#20 syzygyの2nd single「サロス周期の中で」リリースしました。
こんにちは。
ロックバンド・syzygyのキーボード担当しほです。
本日2024年11月30日(水)
syzygyの2nd single「サロス周期の中で」リリースしました👏
上記のリンクから聴けるよ。
ほとんどの音楽アプリで聴けるよ。
タイトル「サロス周期の中で」の意味
サロス周期とは
「太陽と地球と月の位置関係が相対的にほぼ同じような配置になる周期のことであり、サロス周期の長さは18年11日8時間である」
つまり今日、日食が起こったとしたら18年11日と8時間後にまた、ほぼ同じ条件で同じような日食が起きることになります。
この期間の中で私たちはどう生きるか、次に同じ景色を見たときに私たちは何を思うのか、
そんなことをテーマにした曲です。
実は私が人生で一番最初に完成させた曲
中学生の頃などに遊びで曲を作ったりはしていたのですが
まるっと一曲完成させたのはこの曲が初めてでした。
今調べたら2019年の1月11日でした。
当時のデモ音源をnote限定で特別に公開。
ピアノで弾いただけの超雑な音源。
思い立って作り始めて「曲が完成した!!」と一人ではしゃいで当時のメンバーにすぐに送ったのでした。
その時のメンバーも「めっちゃいいじゃん!」って言ってくれてすごく嬉しかった記憶。
この時に「私でも曲作れるんだ」「曲を作るのって楽しい」と思ったのでした。
公開するまでに5年もかかった
曲ができたはいいものの、なかなかそこに他の楽器を入れたり歌詞をつけたりするのが難しくて苦労しました。
私自身他の楽器を弾いたことが無かったし、当時のバンドメンバーもオリジナル曲を作ったことが無かったので
曲を完成形に仕上げるやり方を誰も知らなかったのです。
DTMもみんなほとんど使えなかったし。
そこから当時のバンドは解散。
せっかく作った曲をちゃんと完成させたい!披露したい!と思い自分でバンドを立ち上げてみるも自分のリーダーシップのなさですぐに解散。
また自分で立ち上げてまた解散。
もう一人で作ろう・・・
でもボーカルとギターだけは自分でできないから誰かに頼まないと・・・
と思って今のsyzygyのメンバー2人に声をかけて、
いつのまにかちゃんとしたバンドになって今活動できているのでした。
感謝。
最初はすごく暗い歌詞だった
一番最初にこの曲につけた名前が「生きたって」でした。
というのも仕事中にサビの冒頭部分のメロと「生きたって」という言葉が最初に頭が浮かんで、そこから曲を作ったのが始まりだったのです。
「生きたってもう何もない」とか「生きる理由なんてない」とかそういうことをつらつら書いてある重たい歌詞でしたが
この5年間の間に私の気持ちも徐々に変わっていったのか、
多少のネガティブさは残っているものの最終的には前向きな歌詞に変わりました。
記念に?当時のサビの歌詞をnote限定で公開してみます。
歌詞の全文
有名な曲ならネットで検索すれば歌詞が出てくるのですが、
インディーズバンドはなかなか歌詞の全文をどこかに公開していることってないのでここに残しておきたいと思います。
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「サロス周期の中で」
18年11日と 8時間ぶりに今日
僕らの太陽が 停電するらしい
果てしない時間の中 ひとときの文明だって
すべてが無駄な ことのように思う
少しだけ 今日だけは みんな空を見上げて
今だけは同じかな 僕ら
一つになったみたいだ
今だけでも 何もかも忘れて
今だけでも 俯いたままでも
これから この先 不自然に光る世界で
今僕が もう一人いたなら
「限界だよね」って言葉
かけてあげられたのに ここに僕は一人だけ
街を冷やす雨の中 立ち止まる僕を笑った
白線の前 ひどくまぶしい
夢とも言えぬ幻想が 支配とも言える本能が
僕を離さない 僕を許さない
あの頃の気持ちも もらった愛さえ
忘れては叫んでいた ずっと
「光を返して」
歌わせて 君がいる世界で
歌わせて 沈んでらんないから
これから この先 自動的に来る明日を
生きたって ここじゃないどこかを
必要としているかもと
ほんとの僕でいられる 場所を探し続けよう
たった今歌った サビのメロディーとか
過去になり消えては おぼろげな記憶に
これから歌う僕の 声もあっという間に
過去になり消えるの? それでもお願いやっぱり
歌わせて 君がいる世界で
歌わせて 自分が嫌いでも
足繁く 通う月のように 何度もまた輝くから
歌わせて 次この景色に
会うとき何を思うだろう
鍵がかけられたこの部屋を飛び出したら
真っ二つにちぎり破いた あの頃の 想いをポケットに
これから この先 不自然に光る世界で
生きたくて ここじゃないどこかで必要とされるように
ほんとの僕でいられる場所を探し続けよう
聞いてくれ ラララララララ
聞いてくれ
笑え
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ジャケット写真について
こちらの灯台の写真は私の知り合いの方からいただいたもの。
「灯台とか夜空とかそういう写真ありますか?」と聞いたらこんな素敵な写真を送ってくださいました。
そこにボーカルが星座のように文字をいれてくれてこのような素敵なジャケットに。
とても気に入っています。
ライブでもやるよ
ぜひ生でこの曲を聴いてほしいと思います。
がんばる。
イベント名:初華-UIBANA-
日時:2024年11月30日(土)
場所:赤坂navey floor
料金:2500円(+1DRINK)/ 配信チケット2000円
OPEN:16:00 / START:16:15
syzygyの出演時間:20:20~20:45
予約はこちらから↓↓
18年11日と8時間後は2042年11月10日 8:00
リリース日の
2024年10月30日0:00から数えると18年11日と8時間後は
2042年11月10日8:00でした。
そのとき私は47歳!
そのとき私はなにしてるかな。
まだ音楽やっているかな。
2042年11月10日8:00にこの曲のことを思い出して聴いているかな。
最後に「笑え」という歌詞があるけど
笑っていられているかな。
その時が来るのを楽しみに。