264.お酒のアルコールを飛ばして飲んでみたら
ごきげんよう。お酒を飲まない日を作ろうとこないだ決めた者です。
経緯
というのも、先日、もう何度目なんだよという「飲み過ぎての翌日後悔」をやらかしまして、思ったのです。
酔い過ぎての失敗も問題ですが、そろそろ身体(特に肝臓あたり)の方も心配だなと。
思えばここ何年もの間、たまに飲み過ぎた日の翌日・翌々日や、発作的にお酒を控えてみた期間を除いては、ほぼ毎日酒を飲んでる気がします。
これはちょっとどうなんだ。
禁酒とか節酒とか以前に、飲まない日を作る必要があるんじゃなかろうか。
そんなわけで、「必然性のない日はお酒を飲まない」というルールを決めました。
何を飲めばいいのだ
そんなふうにルールを決め
「今日は酒を飲む必然性がないからノンアル」
と思い定めたのはいいのですが、そうは言っても長年の習慣で、夜は食べ物とともに何か飲みたくなります。
そういうときに意外と困るのが、「何を飲めばいいのか」ということ。
水やウーロン茶ではしっくりこない。
炭酸水もやや物足りない。
かといってノンアルビールも…なんか違う。(最近のノンアルコール飲料、一昔前に比べたらめちゃくちゃ進歩してますけどね)
そういうときこそ、先人の知恵として数多あるノンアルコールカクテル(モクテル)があるじゃないか!
と思いきや、あれらって、甘いのが多くてあんまりメシに合わないんですよね……
そもそも元々のカクテル自体、あんまり食中酒じゃない気がするし。
もっとシンプルに、ノンアルコールハイボールとか、ノンアルコール酎ハイとか、あればいいのになあ。
ここまで読んで、
「ウダウダめんどくせー奴だな」と思った方。
すみません、その通りです。
こっから本題
前置きが長くなりましたが、そんなこんなで、たつみは思ったわけです。
「ハイボールとか酎ハイだったら、ベースの酒のアルコールを飛ばして作れるんじゃねえ?」
と。
実際、料理でも、
日本酒やらワインやらブランデーやら、色んなお酒を煮切ってアルコールを飛ばして使ったりすることはよくあります。
あの要領で、煮切った酒でノンアルハイボール・ノンアル酎ハイが作れたりしないだろうか。
思い立ったがなんとやら。
早速試してみました。
いざ実験
今回は実験ということで、コンビニで一番安いウイスキーと甲類焼酎を買ってきて試すことにしました。
なお実験ですが、
という手順で行います。
焼酎
今回試すのは、20度の甲類焼酎。
まずはそのままで味見してみます。
感想:クセがなく飲みやすい。アルコール感はそれなりにする。
それでは、火にかけてアルコールを飛ばしていきます。
さて、アルコールを飛ばした焼酎。
どんな味がするのでしょうか。
感想:
……………。
びっくりするくらい、白湯。
かすかに香りがするような気も?
でも、白湯です。無味。
試しに炭酸割りにもしてみましたが、
ただの薄まった炭酸水でした。
ウイスキー
まあ、甲類焼酎って言ってみれば「味のない」ところが特徴だったりしますしね。
気を取り直して、次はウイスキー行ってみます。
今回はブラックニッカ37度。
まずはそのままで一口。
感想:わかりやすく「ウイスキーだぞ!酒だそう」と主張してくる感じ。お酒苦手な人にはキツいかもですね。
個人的には、昔飲み慣れた懐かしい味(笑)
では沸かしていきます。
アルコールを飛ばしたウイスキーの味は、はたして。
感想:
ウイスキーの香りが多少するけど、まあ、白湯ですね……
色とわずかに残った風味の分、焼酎よりはましですが…
こちらも一応ハイボールにしてみましたが、
「色のついた多少ウイスキー香のする炭酸水」といった代物でした。
まとめ
けっきょく今回の実験では、
お酒のアルコールを飛ばすと、ほぼタダの水になる
という、いささか残念な結果に終わりました。
結果自体は残念ですが、
お酒の「味」って、思っていた以上に「アルコール」に依っていたんだなあ、というのが体感でわかって面白かったのはよかったです。
ただ、今回は蒸留酒を使ったのでこういう結果になったのでは、とは思います。
日本酒とか、ワインとか、もっといえばリキュールとか、その辺で試すとまた違う結果になるかもしれないですね。
(ていうか、そうでないと料理に酒やワインを使う意味がない)
そのうちひょっとすると醸造酒・リキュールver.の実験もするかもしれません。
ではでは。