フードテック 企業:植物代替肉:ネクストミーツ株式会社
ネクストミーツ株式会社
企業概要
代表取締役社長 佐々木 英之(創業者)が東京都で2020年に設立となっています。累計資本調達額は日本では10億円となっています。
「地球を終わらせない」を理念とし、「2050年までに世界中で全ての肉を代替すること」をミッションとしています。2021年1月には米国市場にSPACスキームでOTCBBに上場、現在は日本だけでなくアメリカ、シンガポール、台湾、ベトナムなど海外10カ国以上に進出しています。
焼肉用フェイクミート「NEXT焼肉」シリーズ、100%植物性の牛丼「NEXT牛丼」、「NEXTチキン」などをこれまでに発売しており、2020年12月には総合商社の豊田通商とパートナーシップの基本合意を発表し、2021年3月にはテスラやビヨンド・ミートも入る世界のVegTech企業21に、日本企業として唯一選出されています。
ソリューション
焼肉用フェイクミート「NEXT焼肉」シリーズ、100%植物性の牛丼「NEXT牛丼」、「NEXTチキン」などをこれまでに発売しています。
競合はどんなところか?
海外の植物由来代替肉企業、日本の植物由来代替肉ベンチャー、その他代替肉企業が競合と考えられますが、国内はまだまだ市場を開拓しているような状況です。
【参考文献】
フードテック :grocery drivery
ダブルフロンティア株式会社が運営しています。設立は2013年で、代表者は八木橋 裕氏です。「ツイディ(twidy)」は、スーパーマーケット、ホームセンター、ドラッグストアなど地域に根ざした小売事業者、地域の新聞販売店やデリバリー事業者、などに対する地域密着型お買い物代行サービスです。
フードテック :ウミトロン株式会社
2016年、東京で代表取締役が藤原 謙氏が創業しております。サービスは、水産養殖をコンピュータ化する=水産養殖に関わるあらゆるデータを収集し、持続可能な水産養殖コンピュータモデルを構築するというもので、スマート給餌機、スマートカメラによる水産養殖保険事業、魚群の解析などがあります。2018年にシードラウンドで9.2億円の資金調達をしています。
【参考資料】
https://umitron.com/ja/index.html
フードテック :リージョナルフィッシュ株式会社
梅川 忠典 氏を代表取締役として、2019年4月に設立されています。「いま地球に、いま人類に、必要な魚を。」をミッションとしています。技術としては自然の遺伝子変異に近い「欠失型ゲノム編集」、「スマート陸上養殖」をコア技術としています。2020年にシリーズAラウンドで、約4億円の資金調達を行なっています。
【参考文献】
フードテック:養殖;FRD
2013年12月に代表取締役社長 辻 洋一 氏によって設立となっています。
ミッションは「海に依存しない陸上養殖で未来の魚食文化を創造する」です。
サービスとしては、サーモントラウトをはじめとした水産物の閉鎖循環式陸上養殖システムの開発提供、水処理エンジニアリング(大洋水研)と微生物生態学(環境技術センター)の融合による生物処理を中心とした閉鎖性海洋の水処理技術の開発です。
2017年に三井物産が9億円を出資し、FRD社株式の80%を取得しています。
現在は、サーモンをECサイトや近隣の実店舗へ下ろしている状態です。今後より大きな施設の建設予定があり、規模や主力商品の販売のさらなる拡大が期待されています。
【参考資料】
https://frd-j.com/
フードテック:昆虫食:株式会社BugMo
京都府でCEO 松居佑典氏が2018年5月に起業しています。主なサービスは食用昆虫の養殖システムの開発、昆虫由来の食品その他の開発・製造・販売であり、主にコオロギを扱っています。具体的にはコオロギの出汁を販売しています。
【参考資料】
https://bugmo.jp/why-cricket/
フードテック:代替肉:藻類:株式会社タベルモ
株式会社タベルモは代表取締役 CEO 藤田朋宏(Ph.D.)として2014年7月に創業しています。事業内容はたんぱく源としての藻類「スピルリナ」の生産および販売、「タベルモ」の販売・普及促進・技術開発です。「食の未来とタンパク質危機の解決に向けて」というミッションを掲げています。2018年には総額17億円の資金調達も行なっています。また、NASAやESAでも、宇宙空間でのスピルリナ利用の検討が進められており、株式会社タベルモはJAXAと「月面農場における食用藻類スピルリナの循環型培養システムの改良と生スピルリナ入りメニュー開発」について共同研究を行っています。
●スピルリナは、藍藻類に属する全長0.3-0.5mmの螺旋状の微細藻類です。約3600年前のマヤ文明の頃からスピルリナを貴重なたんぱく質源として常用していたという歴史が残っています。スピルリナは「スーパーフードの王様」などと呼ばれることもあるほど栄養価に優れた食品で、WHOも注目しています。日本では「プライマリースーパーフード10」にも選ばれています。
【参考資料】
https://www.taberumo.jp/sustainability/vision/
フードテック:昆虫食:FUTURENAUT株式会社
2019年7月に群馬県で櫻井 蓮氏が代表取締役として起業した大学発ベンチャーです。「昆虫由来食品の市場を創造し、環境問題や食料危機のリスク低減に貢献する」をミッションとしています。サービスとしては、①昆虫由来食品の開発、輸入、販売②食育・環境教育コンテンツの開発、提供③ターゲットマーケティング研究、消費者心理分析となっています。具体的にはオンラインストアでコオロギパウダーを使用した、ゴブレット、クランチ、チップス、フィナンシェの発売、コオロギパウダーの販売、コオロギ料理のコンテスト開催などを行なっています。
【参考資料】
https://futurenaut.co.jp/
フードテック:昆虫食:株式会社Gryllus
2019年に代表取締役の渡邉 崇人 氏が設立した会社です。徳島大学における20年を越えるコオロギの研究を基盤とし設立されたフードテックベンチャーです。ミッションは「コオロギの力で、生活インフラに革新を。世界のタンパク質不⾜を解決します。地球規模のフードサイクルを構築します。あらゆる⽣き物に健康的な⽣活を提供します。コオロギが⽣活の中で当たり前になる未来を創造します。」としています。サービスとしては、⾷⽤コオロギの⽣産、⾷⽤コオロギを⽤いた⾷品原材料および加⼯⾷品の製造販売、⾷⽤コオロギの飼育管理サービスの開発販売等を行なっています。具体的な商品として、C.TRIA Cookieというコオロギによるサーキュラーフードのクッキーやクランチが販売されています。NEDO STS事業への採択、2020年にシリーズAで総額2.3億円の資金調達を行なっています。
【参考資料】
https://gryllus.jp/
インテグリカルチャー株式会社
概要
代表取締役に羽生 雄毅が2015年10月に東京都で設立しています。食文化で溢れる持続可能な世界(社会課題の解決、食文化の創生、新しい生活の提案)を目指しています。事業内容は汎用大規模細胞培養システム "CulNet System™"を用いた有用成分、化粧品、食品、細胞培養肉の研究開発です。培養肉などの製品を作るシステムを販売していくことも考えられています。
資金調達として2020年にシリーズAとして約8億円を調達しています。各種スタートアップコンテストでの受賞歴、大企業や海外企業とのコラボなども果たしています。
【参考文献】
https://integriculture.jp/
フードテック 企業:
植物代替肉:不二製油グループ本社株式会社
企業概要
代表取締役社長 酒井 幹夫氏 が現在やっております。大阪府で1950年に設立となっています。
現在、油脂事業、製菓・製パン素材事業、大豆たん白事業を柱にグローバル展開をしています。
機能性の高いチョコレート用油脂、大豆たん白、大豆ペプチド、水溶性大豆多糖類、マスカポーネ(擬似チーズ)、豆乳クリームと低脂肪豆乳(USS製法(Ultra Soy Separation)で分離)など大豆から様々な商品を開発しています。
大豆由来の肉、タンパク製品は数十年前から取り組んでおり、国内最大手となっています。
ソリューション
大豆の蛋白を抽出し、分離し作った粉末状の大豆タンパクや粒状の大豆タンパクが主力です。独自製法で乳化性・保水性・結着性などに優れており、畜肉加工品や水産加工品の品質の強化や安定化に有用とのことです。
競合はどんなところか?
海外の植物由来代替肉企業、日本の植物由来代替肉ベンチャー、その他代替肉企業が競合と考えられますが、国内はまだまだ市場を開拓しているような状況です。
【参考文献】
https://www.fujioil.co.jp/soymeat/articles202102/
DAIZ株式会社(旧名 大豆エナジー株式会社)
企業概要
代表取締役社長 井出 剛(創業者)が熊本県で2015年12月に設立となっています。累計資本調達額は30.5億円(シリーズB18.5億円)となっています。
資本業務提携先は味の素株式会社、丸紅株式会社、など、金融投資家はMSIVC2020V投資事業有限責任組合(三井住友海上キャピタル株式会社) 農林中央金庫、などです。
事業内容は大豆由来の植物肉「ミラクルミート」の開発・生産及び販売、大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を用いた食品の開発・生産及び販売となっています。原料に丸大豆を使用、味や機能性を自在にコントロールするコア技術「落合式ハイプレッシャー法」などの独自技術などで味と品質を担保し、競合優位性を示しています。これまでの味と食感に残る違和感、大豆特有の青臭さや油臭さ、肉に見劣りする機能性(栄養価)といった課題があったがこれらの解決も目指しているようです。加えて、創薬プロジェクト(Scientific Reportに研究結果掲載)でメディカル領域への参入も予定しているようです。
ソリューション
大豆由来の植物肉「ミラクルミート」の開発・生産及び販売、大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を用いた食品の開発・生産及びがソリューションです。植物肉市場は世界で9兆円とも言われており、今後の成長が見込まれています。
競合はどんなところか?
海外の植物由来代替肉企業、日本の植物由来代替肉ベンチャー、その他代替肉企業が競合と考えられますが、国内はまだまだ市場を開拓しているような状況です。
【参考文献】
https://www.daiz.inc/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?