英語中級者・留学生必見!雑談・ジョーク力をぐっとあげる私のおすすめ勉強法
こんばんは、英語圏で通算10年少々住んでいたリンゴ16です。
今回は、主に英語のスピーキング・リスニングができるようになってきた皆様向けの、私がおすすめする英語勉強法をご紹介いたします。
英語ができても雑談ができるとは限らない
英語がある程度できるけど・・・何を話していいかわからない
英語圏へ留学して1-2年ぐらいでしょうか。英語はある程度できるようになったけど、会話ができない・続かない。そんな悩みが出てくる時期がどうしてもあると思います。私にもありました。友達たちが話していることは判るんだけど、「Yes」「No」「Nice!」「Cool!」・・・などの一言の返答しかできない。そんでもって小一時間テーブルをかこんで雑談してたけど、「私あいづち程度しか会話してないや。」「私もみんなみたいにお話しできるようになりたい。」皆様もそんな気持ちになることがあるんじゃないかと思います。まあ結論をいうと、一番手っ取り早いのは話すことになれることです。ただ、「それができればとっくにやってるよ。」っていうのが本音だと思うんですね。私が話をするのが劇的に楽しくなった、相手の反応が格段によくなって、会話が続くようになったのは、実は「あること」を心がけるようになってきてからです。
ジョークの力
先ず皆さんに心がけてほしいのは、あいづちにでも挨拶にでも先ずジョークを付け加えてほしいことです。勿論、フォーマルな場面での使用は慎重になる必要がありますが、日常会話や挨拶なら問題ないでしょう。私はアメリカとカナダに住んだことがありますが、割と初対面の人でもジョークを言うものでした。
「It's so hot out here! It must be 150 degrees right now!」
(外はあついねえ、150度くらいあるんじゃないの??)
なんて、英語圏でよく見る誇張表現(Exaggeration)を使ってみてもいいです。きっと、食いついてきて何か返してくれるでしょう。
「I know right? I bet the cornfields would be popcorn fields by now!」
(そうでしょう? とうもろこし畑はポップコーン畑になってるんじゃないかしら。)
とかでしょうか。
調べてみたら色々でてきました、アメリカのニュースやラジオ局で多数の特集を組んでますね。さすがアメリカ。
また、ジョークは緊張した空気をほぐすのにとても有効です。感情を出さない型にはまったコミュニケーションではあまり相手のこともわからず、相手も自分のことをわかってもらえないことも多いです。
例に挙げるなら、ウィル・スミス主演の「Pursuit of Happiness」(邦題:幸せのちから)の面接のシーンでしょうか。以下にYoutubeのビデオを貼ります。
主役のクリスがペンキだらけの格好で採用面接にあらわれるとても気まずいシーンなのです。
1:10あたりで役員の一人が「ペンキは乾いたのか?」と言って助け舟を出すのですが、クリスは「そうだといいですが、」と気まずそうに返します。
そして、2:28で渾身のジョークを返し、役員たちを沸かせ、空気を換えて危機を脱します。まあ、実際こんなことはないと思いますが、ジョークの前後の彼らの表情の変化のように、雑談するときの雰囲気もジョークによって変わることも多いでしょう。
・・・で、具体的に何をしたらいいの?
とはいっても、いきなり言われてもジョークなんて思いつかないですよね。そこで私がおすすめするのは、Youtubeでトークショーを見ることです。日ごろからジョークを言っている人をみならえばいいんですね、それで自分に合うものがあれば真似して使ってみるといいんです。
ホストによって雰囲気が異なる
アメリカの多数のテレビ局が放送しているトークショーですが、ホストによって雰囲気が異なります。一般的にはステージ上でゲストと雑談したり、一緒にゲームをしたりするのが一般的です。もしハリウッドスターやミュージシャンが好きな人はそこから入るといいでしょう。
動画は、2023年と2024年にアカデミー賞の司会をつとめ、他にも多数授賞式の実績のあるJimmy Kimmel(ジミー・キンメル)がトム・クルーズをインタビューしている映像です。
他には、
Jimmy Fallon (ジミー・ファロン)、Stephen Colbert(スティーブン・コルベア)、また放送終了したものではJames Coden(ジェームズ・コーデン)やConan O'Brien(コナン・オブライエン)が挙げられます。どの番組もYoutubeの公式チャンネルに多数の動画が上がっているので、気に入ったショーで勉強されてもいいと思います。
私のおすすめ
どのショーも雑談するのにはとてもいいお手本になると思うのですが、私が特におすすめするのはJohn Oliver(ジョン・オリバー)の「Last Week Tonight with John Oliver」です。
従来のトークショーとは少しスタイルが違い、ニュース番組のようなセットで時事問題などをジョークを交えて面白おかしく深く掘り下げる番組となっています。少しシニカルな視点で、現在起こっている社会問題を扱ったり、現在の政治について語ったり、またエピソードによってはファーストフードチェーンのSubway(サブウェイ)などの身近なトピックを扱っています。多数のエピソードがYoutubeで公開されているので、気になったトピックがあればそこから見ていただくのがいいと思います。
Corn(とうもろこし)
Water(水問題)
トークショーの注意点
ふさわしくない表現
先ずトークショーを見るうえで注意が必要なのは、たまに公共の場で使うのにふさわしくないジョークが含まれるということです。Fワードなどは割とあたりまえにでてきますし、過度にダークなジョークであったり、性的に露骨な表現であったり、ほかには政治的な対立を助長するものもマネしないのがよいでしょう。
政治的視点の乖離
また、住んでいる地域によっては、トークショーで有名人たちが話している視点と自分の周りの人たちが話している視点に、政治的乖離があることがあります。日本からの留学生のほとんどが居るであろう西海岸・東海岸(ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルス、シアトルなど)やシカゴ、またその他の大都市圏ではあまり心配はいらないでしょう。そのような地域では民主党を支持するリベラルな人々が多く、また主要テレビ局で活躍するコメディアンや映画スターなどもその傾向が強いので政治的視点の乖離は少ないでしょう。トークショーでよく共和党候補が揶揄されているにも関わらず、民主党のオバマ元大統領やハリス副大統領がよく出演しているのが良い例です。
もしあなたが住んでいる地域が大都市圏から離れた地方州であった場合、少なくとも若干の視点の乖離があることが予想されます。どこの国でも都市部と地方の価値観が少し離れているのはアメリカに限った話ではありませんが、アメリカの場合は特に大きな差がでます。正直、違う国のような状態です。
はっきりいって、アメリカのニュースメディアはほぼどの局も若干偏向報道気味であることは周知の事実なので、どちらの地域にお住いの場合でも、トークショーで話されている視点がすべてではないということを頭の隅に入れておいていただくのが良いと思います。
まとめ
今回は私のおすすめする英語学習法(中級者向け)として、トークショーについてご紹介しました。皆様それぞれ自分に合った学習法があると思いますが、やはり個人的には楽しく続けられるものがいいと思います。もし「トークショーを見るのが楽しい」と思っていただけるのであれば、どんどん動画を見てジョークをまねしていっていただければと思います。きっと、会話の輪に入るのが楽しくなってきますよ。
ご覧いただきありがとうございました。
#おすすめ英語学習法