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次のステージに進みたいけれど、どこから手をつけようかと考えているリーダーはここから始めよう。

(写真は江ノ島の背後に沈む夕日:2015年10月撮影)

次のステージに進みたい。でも、どこから手をつけようか。

こう願っているあなたは、人生においてもビジネスにおいても、ある程度の経験を積んでいるのではないでしょうか?

これからスタートの方は、最終的な目標に向かって最短時間、最短距離でスタートの号砲と共に一直線にダッシュです。

それはそれで、とても素晴らしいと思います。私も学生の頃、30歳までに就職先でトップのセールスマンになることを目標にしていました。就職したら最短時間で最短距離を走り抜いてトップになると決めていました。

そのようなスタートダッシュを通して様々な経験を積むことは有益です。

スタートする前から余り計算し尽くさない方が良いと私は思っています。

何でも挑戦だと受け止めて、自分の決めた目標に向かって突き進むと、思いがけない壁や課題に直面することもあるでしょう。

それでも、あきらめたり問題回避をしたりせずに前進することで、ある意味において効率的に様々な経験をすることができるようにも思います。

これからスタートする方にも多少は共通するかもしれませんが、既にスタートきってある程度のところまで到達した方々の話しに戻ります。

次のステージに進むためにどこから手をつけるか?

次のステージを明確にする前に

次のステージに進むためには、自分にとって次のステージが何であるかを明確にする必要があるでしょう。

もしかすると、次のステージが自分にとってどのようなものであるか、既に明確にしてあるかも知れません。

どちらであっても、次の一歩を踏み出す前に、一旦振り返りの時間を持って、自分の現在地を確認することをお勧めいたします。

ミッションやビジョンによって最終到達点がはっきりしていても、または次のステージでどの位置に進むかについても明確になっていたとしても、現在地が明確になっていなければ、どこに一歩を踏み出すかは、はっきりしません。

もしかすると、どこから手をつけようか?と考えている理由は、現在地点が分からなくなっているためなのかも知れません。

どこかに行こうと地図アプリを開いても、自分がどこにいるか、現在地が分からなければ、お目当てのレストランでも、その日の宿泊場所でも、いくら地図が正確であっても、行き着くことはできません。

「人生の棚卸し」というと大げさかもしれませんが、今までの歩みを振り返って見ましょう。忙しいスケジュールとは思いますが、3〜5時間とれませんか?

そんな時間取れないよ。はい、わかります。

でも、これから次のステージに向かう時に迷走してしまえば、3〜5時間のロスではすみません。これからの時間を無駄にしないためにも、ここで時間をとって頂きたいのです。

これから次のステージに進むために、自分が「現在地ここ」まで来た道のりを振り返ってみましょう

人生の棚卸し

何をどのように振り返るのでしょう。

私のお勧めは、自分の年表を作ることです。

  1. ノートを横向きにして一本の線を書く。

  2. 線の左端に「0」を右端に現在の年齢を書き入れる。

  3. 3色の付箋を用意する。

  4. 順序は考えずに思いつくままに今の自分にとって意味のある<状況・出来事・出会い>の3つの要因を思い返す。この時に自分にとって肯定的、心地よい事だけではなく、否定的、苦しかったことなども含める。

  5. <状況・出来事・出会い>の3つの要因をそれぞれ3色の付箋にタイトルと年(期間)を書き込んでノートの直線の上に貼る。

時間の許す限り、やってみてください。一回で全部を思い出さないかも知れません。一時間やってみたら、また数日おいて30分といった方法でかまいません。

私たちをつくり上げているのは、状況・出来事・出会いであることがわかるでしょう。

これらを通して自分が「現在地ここ」までどのようにたどり着いたのかが分かります。

現在地を明確にする

自分の年表を作ったら、これまでを振り返りながら眺めてみましょう。

  • 何を学んだのか?

  • どのように成長したのか?

  • 何ができるようになったのか?

こんなことを考えてみましょう。

眺めながら、これまでの人生や仕事で節目となるような時期があらわれてくることもあるでしょう。

それぞれの節目と節目の間にタイトルをつける事ができるようなテーマが浮かび上がってくることもあります。

年表の時間軸に沿って、自分自身のライフワークとなる事が浮かび上がってくることもあります。

それらを振り返ったら、自分の現時点を表現してみましょう。

自分自身に対して表現するのは空回りするかもしれませんので、信頼のおける誰かに時間をもらって自分自身について聞いてもらうのが一番早いし簡単ではないかと思います。

言葉で説明しても良いでしょうし、山のぼりや旅行に例えてもよいでしょう。

また、季節に例えながら自分が今いる場所を表現してみましょう。

このプロセスが次のステージに進むために、まず始めに取り組むべきことなのです。

最終到達点も大切ですし、そこに向かうための地図も必要でしょう。

しかし、まずは「現在地ここ」をはっきりさせなければ、迷子になります。


最後までお付き合いくださりありがとうございます。




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