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【おふとんな日々Vol.79】私の本棚紹介〜![前編]
こんばんは、旬香です。
本日8月19日(水)のおふとんな日々は旬香が担当いたします。
7月末〜8月上旬にかけて私もfumiさんも某感染症に感染しておりました。奇遇!
熱が引いてからも咳が長引いていましたが、やっと先週から治ってきました。またはやってきているみたいなので、皆様お気をつけて!
それから先日の「巨大地震注意」の発令を受けて防災グッズをいくつか買い足しました。
買ったものは「ポータブル電源」「水を使わず食べられる非常食」「義実家用の非常食」。
水なしで食べられる非常食はIZAMESHIで。
巨大地震注意の発令中にお盆の帰省をしたので、防災リュックを持っていったのですがやっぱり重たい…。そこで防災リュックを見直し、アルファ化米や缶詰のパンは結構かさばると感じたので、こちらの缶詰を買い足しました。
コンパクトで水がいらないので咄嗟に持ち出すにはぴったりです。
今皆さん気になっているトピックだと思うので、どこかでまた防災グッズについても書きたいと思います。
今回のテーマは「私の本棚紹介」
さて、前置きが長くなってしまいましたが、前回の選書企画に引き続き読書にまつわるテーマでお送りします。
お盆にfumiさんと作戦会議をし、子どもの頃好きだった絵本の話に花が咲きました。前々からお互いに好きな作家さんや作品を紹介してみたいと話していたこともあり、今回は「私の本棚紹介」と称しておすすめの作品を紹介します!
・あいにくあんたのためじゃない/柚木麻子
・その手を握りたい/柚木麻子
・タイタン/野崎まど
・メンタルクエスト/鈴木裕介
・いやいやえん/中川李枝子
あいにくあんたのためじゃない
タイトルを聞いた瞬間「あ〜〜〜!」っとなる方はきっとハロプロがお好きですね?笑
モーニング娘。楽曲の歌詞から生まれたタイトルで、「らしさの押し付け」をぶった斬っていくスタイルの短編集です。
これまでも柚木麻子さんの作品は大好きで何冊も読んできましたが、先月までの就職活動中は手に取れずにいました。自分の意思や頑張りだけでどうにもならない就活中は、自らの力と意思で突き進む主人公が眩しすぎる気がして…。
そんな中で『あいにくあんたのためじゃない』は人生よりも人との交錯を描くような、自分の力でどうしようもないことに抗いすぎずに生きていく感じが今に心地良い作品でした。
美味しいごはんがお好きな方にはもちろんオススメ!
作中に出てくる混ぜご飯があまりにも美味しそうで、ついスーパーに走りました笑
食欲の面でいうと、暑い季節に読むのをオススメしたいです。
これまでの柚木作品がお好きな方も、今はちょっと違う方も、どちらにもお口に合うと思います!
全6編のうち、『めんや 評論家おことわり』はこちらのサイトで全文公開されています。くらげバンチでコミカライズも。ぜひ!!!
その手を握りたい
2冊続けて、柚木麻子作品。
どうしても「女性」と「食べ物」が好きなので偏りがちなんですよね。これはもう職業病です。
こちらはバブル目前の東京で上京して働く女性と行きつけの寿司屋のお話です。「スレてなくて可愛い」と上司に称されていた女性が、彼の寿司に出会ったことで自分の稼ぎで高級寿司屋の常連になるまでと、最後の決断が描かれています。
お寿司好きは必読!
合わせてわたしは「自分の稼ぎで」にこだわりたいタイプなので、同じタイプの方がいたらきっと刺さるはずです。
体温でとろけるような魚の脂…。読後は少し背筋が伸びて、お寿司が食べたくなる一冊です。
タイタン
読んだのは1年ほど前なのですが、ふとした瞬間に思い出す一冊。
至高のAI『タイタン』により、社会が平和に保たれた未来。
人類は≪仕事≫から解放され、自由を謳歌していた。
しかし、心理学を趣味とする内匠成果【ないしょうせいか】のもとを訪れた、
世界でほんの一握りの≪就労者≫ナレインが彼女に告げる。
「貴方に≪仕事≫を頼みたい」
彼女に託された≪仕事≫は、突如として機能不全に陥った
タイタンのカウンセリングだった――。
アニメ『バビロン』『HELLO WORLD』で日本を震撼させた
鬼才野﨑まどが令和に放つ、前代未聞の超巨大エンターテイメント。
仕事から解放された未来で、仕事としてAIのカウンセリングを請け負うお話。
忙しく働くことが大好きで、相談援助のお仕事をしていることもあり、AIタイタンの悩みに共感できるところが多くあり、かなり気に入った初めてのSF小説でした。
AIの台頭する未来に興味のある方、心に興味のある方にはぜひおすすめです!
メンタルクエスト
仕事にも、自己理解も役立つ考えをくれた一冊。
精神科医の鈴木裕介さんの著書です。noteも書かれているので、まずは気軽にこちらもぜひ。鈴木裕介さんnote
RPGゲームをしたことがある方にはイメージが湧きやすいかもしれないのですが、前衛で戦うキャラクターと回復専門キャラクターの必要な素質はそれぞれ大きく違います。それと同じように人間みんなステータスは違うもの。自分はどんなキャラクターなのか、どんな技が使えるのか、それを理解する助けになってくれます。
自分への理解を深めたい方、心に関心のある方にはぜひおすすめです。ポップに書かれているのでサクサク読み進められます!
いやいやえん
子どもの頃ずっと読んでいた記憶がある一冊。
短編集好きはこの頃からかも。
今回紹介するために改めて検索したのですが、子どもの頃好きだった本のあらすじやレビューを見ると何だかものすごく味気なく感じて、さっと閉じてしまいました。
ぼんやりした記憶ですが、しげるくんという男の子がいやいやしすぎていやいやえんに通うことになるお話でした。
子ども向けとはいえ、短編集。
大人になっても楽しく読めそうなので、読み返してみたいと思います。
こちらの本はもちろん、子どもの頃に読んでいた本を読み返すのもいいのかもしれませんね。
読書の秋に向けて🍂
少しずつ朝晩の気温が下がってきて、読書の秋目前。
多くの本を読んできても、おすすめ本としてパッと思い浮かぶほど印象残る本はごく僅か。そういう作品に一つでも出会うために今年も多くの本に巡り会いたいものです。
次回はfumiさんの本棚紹介。楽しみです!