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養父寺探訪

皆さんおはようございます
今回は兵庫県小野市にあります
養父寺にお伺いしました。

(公会堂の奥にあります)
養父寺は
黄檗宗のお寺です。

黄檗宗といえば
禅宗の中でも、曹洞宗臨済宗とともに挙げられる代表的な宗派ですが
その特徴としては、浄土思想の影響を受けていることにあります。また中国における禅宗の特徴を持つとも言われています。


そして、この黄檗宗を伝えたのがインゲン豆で有名な隠元禅師です。また、この黄檗宗の拡がりと同時に日本で本格的に木魚が使われだしたとも言われています。

市内では数少ない
供養塔の様です。

(市の指定文化財の様ですね)

そして、今回僕がもう一つ目当てとしていたのは‘’石棺仏‘’です。


石棺仏とは古墳の石棺として石仏を彫ったものを言い
近畿地方を中心に見られる様ですが、石棺仏は加古川流域(特に加古川市加西市)に多く見られ播磨における石仏の特徴とも言われています。

また、播磨地方の石仏の多くが鎌倉時代から室町時代のもので、播磨地方における浄土真宗の拡がりと関わりが深い様です。

左右の石棺仏

少し調べてみると加古川の西側に多く分布している様ですね

また、養父寺のある来住町の東北は加古川に接しており、そこにはかつて「嘉市渡し」と呼ばれ、高瀬舟で賑わい、高砂街道を利用して物資を運ぶ起点となる要所でもありました。現在は船着場も嘉市渡しも面影はありませんが、昭和18年頃までは来住から小野の町へと向う生徒や勤め人、商用者のほとんどが利用していたとのことです。

嘉市渡し跡

ここにもお地蔵さんが!
整備された堤防を前に今は何を見守っていらっしゃるのでしょうか

メイン写真は小野市の中心街にある小野商店街入口です。