見出し画像

愛キャリフェス第3部レポート

第3部
「愛を最優先にする私の価値観・パートナーシップ」
人生を祝うプロデューサー/ライフログスクール代表 オア 明奈さん
ICORE inc. COO/パーソナルコーチ 安藤 美玖さん
愛キャリを実践し広げている、間違いなく実践者!と阿部成美さんが紹介していたお二方。

阿部成美さんが、「間違いなく愛キャリの実践者!」と紹介されていたゲスト オア明奈さん、安藤美玖さん。

お二方とも、とても素敵なプロフィールを公開されているので、引用させていただきます。

安藤美玖さん

女性がシゴトも人生もあきらめず
自分らしく前向きに生きるをテーマに
女性向けキャリア事業、コーチングを提供しています。

1991年、愛知県生
学生時代は硬式テニスで全国大会3位
大学卒業後、株式会社デンソーへ入社、営業・人事を経験。
その後、旦那の海外駐在でキャリアを失い自分の存在意義に悩む。
ライフステージの変化において人生やキャリアを諦めたくないと一念発起し、帰国後は本業の傍ら4つの複業を経て、2020年に独立。
現在は女性向けオンラインキャリアスクール「ICORE」運営。
パーソナルコーチ、大学・企業向けセミナー講師の活動をしています。

国内最大の音声プラットフォームVoicyにて
通過率1%のパーソナリティとして毎朝ラジオ配信中。
「アラサー女性の元気が出るラジオ」

オア明奈さん

オア明奈(人生を祝うプロデューサー) / 結婚式や企業の節目など、個人・法人の人生に光をあてたお祝い機会のプロデュースを手がける。新卒から7年間コンサル会社に勤め、オーダーメイドウェディングブランドCRAZY WEDDINGエグゼクティブプロデューサー、法人向けお祝い事業立ち上げを経て、2020年に独立。人生を棚卸しして自身の価値観を言語化する独自のライフデザインメソッド【ライフログ】をコロナ禍にオンライン講座で提供し、20〜30代女性を中心に1年で延べ1000人以上が体験。その後ライフログスクールを主宰。2021年には初書籍「人生肯定」をクラウドファンディングにて出版。趣味は、振り返りと一人旅。

6月に上半期振り返りのイベント開催予定だそうです!


阿部成美さん→阿
オア明奈さん→オ
安藤美玖さん→安
(敬称略にさせていただきます)

私にとっての愛キャリ

阿:私にとっての愛キャリの軸は二つ。
①「誰のために、何のために働くか」
この部分を無理しちゃうと頑張れない。
本当に応援したい人と仕事をしたいから自営業という形を選んでいる。
②「ご機嫌なお母ちゃんであること」
子どもとご機嫌に遊べるお母ちゃんでいたい。
この二つを大切にすることが私にとっての愛キャリ。

オ:参加してる人が、愛キャリに対して「そっちに行きたい」ってツイートがあるってことは、今そっちじゃないって葛藤してると思う。
愛キャリは「自分自身が何を大事にしたいか」に気付いて実践するかどうか
大事なことはみんな違っているはずで、価値観も人それぞれ。
「たくさんの人に届けるのすごい」「収入が高いほどすごい仕事」と思われがちだけど、そうではなく、自分の中で「こうしたい」をが大事。
前提として、何が好きなのか、何を大事にしたいのか誰かに伝える前段階にいるんじゃないかと思う。
まずは気づく、自分の中で言葉にできるようになるところから始まっていくのかな。

仕事にするかは二の次で、何を大切にしたいかを知るところから愛キャリははじまるのかな。

阿:しみる~!明奈さんのこれが私の愛キャリってなんですか?

オ:人生ストーリーを表現する結婚式を作る仕事をしてきたから、たくさんの人の人生を聞いた。
自分の人生しか見えてないと、「自分なんて」とか「たいしたことない」って思っちゃうけど、光の当て方さえ変えれば、「そこまで没頭してきたことってすごいよ」「そんなに好きなのは個性だね」となる。
どんな人も「これが自分の人生だ!」と思えるきっかけがあるんじゃないか。
自分を肯定するのは難しいけど、自分の人生を肯定して「私はこの人生でよかった!」と思って死ねるのが幸せだと思う。
だから、「この人生でよかった!」と思える瞬間を一つでも増やしたい。
自分の人生が好き!と思える人を増やすっていうのが、愛キャリの真ん中にある。

阿:そこが真ん中にあるから、お祝いプロデュース、本の出版、ライフログスクールと、色々なことをしているように見えるけど、同じ軸があるってことなんですね。

オ:明奈さんって今何やってるの?って聞かれて、これもあれもと伝えづらかったりするんだけど、向かってる方向性は変わってない。一人一人が多様な人生に胸張れるように、人生を語るきっかけを増やせたら。
人それぞれのやり方を見つけてほしいと思っています。

阿:ここまで目的がクリアだったら、言葉にも行動にもためらいがない。

オ:形は変わっていいって、自分に許可してあげるのも大事なことかな。
これを仕事にするって決めたからこれしかダメ!とか、一本を極める人かっこいいみたいなイメージあると思うんですけど、人も変わるし、自分も変わるし、環境も変わる中で、やることは柔軟に変わってもスタンスは変わらないってところに、自分を許してあげるのは大事なことかな。

阿:よく「いつもやってることちがうからよく分からないよね」と言われる。
自分の思いが一本あって追及してたらそうなっちゃう。それでいいじゃん!

オ:美玖ちゃんはどう?

安:「こうなりたいから~」の長期的なビジョンよりは、「世間から認められる人でありたい」が強かった。
ここに入れば認められるとか、親が喜ぶとか、そういう基準だった。
それを求めて生きてきた結果、私の場合は限界が来て、色んなものを手放した経験がある。
それを経て今思う愛キャリは、「自分に大切なものを大切にできるキャリア」だなって結論が自分の中で出てきた。
大切にしたいものはそれぞれ違う。
それを大切にするのが、愛ある人生であり、愛あるキャリアだと思う。
”会社員”を手放す時、めちゃくちゃ葛藤した。
自分の人生を生きているように見えて、求めていたのは外側だった。幸せであろう形を求めてた。「こうしたら~だろう」と努力してきたものが、年を重ねるほど大きくなってきて、手放したら今までを諦めることになるんじゃないかと葛藤した。
でも「明日死んでも後悔しない人生か?」という言葉を聞いて、絶対後悔すると思った。
「後悔すると思っているなら、自分に正直に生きてみよう!」と思えた。

オア明奈さんの「前提として、何が好きなのか、何を大事にしたいのか誰かに伝える前段階にいるんじゃないか」。
朝から愛キャリフェスを視聴していて、「愛キャリ憧れる~!」「愛キャリ実現したい~!」と舞い上がっていた気持ちを、いい意味で地に足をつけられた言葉でした。
確かに憧れるけど、「あなたの実現したい愛キャリって何を軸にして何を大切にしているの?」と尋ねられても、今の私はまだ答えられない気がします。
イベントに参加するのも、スキルを身につけるのも大切だけど、その前提や根本に「わたしはこれを大事に生きていきたい」と軸があってこそ、愛キャリや幸福度の高い暮らしに寄せていけるのであって、その形は自分しか作れないと、改めて気がつきました。

自分の軸って何?

オ:仕事の自分とプライベートの自分を分けていると、どっちが自分?って違和感を感じることもあると思う。
どちらも認めながら中和していくと、グラデーションになって軸が統合されていく。
軸が見つからないと質問されたら、「これは嫌」「好きじゃない」「私ぽくない」を挙げていくように伝えている。それ以外をやっていけば、尖ってくると思う。

阿:まずハイヒール脱ぎました(笑)

オ:ずっと自分らしくあるのが正解かというと、そうでもない。

安:自分らしく生きられない違和感があるから、自分らしく生きられる。だから、ポジティブに捉えて欲しい。

阿:今31歳。30歳を超えたから、今こんなことを言えていると思う。20代を超えてこのステージになってきた。
「みんないますぐ愛キャリしよう!」って訳じゃない。

オ:模索する期間さえも、「自分の人生だな」って思えることの方が大事。
意味づけするのは自分。

安:何歳からでも遅くないけど、人生を諦めちゃダメ。
諦めなかったから、今がある。
「私なんてこれぐらいの人生だから」って思わずに、前向いてもらえたら絶対実践できる。

人生における選択で、私はこれ!って決めるのはすごく勇気がいる。意識的に模索していかないと、分からないはず。意識的に模索し続けることこそが、自分の人生を諦めないってことだと思うし、焦らずにその期間を楽しみたい!と思いました。

こういうことやっててよかった

阿:日常の買い物を意識するのがいいなと思っている。
地球を良くしたいと思っているから、なるべく環境配慮のものを選んでみるといい気分になれる。
お洋服も流行に合わせて着るんじゃなくて「私、青好きだ」と自分で選ぶとか。
「これは私にとってこんな意味がある」とお買い物をしていくといい。
「これは愛を注いだものだ」って感じながら、食べていたい。
全ての買い物から「これを使うと気持ちいいんだ」と、自分の心地良さに気づいていくのが、よかった。

安:したいことを探しても見つからなくて、やってみて「ちがう!」を繰り返して、遠回りしてきた。
大人になるにつれて考えることに慣れ過ぎていて、気持ちにアクセスできない人が多い。
「したいことがわかんないんだよ!」
それなら、「これは違う」をまず手放す勇気を持つこと。
身の回りの物を手放す。
「好きじゃないもの」「嫌いなもの」を排除していくと余白が開いて、少しずつ「want to」にアクセスすることが可能になっていく。

阿:(自分の軸を探すのに)論理なくていいんだよ!って言いたい

安:少しずつ練習していくと、らしさに近づいていく感覚がある。上手になる。

オ:人は未来ばかり考えがち。
振り返って「ここまでやってきた」って可視化してないから気づいてない。これまでの人生に十分すぎるくらいヒントがある。
それを全部無かったことにして、掴もうとしていることがある。

上手くいかなかったことも、逆の角度から見たら、「チャレンジしたから気が付けた!」と意味づけしていく。
「褒めるための振り返り」をやってみてほしい。
もうひとつ、現代社会の情報収集は、興味のあるものしか入ってこないようになっているから「自分ぽくない」に気付けない。
だから、目的なく本屋に行ったり、新聞を読んだり、自分のアンテナの先をもっと広げてみると、見るものが限られていることに気付く。
話したことがない人の話を聞いてみるのも、大事な要素。
興味なかった本をあえて読んでみるのも、気付きになる。

阿:良かれと思って最適化されることによって、世界が狭くなっている。

ストレスが溜まるとお買い物をしてしまう私としては、自分にとって意味があるものを買うというのはいずれ到達したい理想だ!と感銘を受けました。
好きなことを選ぶよりも、嫌いの方が強い感情になる気がしますね。嫌いなこともリストアップしてみるのもいいかもしれません。
オア明奈さんの言葉ってなんでこんなに刺さるんでしょうか。人生何周目なんだろう…。
まさに、これまでの人生を全部無かったことにして自分像をつかもうとしている部分がある気がします。変わりたいって気持ちが強いけど、どうやっても今までの自分は無かったことにならないから、受け入れる強さが欲しい。
現代社会の情報収集についてもハッとしました。私たち、AIによるおすすめにどっぷり浸かって生きてますよね。
私にとっての自分のアンテナの先を広げる行動は、図書館に行って気になる本を手にとるのと、働くことかもと思いました。働くことで自分が望んだ相手以外にも会うので、狭くなりがちな世界を広げる行動な気がします。自分が望んだ相手以外に会うって時には辛いこともあるけれど、見方が変わりました。オア明奈さんの言葉を聞いていると、事実への光の当たり方が変わる実感があって、ライフログスクールに興味が湧きました。

愛キャリをできているそばにあるパートナーの存在はどう影響がある?

阿:安藤さんは、公私ともにパートナーで、明奈さんは、お互いの仕事にはタッチしない。それぞれの形で、どう影響がある?

オ:今、夫がいないから、この話してもいい?(笑)
パートナーとの形は、人それぞれ。
私は外交的。
旦那は内向的。「自分の大事なものを大事にしたい」「家庭優先したい」。
真逆であることによって、外に出てちっぽけな自分に気付いた時、帰る場所があると思える。許してくれるし、受け入れてくれる。
旦那にとっては、人生の刺激が私。
一緒に過ごす時間は少なくて、各々したいことをして過ごす中で共有する時間があるスタイル。
何を大事にしているかを尊重し合えることが大事だと考えている。
「旦那置いて一人旅して大丈夫?」と周りに聞かれることがあるけど、
旅行に行かず家にいることが、彼にとって私にとってハッピー?かと考えると、それは違う。
お互いがハッピーでいることが、お互いにとって大事なこと。
そう言ってくる人には「私たちそういうスタイルなんで」「うまく8年やってるんで大丈夫です」と返している。

安:二度目の結婚。
一回目は外さない条件を見てた。親が喜ぶか、失敗しないかを気にしていた。
人に否定されない選び方をしていたし、結婚って我慢って思ってた。
女がキャリアを捨てるのも当たり前と思ってた。
でも、「本当はこうしたかったのに」が大きくなって、人生をフルリセットした。
今のパートナーは、条件面を何も知らない人だった。直感で選んだ。
そこが差かな。
二回結婚して思うのは我慢って良くないな。
我慢してるんだからあなたも我慢してよと思ってしまう。

お互いに尊重できるのが、幸せなパートナーシップ。

阿:それぞれ自分に嘘ついてないですよね。

オ:ケンカも、分かり合えないこともある中で、大事なのは、違う人間であるという前提。
相手には相手の人生と、大事にしたいことがある。
価値観は違うものであるという前提において、会話するのが大事。

阿:今日、私は愛キャリフェス、夫はテニスに出かけている。
「このあり方でいいんだ」ってハッとした。
夫婦で子育てしなきゃ!って思っていた。自分のパートナーシップが救われました。
子どもがいて窮屈になってしまった。
今日も娘が夫の母のところにいてくれるから、愛キャリフェスができる。
やりたいようにやるのに、二人で限界なら関わる人が増えればいいという考えに救われている。
拡張したパートナーシップもありなのかな。

オ:なにをパートナーシップと呼ぶのかも人それぞれ。
会社や肉親じゃない人かもしれない。
自分にとっての定義が置けるといいんじゃないか。

阿:パートナーシップは、どういう密な心地いい関係を築いていくかってこと。
それぞれ心地いい形がある。
そうなると、パートナーシップを築いていくのにも、私が迷わないことが大事じゃない???

「お互いのハッピーがお互いに大事」
「相手には相手の人生と、大事にしたいことがある」って考え方は、夫婦で共に愛キャリを実現するために必須の考え方かもしれません💡
我慢してるんだから我慢してよ!は無意識でやりがちなので、パートナーシップって日々築いていくものだと思うので、めちゃくちゃ気をつけたいです。

どうやったら迷わず選択し続けられる?

安:迷っていい。迷う中でどっちを取りたいか?と自分に聞いて、自分に愛ある選択をしてあげる。愛ある選択と行動の繰り返しだと思う。

阿:悩むってポジティブにも捉えられる。

オ:悩むってことは考えてるってこと。
二者択一ではなく、第三の解を自分なりに出せるか?を考えられたらいいな。
悩んでることに悩み始めてるときに、適切に考えられたら。
第三の解があるって概念の元で考えることも含めて、悩めたらいい。

阿:喋るっていうのもいいですよね。
これいいじゃん!やってみよ!ってなることもあるから、定期的に喋ってみたりとか見えてくる。
あきらめない!信じようみんな!
諦めずに食らいつくことですね。
愛を浴びる機会が増えるから、手段としてそれぞれのサービスに関わってみて欲しい。

その選択に自分への愛はあるか?と自分に尋ねられるようになると、毎日の暮らしが心地よくなっていく気がしました。
悩むんじゃなくて考えることと、第三の解の存在を意識して、登壇されたお三方を目指して自分の軸をあきらめずに探していきたい!と思えるイベントでした。


阿部成美さん、オア明奈さん、安藤美玖さん、素敵なお話をありがとうございました!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?