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The Sun Is My Enemy-太陽は僕の敵 / Cornelius(1993)


【本日の1曲 vol.18 2022.11.05(土)】
小山田圭吾のソロプロジェクト、コーネリアスのデビューシングル。
昨年『The First Question Award』('94)から25年経過しリマスター盤が発売された。
当時、Flipper's Guitarを解散し小沢健二と袂を分かち、どうなるかと思ってた小山田圭吾。小山田はソロデビュー前に資生堂のUNOのCMなんかに出てて、ファッションリーダー的な感じも強かった。

小沢は尾崎豊のようなメッセージ性の強いデビューアルバムを作ったが、対照的に小山田は初期フリッパーズのイメージを継承するような煌びやかなポップアルバムとなった。このアルバムからは先行シングルとなった3曲のシングル「THE SUN IS MY ENEMY-太陽は僕の敵」「PERFECT RAINBOW」「(YOU CAN'T ALWAYS GET) WHAT YOU WANT」にアルバムリリース後にシングルカットされた「MOON LIGHT STORY」と4曲もシングルカットするほど、ポップ性の高い曲が多く収録されていた。

今のミニマルな音楽性からは考えられないが、爽やかなネオアコ・サウンド。渋谷系を代表するアルバム。このアルバムを聴くと、野宮真貴時代のピチカート・ファイブ、『風の歌を聴け』くらいまでのオリジナル・ラブ、小沢健二の『LIFE』、カジヒデキなんかを思い出す。
90年代、音楽性の高い良い時代に青春時代を過ごした、ホントそう思う。

#本日の1曲

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