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火曜日しばらく雑記帳・2023 CW07
トルコ・シリアの地震の被害の大きさが刻一刻と伝わってきていたが、ちょっと何かできないものか、と思っていたところ、2月12日の日曜日、銀座6丁目の 「MishMish - 中東レストラン&バー ミシュミシュ」で「トルコ、シリア地震に対するチャリティーイベントとしてのお食事会」が開催されたので参加してきた。
ずっと気になっていて行けなかったお店だったのだが、前日の晩にFacebookに流れてきた告知を見て、いい機会だと思ったのだ。
小さめのアットホームな暖かい雰囲気のお店で、どの料理もとても美味しく上品な味で、満足した。モロッコの赤ワインを2種類、アレクサンドリア・マスカットを使ったというチュニジアの白ワインも堪能し、最後にアニス系のスピリッツをちょいとひっかけて、17時から20時ごろまでたっぷりと3時間ほど楽しい時間を過ごすことができた。
店主の暖かい人柄や、他のお客様同士の会話もとても面白く、これだけ美味いものを食べさせてもらって楽しませてもらってのチャリティ...ささやかではあるけれど。
出していただいた料理をいくらか紹介しておこう。
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中東の地理を感覚的につかもうと思ったときには、プレートテクトニクスをかじっておくとよい。たびたび大きな地震のあるところ、火山の噴火のあるところは、プレートの境界だ。だから、トルコ南部・シリア・パレスチナは歴史的に度々大きな地震に襲われている。
アラビア半島とシリア・パレスティナの部分はアラビアプレートを形成しており、アフリカプレート、ユーラシアプレート、インドオーストラリアプレートのに囲まれていてそれぞれの境界となる地域、すなわち、地中海に略平行に皺が寄るように走る地溝と山脈、アナトリアとの境界の山脈、そして紅海やペルシャ湾を形成する。プレート間で押し合うところで皺が寄って山脈、引っ張り合うところで引き裂かれて地溝や海溝あるいは湾が形成される
他に、中東やアルメニア・ジョージアといった地域からワインや食材を輸入し販売している "The Ancient World" も地震募金キャンペーンをしているということで、トルコ産の赤ワインと、シリア産のオリーブにアーティチョークの瓶詰を、購入し昨日に届いた。
今度の週末に味わう予定なので、来週の雑記帳に記す予定だ。
■先週は川崎のラボに3回出社した。今週は2回、そんな感じでこの 1Q は進みそうだ。通勤というのもそれほど悪いものではない。
人のざわめくオフィスもいいが、近くのデスクの全然知らないチームの人が誰かに小声で説教しているのがイヤでも聞こえてくることがあったり、イマイチだ。本人は小声にして周囲に聞こえないようにとしているのだろうが、そういう声ほど、みな耳をそばだててしまうのでよく聞こえてしまうものなのだ。よくよく注意するべし。
それよりも、数列のラックにぎっしりとマウントされたサーバ機器と計測器群がうなりをあげている、そんなマシンのノイズのほうが心地よい。だから私は好んでラボで仕事している。
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豚と青梗菜の地中海風、豚とオリーブオイルはよく合うと思う。ブロッコリ、京人参、スナップエンドウ、青のり入りの出汁巻き、赤カブの酢漬け、雑穀入りご飯にふりかけ。
赤カブの酢漬けは自作。砂糖を使わないのでそっけない味。
弁当は朝に30分くらいで調理する。弁当箱に詰め込んだり、洗い物や、コーヒーとトーストの朝食も同時に済ませてだいたい50分くらいだ。課題や一日の段取りを考えつつ、整う感じが好きだ。
だいぶん寒さも緩んできたとはいえ、冷え込む日もある。先週の金曜日も朝のうち雪が降った。節分の日に年越しそばを食べたが、蕎麦が余っているので、あまぎつね牛すじカレー蕎麦。
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お酒で1時間炊いた柔らかいスジ肉にかつお出汁と昆布出汁でさらにじっくりと炊き、カレー粉はエスビーの赤缶を溶いてさらに煮込み、頃合いを見計らって吉野の葛でトロミをつけた。
甘く炊いた油揚げは買い入れだ。
とろみをつけるのがちょっと苦手だったのだが、妻の友人で吉野に住んでいる方がいて、何かの折に葛を頂く。この吉野の葛を使うと魔法のようにうまくいく。
天保13年創業という松屋本店の吉野葛だ。
吉野葛|吉野本葛、葛湯の松屋本店 創業天保十三年 (yoshinoshui.com)
■ 先週にひっかかった音楽を少し。
1.アルゼンチン出身でメキシコで活躍するソル・ペレイラ (Sol Pereyra) の "Mala Mia"が印象的だった。
少し思わせぶりな不思議なビデオクリップだが、中南米の夜のけだるい暑さとただよう哀愁が感じられる。
2011年から2019年まで5枚ほどのアルバムをリリースしている。2019年のアルバム "Resisto.Existo"を聴いてみた。
他に 2曲ほど、貼っておこう。
"Mala Mia" で共演している La Dame Blanche はキューバの女性ボーカル・パーカッションで、ヒップホップやクンビア、レゲエもミックスしたスタイルということだ。
2.デンマークのギタリスト、ニクラス・クヌーゼン (Niclas Knudsen) がトリオでシングルをリリースしている。先週の"Five Stars"は デイヴ・ブルーベックの名曲 "Take Five" を思わせる5拍子の曲で軽く楽しめる。
ちょっと前の "Kind at Heart" もいい感じだった。
モノクロのジャケ写もいい感じでイメージぴったり、お洒落で渋く落ち着いたオーセンティック感のある音作りだ。こちらもシングルが一曲一曲リリースされているので、そのうちアルバムが出ると思われる。
YouTubeに、3か月前のコペンハーゲンでのライブ演奏の動画があがっていた。Le Funk Mystique というのはデンマークのバンドだろうか、こちらはエネルギッシュな演奏で面白い。
サムネイルが出ないので少々寂しいが、オフィシャルサイトもある。
3.スペイン・バルセロナにある音楽学校のサン・アンドレウ・ジャズ・バンドのアルバ・アルメンゴウが、このところシングルをリリースしている。先週は Somnis。たぶん、今年にアルバムがリリースされるのだろうか。こちらも大変に期待できる。
透明で伸びのある歌声がドラマティックな展開の楽曲にマッチして聴きごたえがある。
2週間前には "Luna" がリリースされている。こちらは中南米の雰囲気のあるパーカッションと歌の展開で聴かせる。
4.メキシコのギタリスト Francisco Lelo de Larrea の新しいアルバム "Ataraxia"は、楽しいジャズ・ギターの演奏を聴ける楽曲が揃っていて、なかなか気に入った。
フランシスコ・レロ・デ・ラレアにつついては、3週間前にこのアルバムの一曲め "Quasi Stellar Radio Source"を聴くまで知らなかった。Spotifyではこのアルバムのみのようだが、1976年生まれの47歳、2007年にもアルバムを出しているとのことだ。
なお、Quasi Stellar Radio Source とはクエーサーのことだと学んだ。
■金曜日は朝の雨が午前中には雨に変わったが、夜にかけて一日中冷たい雨が降っていた。土曜日の朝のジョギングはからっと晴れて、冷たい空気と明るい太陽も気持ちよく、河津桜のつぼみがふくらんで、ひとつふたつと咲き始めているのを見た。
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三寒四温と言われる。寒くなったり暖かくなったりしながら少しづつ春が近づいてくる。
■関連リンク
イラクの北部にある街・ドホークで、絵本の読み聞かせや演劇を教育に取り入れていくことから平和細胞を広げ中東平和を実現していこう、と活動をしている社団法人ピースセルプロジェクトの高遠菜穂子さんは、支援に動いている。トルコの街ディヤルバクルの様子と支援のレポートを貼っておこう。
とにかく現地は寒いそうだ。
紛争や戦争を解決する鍵は双方のコミュニケーション力にある。コミュニケーションが成立するそもそもの前提として、他人の痛みを理解する想像力や共感力がなければならない。それを育むには教育がカギだ。
私の娘の子供のころ、そして今、孫娘を見ていると、ごっこ遊びのできるオモチャや絵本に囲まれているし、「お母さんといっしょ」や「アンパンマン」などのテレビ番組もある。あらためて日本の国の基礎としてこのような恵まれた情操教育があることに思い至る。
絵本があることさえ知らないまま子供時代を過ごす人も世界には多いのだ。ピースセルプロジェクトでは絵本のドネーションもしている。賛同される方は是非。