなり自律神経が整うことで疲労回復につながります。
・冷え性や浮腫みの改善
冷え性や浮腫みの原因の一つに血流量の不足もあります。
交代浴を行うことで血流の改善効果もあるため冷え性や浮腫みにも効果があります。
交代浴の方法
銭湯などに行けば水風呂もあるため手軽にやりやすいとは思いますが,家庭のお風呂で水風呂を用意するのは難しいかと思います。
また、冷水に全身つかるというのはきついと思われる方も多いと思います。
そこで今回は、シャワーを用いて行う交代浴の方法をお伝えします。
まず、入浴前にコップ一杯の水を飲み水分を補給します。
まずは湯船に入りしっかりと身体を温めます。
その後1分ほど18度ほどのシャワーを手や足にかけ、再び1分ほど湯船につかるのを1セットとしてこれを3~5セットほど行います。
シャワーは身体全体にかけてもいいと思いますが、いきなり身体全体にかけると心臓にも負担がかかるためまずは手足から始めましょう。
手足のみシャワーをかけるだけでも終わった後は身体があったかく感じられると思うので、体全体に冷水をかけるのはきつい方は手足のみでもいいと思います。
また、特に体の中で重たく感じる部位や浮腫みや冷えが気になる部位にシャワーを当ててあげるのもいいかと思います。
交代浴における注意点
さいごに交代浴における注意点もお伝えします。
交代浴では大きな効果がある分、身体への負担もあります。以下の点に当てはまる方は交代浴を控えましょう。
・高血圧や心臓疾患循環器疾患をお持ちの方
・捻挫や打撲、肉離れなどの怪我をして腫れや熱感があるとき
・発熱や体調不良のとき
・薬を服用している方
・食事直後
・アルコール摂取後
*高齢の方で初めて交代浴をされる方は、一度交代浴をしても大丈夫か、かかりつけ医に相談してから行うようにしてください。
何事もそうだと思いますがどんなことにもいい側面もあれば悪い側面もあります。
何が自分に合っていて、合っていないのか情報が多くあふれている今だからこそしっかり吟味して実践していただけたらと思います。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
感謝・謙虚・敬意
意志堅固
西條 貴則
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