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柿の成長記録|11月の振り返り
収穫期の終盤、そして休眠へ。
こんにちは、鈴木農園です。
三重県伊勢市で柿栽培をしている農家です。
生果の販売がおわった11月中旬。
今まで色づきや傷をみながらの収穫でしたが、
この頃には片っ端から収穫していきます。
木ごとに採りきって片付けていくイメージです。
(写真は10月下旬の様子)
![](https://assets.st-note.com/img/1734013401-dFjuViIt3LWhEHpYSCzTea1c.jpg?width=1200)
落葉が進んで葉のない枝も増えてきます。
柔らかくなってしまって出荷や加工しない実も、
木になっているままでは木の負担になってしまうので
落として土に還ってもらいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1734013402-YFLMQmjfUBG8p9sRKrv7S6kZ.jpg?width=1200)
まだ硬い柿は干し柿として加工していきます。
2024年は気温が高すぎたので例年より遅めのスタート。
一般的に干し柿といえば、柿1個を丸ごと紐などでくくって
吊るしてカーテンのようになっている光景を思い浮かべますが、
伊勢の蓮台寺柿の干し柿は、切り分けてエビラに乗せて
天日で乾かす「平干し」というのが昔ながらの手法です。
![](https://assets.st-note.com/img/1733150504-TzJhaiC7QPctZ3kpVXRFMAyB.jpg?width=1200)
あまり干し柿に向かないやや温暖な気候のなかで、
大きな実を早く乾かす工夫なのだと思われます。
また蓮台寺柿はごつごつした多角形が特徴で、
かたちに個体差があることから、切り分けることで
その差を少なくする、ということかもしれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1733150506-puQTsg9EBCYZ1cA6Roqa2HXV.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1733150507-4YXO8B7iw9h6sdcqJzv5ESWR.jpg?width=1200)
収穫できている間は干し柿への加工を進めていきます。
樹の方は、自然に葉が落ちると休眠期へと入っていくので
実を採ったり落としたりしたらしばらくは見守り体制です。