マガジンのカバー画像

日本古代史

186
日本の古代の真の姿を探る。
運営しているクリエイター

2024年9月の記事一覧

『本朝通鑑』が指摘する「浦島太郎伝説」に似た中国の伝説8話

「読書の秋」であるが、月に1冊以上読む16歳以上の日本人は4割だという。 書店の閉店が相次…

【資料】『本朝通鑑』(巻第22)「淳和天皇」御世の「浦嶋子、還自蓬莱」と私説「浦島…

■異名同神と同名異神  異名同神で有名なのが「大国主命」です。8つの名があると書かれてい…

「仲秋の名月」の夜に(月読命1/6)

───今夜は「仲秋の名月」、月読命について考えよう。 ①概論(「三貴子」の1柱だが影薄い…

「仲秋の名月」の夜に(月読命2/6)

───「仲秋の名月」の夜に、月読命について考えよう。 ①概論(「三貴子」の1柱だが影薄い…

「仲秋の名月」の夜に(月読命3/6)

───今夜は「仲秋の名月」、月読命について考えよう。 ①概論(「三貴子」の1柱だが影薄い…

「仲秋の名月」の夜に(月読命4/6)

───「仲秋の名月」の夜に、月読命について考えよう。 ①概論(「三貴子」の1柱だが影薄い…

「仲秋の名月」の夜に(月読命5/6)

───今夜は「仲秋の名月」、月読命について考えよう。 ①概論(「三貴子」の1柱だが影薄い) ②月読命=須佐之男命説(穀物起源譚。共に海の神) ③月読命=卑弥呼の弟説 ④壱岐国で考える。(『日本書紀』では任那) ⑤丹波国で考える。(浦島太郎は月読神の子孫) ⑥四国で考える。(『四国古事記』)  三貴子(みはしらのうずのみこ、さんきし)とは、黄泉国から帰ってきた伊邪那岐命(イザナキノミコト)が「筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原」で禊を行なった時、最後に、生んだ3柱の尊い神々を指

「仲秋の名月」の夜に(月読命6/6)

───今夜は「仲秋の名月」、月読命について考えよう。 ①概論(「三貴子」の1柱だが影薄い…

『応神天皇4つの謎』「応神天皇のご両親はどなた?」他

『日本書紀』は、 応神天皇の父親は、仲哀天皇で、 応神天皇の母親は、神功皇后としています…

500

きーちゃんが茂木誠先生に聞く「万世一系」

 八幡大神の登場について調べると、八幡大神は渡来人のように思えて来る。しかし、それでは、…

今日の昼食と昨日の記事の自己解説

突然ですが、 ───今日、9月15日は何の日でしょう? 松平信康(徳川家康の長男)の命日 …

八幡大神出現の地 ー薦神社ー

───八幡大神の出現地はどこか? 説①大隅国一宮・鹿児島神宮(大隅正八幡宮、国分八幡宮)…

卑弥呼の「鬼道」考

1.観点の違いにより諸説あり 「名曰卑彌呼 事鬼道 能惑衆」(『魏志倭人伝』) (名付けて卑…

古代「鬼」考

1.語源  「鬼」の語源としては、源順『倭名類聚抄』の記述が採用されることが多い。その記述とは次のようなものである。 【現代語訳】 靈 『四声字苑』に、「靈」の音(レイ)は「郎丁」の反切(はんせつ)とある。『日本書紀』には「みたま」とある。  「みかげ(御影)」とも言う。また、「魂魄」の2文字を用いることもある。 鬼 『四声字苑』に、「鬼」の音は「居偉(ヲイ)」の反切(和名は「於爾(おに)」)とある。  ある説では、「隠(おん/おむ)」という字だという(この字の音が訛って