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100年の孤独/放哉に想う〈Vol.38〉

自分をなくしてしまつて探して居る

尾崎放哉全句集より

いやな毎日をおくっていれば、いつしか自分をなくしてしまうだろうなと、若い時分、そんな思いを抱いていました。自らの信条に反する行いが、自分をなくした情態だと。
しかし、世の中そんな甘くはありません。仕事のえり好みなど許してもらえるはずもなく、嫌いな仕事もたくさんしてきました。

サラリーマン生活を終えたいま、放哉のこの句に接し思い至ることは、人は自分を探し求めなさい――ということでした。




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