いつまで一緒に眺められるだろう

保育園からの帰り道、電動自転車を走らせて電車を見に行く。

息子は1歳になるかどうかのあたりから電車が好き。何が一体琴線に触れているのかわからないけど、とにかく電車を見るのが好きである。

幸い我が家は都内ということもあり、近くに電車が結構走っている。JR在来線、新幹線、私鉄。少し行けば色々な電車が走るところを眺められる。

毎日帰り道、家と逆の方向を指して「こっち！」。沿線の駐車場前（視界が広いからよく見える）や車が少ない道路端、高架線が眺められるところ、1箇所10分くらいずつ周っては結構な本数を眺める。今の時期、暗くなった中に明るい電車が走ると銀河鉄道みたいに見えたりもする。

私が自転車を降りると「自分も！」となるので2人とも自転車に乗ったまま、前を向いたり横を向いたり、はたまた振り返ったりしながら電車を見る。「はっ！新幹線きた！！」「あっち！こっち！」となかなか忙しいけれど、チャイルドシートのおかげで子の安全がある程度担保されている状況なので私もただただ電車を待ち、眺めることができる。なんというか、こんな贅沢な時間もあまりないと思う。

一通り眺め、キリのいいところで帰路につく。自転車を走らせていると後ろから「い・・・っぱいいたねぇーー！」とホクホクした声が聞こえてきて、こちらもホクホクしてしまう。

寒くなってきたけど、飽きるまでは通おうと思う。

大きくなって、息子が電車を卒業しても、たまに1人で来ちゃいそうだな。と今からしんみりすることもあるけれど、今は、2人で見る電車を楽しもうと決めている。

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