入院中「現在進行形の思い」〜第7日目:
(写真は入院中の蓋付きカップとテレビカード:2022年1月27日撮影)
健(たけし)です。
顔面神経麻痺(ベル麻痺)のステロイド治療で入院しています。
「たけし」という一人のおじさんとして退院するまで、「現在進行形の思い」を書いています。
本日、退院ですので、このシリーズ「現在進行形の思い」をこれで終てようかと考えています。私の病気や苦難の日記でもありませんのでw。
これを読んでくださっている方の為になど全く意識せずに書いて一週間になります。
今回は退院する朝の思いを書きます。
入院そして退院
入院とはしなければいけない時にだけするもの、とかつては思っていました。
しかし、単純にそういうものでもないのだと前回の難病治療の時に学んだのでした。
家で治療をするには様々な事情で困難な場合や通院でもできないわけではないが、万が一のために観察を要する場合など、あるわけです。
どうしても入院しなければならないわけでもないが、入院した方が良いとの判断で入院することもあるのですね。
今回の私の入院でも、ベル麻痺で入院するなんて!と驚かれた方もいらっしゃったのではないかと思います。
放って置いてもほとんどの場合治ると言われている病気です。
ステロイドに対して腎臓病の難病で強い副作用があったため観察が必要だった。
早期集中治療による早期回復を狙う。
後遺症が起きないようリハビリ療法を早期に導入する。
こんなことで今回は入院しました。
ですので、退院の場合もどのタイミングで退院するかについても、もう入院しなくて良くなったら直ぐに退院すると言うわけでもないのです。
副作用は酷くなく、完全に症状が酷くなってから回復することの多いそうですが、私の場合症状がとまったと言うこともあり、主治医は2週間と考えていたようですが、お願いして1週間で退院させてもらえるようにお願いしました。
点滴治療は続きますので、通院でカバーします。
長期入院者のこと
入院治療が終わっても、自宅や施設など受け入れ先のないいわゆる「社会的入院」を余儀なくされている方達がいらっしゃいます。
高齢者がイメージとしてあるのですが、「障がい者」の長期入院もあります。
普段は考えることもないのですが、病院で生活せざるを得ない方々が少なからずいらっしゃることを病院に入院すると思い出します。
どうしたらよいのか全く想像できませんが、すべての人が幸せに人生を全うして欲しい、そう願うばかりです。
退院の朝に思う
私は普段から「最高の自分」に向かって一人ひとりが成長してほしいと標榜しています。その願いは変わりません。
どのような状況にあってもその存在の価値が認められる社会であってほしい。
そして、一人ひとりの特別な存在は、何らかの貢献を伴っていると思うのです。
たとえそれが知的、情緒的、物理的貢献でなかったとしても、その存在によってでも、私たちに「人」とは、「命」とは、「愛」とは何かを問いかけることであったとしても、一人ひとりの存在には意味があると思うのです。
そして、ある時期は貢献があったけれど、特別であったけれど、もう必要ない。そんなことは決してないと思います。
最後の最後まで、たった一人の「特別な存在」として、価値ある人として生きてほしいと思いながら、終わりにします。
随分と偉そうなことを書いてしまいました。どなたも気分を害されませんようにと願いつつ。
最後まで読んでくださってありがとうございます。