火曜日しばらく雑記帳・2023 CW41:note 雑感
この10月11日で note に記事を書き始めて 5年目に突入したことになる。
note株式会社には悪いけれども、相変わらず、マネタイズにもフェスにも無関心、お題やら AI といったいろいろな仕掛けにも冷ややか、それどころかいまだに何のリアクションも設定しないままで続けている。
とはいっても、やはり note には感謝している。書きやすいし編集しやすいし、検索もシンプルで反応もよく的確だ。UIだって悪くない。書いた記事は、PCでもスマートフォンでも軽く閲覧でき、きれいなレイアウトと読みやすいフォントで表示される。なにより、うるさい広告が入らないのがいい。
だから、note 経済圏でお金をもっとまわすようにして、比較的居心地のいい note が、今後も持続できるように微力ながら力になりたいと考えているところだ。何か自分の負担にならない程度にマネタイズネタを入れることはできないか、とも思うが、有料にしたりメンバーシップなどというと、やはり、責任も労力も違ったレベルになる。そちらは私がリタイアしてから考えることにしよう。
有料記事の購読を増やすくらいが私にできることかもしれない。
さて、こうやって記事を書くにあたって、気持の持ちようをシンプルにしておきたいのでマネタイズはおろか、数字も気にしないことにしているが、やはり人の子、職業柄、どうしても数字は気になるものだ。
今年の3月くらいから、それまで毎週日曜日に書いていた「私達はどこから来てどこに行くのだろうか」の読書を軸に哲学と自然科学と歴史を考えるシリーズについて更新できなくなり、週に2本のペースになった。だいぶん楽ではあるが、少々物足りない向きもあろうか、とおもう。
この 1年間で最もスキを集めた記事は1位、2位とも、ポアンカレの「科学と仮説」について考えたところをまとめた記事だった。
3位が私のクリエータページに固定してある「スペンサーの料理(東理夫・馬場啓一「スペンサーの料理」|Shimamura, T. 島村徹郎 (note.com))」、だったが、これは私の自己紹介なのでまぁそうだろう。
4位が柄谷行人「力と交換様式」と加藤文元「・・IUT理論・・」だった。
こうしてみると、このような記事をもっと書きたいとは思いつつなかなか難しい。読書が滞っているのも事実だ。そして、今の私の力量では雑記帳と音楽の記事の週2本くらいが楽にこなせる範囲の限界ではある。
次の一年の課題として、自分の書きたいことをもっと楽に書けるように工夫していきたい、と思っている。
毎週の「火曜日の雑記帳」は安定してそれなりのビュー数もスキ数もいただけているが、やはり、雑記帳は雑記帳だ。幸い、毎週のひっかかった音楽は楽しんでいただけている方もおられるようだし、自分にとってもいい整理になっているので、妙に力が入ってしまうわりに書きっぱなし感が強く雑なのがイマイチだが、こちらは今後も同じ感じで続けようと思う。
ただ、火曜日をすべって土曜日まで遅れることがあったのは少々反省している。あまり看板に偽りがあるのもストレスなので、いくら遅くても金曜日までには投稿しようと思う。
フォロワーさんは微増、いつの間にか facebookの friend 数を超えていた。アクティブなフォロワーさんはそれほど多くはないようだが、こんな文章でも、けっこう読んでいただけているようで嬉しい限りだ。
■ 先週は月曜日の晩に新横浜の事務所に戻り、火曜日と木曜日に川崎のラボに顔を出してきた。
10月に入って急に涼しくはなったものの、まだまだ夏を感じる弁当だ。人参葉も季節の終わりだろうか。間引いた人参なので細くて小さい人参がついている。胡麻和えが美味しい。
それにしても、先週の火曜日はなんだかよくわからないけれども悪い予感がしていた。そんな日は、自分の好きな美味しいものを作って食べて元気出す。得意のチキンカッチャトーラ。
京都のスーパーで立派な加茂茄子のいいのが手頃な値段で売っていたので、新幹線で輸送してきていた。
木曜日のビストロしまむらの夕食は、加茂茄子のグラタン。
茄子を二つに割ってそれぞれ中身をくりぬいて小さめの賽の目に切り刻み、玉ねぎのみじん切りとひき肉とオリーブオイルで炒め、バジルとともにトマトで煮込む。これをくりぬいた茄子に詰めてチーズをたっぷり載せてオーブンで焼く。
焼き加減は、見た目いい感じに仕上がったが、火の通りがもう一歩で、茄子の皮の内側がまだ硬いままだった。人に出そうと思ったら失敗だが、自分で食べるぶんにんはまぁまぁOK、味はばっちり美味しくできた。
秋から冬にかけてこういったオーブン料理が増えていく。
スポーツの日となった10月9日の夕食は、レトルト品を利用して、ハンバーグカレードリア卵入り。
白ご飯をニンニクとバターで炒めてガーリックライスを作って、耐熱皿の底に敷いて、焼いたマルシンハンバーグを載せ、その横に窪みを作って卵を落とし、上から咖喱屋カレーをかけてチーズをオン。180℃のオーブンで10分ほど焼いて出来上がり。
結局、先週の火曜日の嫌な予感は、そのまま嫌な予感のまま残っていて気分はイマイチのまま、今週に突入している。
■先週にひっかかった音楽を少し。
1.ブラジルから素敵なデュエット、Kacá Novais, Badi Assad の "Brisa"
バジ・アサドは大好きなミュージシャンで、この曲も華麗なギターの演奏と歌を聴かせてくれる。ボーカルにギターも息のあったロマンティックなデュエットの相手はカカ・ノヴァイス、この人は初めて知ったのだけれども、最近の人だろうか、ちょっと調べたくらいではわからない。が、シコ・セザールによく似た感じのボーカルと曲、そして複数の楽器をこなすなかなかのミュージシャンのようだ。Spotify では 2021年からシングルばかり数枚リリースされているだけだ。
この人も、これからが大変に楽しみなミュージシャンだ。
2.マリ共和国・サハラ砂漠のトゥアレグ族のバンド、Tinariwen (ティナリウェン) のシングル "Mayssasnan Imanine"。
トゥアレグ族の音楽は、それほど詳しくはないが、以前から少々親しみがあって比較的よく聴いているかもしれない。
他にギタリストのムドゥー・モクターもいい。
3.スペインはバルセロナ出身のバンド KeTeKalles のシングル、Harida がなかなかいい感じだ。
2016年に結成されたバンドだということで、Sombra Alor、Cami López、Ana Toledo、Nadia Lago Sáez の 男女4人がメンバーだ。2016年、2020年と今年、計3枚のアルバムが出ている。
フラメンコ、ラテン音楽、ヒップホップ、最近のロック・ポップを融合させたなかなかソフィスティケートされた音作りで悪くない。
4.アンゴラの女性シンガー、ヨーラ・セメードのシングル "Stay"。
EP "Diario de memorias" からのシングルカットだ。
5.もう一人アンゴラの女性ミュージシャン Smille、やはりアンゴラのアンナ・ジョイスを迎えた シングル "Novo Eu"
ヨーラ・セメードとアンナ・ジョイスについては雑記帳で度々触れている。
哀愁を感じさせる曲も音作りも歌唱も洗練されていて泥臭いところはなく、ほとんどアフリカ色を感じさせない。
■土曜日の朝は 7時半から出走、新横浜から鴨居のいつもの往復のコースを 13.8km 走ってきた。
薄く輝く雲がはるか高く、青空に映えて、風もさわやか空気も気持ちいい。気温は20℃前後くらい。酷暑を乗り越え、とても楽に走ることができた。
月曜日がスポーツの日ということで祝日、土曜日から3連休だったが、天気がよかったのは土曜日だけ、しとしと雨が降っていてどこへも行く予定もなかったし、食べて飲んで読書してちょいと仕事、ニュースをチェックしながらぼんやりと過ごしていた。
土曜日の晩にハマスとイスラエルの衝突のニュースを聞き、ずっと、やりきれない思いでいっぱいだった。
暴力の連鎖がいつか切れて彼の地に平和が訪れる日が来ることを願う。