24卒コンサル内定者による就活ゲームを制するマインドセット
はじめに
この記事は、就職活動を一種のゲーム(第1志望の企業に内定することをゴールとする)と捉えた際に、どんなマインドセットで臨むことが重要であるかについて執筆したものです。
私は約1年間の就職活動を経て第1志望のコンサルティングファームに内定しました。
以下に書いた内容は、あくまで私自身の見解です。少しでも就職活動に全力を注いでいる方にお役に立てば幸いです。
伝えたい3つのメッセージ
私は就職活動を通して学んだことはたくさんあります。その中でも特に大切だと感じた学びを3つ紹介します。
①人に答えを求めるな
まず1点目は、「人に答えを求めるな」です。
この言葉の本質は、「人に答えを求めた時点で自分の成長機会の損失になる可能性が高いよ」ということです。
よく後輩から「就職活動何からやればいいかわかりません。」や「何かやっておいた方がいいことありますか?」と聞かれます。もちろんお答えはしますが、自分の内心は「あぁ、もったいないなぁ。この人の成長機会を奪ってしまったなぁ。」といつも思ってしまいます。
例えば1つ目の「就職活動何からやればいいかわかりません。」の問いに対して第一志望の企業の内定獲得をゴールとしたときに、自分だったら以下のように考えます。
①どんな選考フローがあるか(ES,GD,ケース面接,人物面接等)
②そこでは何を大事にみられているか(企業分析,業務理解,論理的思考力,自己分析力,リーダーシップ等)
③その中で自分には今何が足りないか、足りなさそうか
人に答えを求めるということは、この思考プロセスを他人に任せることに近いです。大事なファーストキャリア決定の方向性を他人に任せることにも近いです。
じゃあどうすればいいか。よく「仮説を立てて質問する」、「オープンクエスチョンをしない」とかありますが、それ以前に人に聞かずに自分で考えればいいんです。
自分でもがいてもがいて、試行錯誤して試行錯誤して、考えればいいんです。間違ったらやり直せばいいし、失敗から学んで次に活かせばいいと思います。
自分で考え抜いて出した答えは、真の実践知となります。
②やり抜け
続いて2点目は「やり抜け」です。
この言葉の本質は、「全部終わってから後悔しろ、とりあえずやれ」ということです。
就職活動は、長期戦でもありますが時間との戦い、他の就活生との戦いでもあります。
よく「就活は長期戦なんだからメンタル崩壊して落ち込んでしまったら一回休んだ方がいいよ」という人がいると思います。
私がこれに対して思うことは、休めば休んだ分だけさらに不安に繋がってしまうのでは、ということです。なぜなら、自分が休んでる時間、落ち込んでる時間は、ライバル達(他の就活生)は内定に向けて着々と成長しているからです。
じゃあどうすればいいか。「とりあえずやれ、目の前のことにGRITしろ」ということです。落ち込んでる暇なんてありません。とにかく自分で考えて、書き出すなりアクションに移すなりして、目の前のことにGRITすることが大切です。
③準備に120%かけろ
最後の3点目は、「準備に120%かけろ」です。
この言葉の本質は、「準備して答えれる質問に答えられない人は、企業側からしたらこの子熱意ないのかなと思われる可能性が高いよ」ということです。逆にこの人熱意があっていいなって思う学生は、「深ぼられても深ぼられても、確度高い切り返しが返ってくる人」だと思います。
ここでいう準備は、業界分析や企業分析はもちろんですが面接官から聞かれるであろう想定質問の対策のことです。
よく熱意を伝えるために、「自信を持って話すのが大事です」、「元気よく話して御社に入ったらなんでもやりますよって姿勢が重要」っていう少し精神論よりの話をする人がいたりします。それもそれで大切なことではあると思います。
ただ面接官がこの子熱意があっていいなって思う人の本質的な特徴は「徹底的に準備をして、どんなに深ぼられても深ぼられても、確度高い切り返しができている人」です。
つまり私は、熱意は「思考の深さ」に比例すると考えています。
準備してれば/事前に何回もwhyを繰り返して深く考えていれば、答えられる質問を答えられない人は、熱意のない口先だけの浅い人だと捉えられる可能性が高いです。
だから、「準備に120%かけろ」なんです。これはやろうと思えば誰でもできます。
事前に想定しうる全ての質問を炙り出し、その質問に対してよりストレートに確度高く答えられる回答をいかに持っておくか、その答えに対し面接官はどう深ぼってきそうでそれに対してなんと答えれば刺さりそうか、、、、の繰り返しです。
1つの質問に対して×10回くらいwhyをしていれば、その場で焦って浅はかな回答をすることなどなくなります。
最後に(時間ない人はここから!)
ここまで読んでいただきありがとうございます。
この記事を読んでくださった方に伝えたいことは3つだけです。
①人に答えを求めるな
人に答えを求めた時点で自分の成長機会の損失になる可能性が高い
②やり抜け
全部終わってから後悔しろ、とりあえずやれ
③準備に120%かけろ
熱意は思考の深さに比例する
私自身が約1年間の就職活動を経て、この3つのマインドセットの大切さを学びました。
繰り返しますがこの記事は、就活を一種のゲーム(第1志望の企業から内定を獲得をゴール)と捉えたときにどんなスタンス、マインドセットで臨むべきかについてあくまで私自身の個人の見解として執筆したものになります。
少しでも就活生のお役に立てれば幸いです。