飲食飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(2024/7/30~2024/8/5)
猛暑が続いていることも影響しているのか?検索ボリュームも先月同様で昨年を割っているところが多く、流れはあまり変わらないようです。
帝国データバンクの調査では8月の食品値上げは642品となっているようですが、全般的には価格維持にシフトの動き、値上げの勢いに後退感とのことで、原価系は落ち着いていきそうです。
・東京/大阪/福岡 業態系ワードのgoogleトレンド推移
8月は5日までの先読みの為まだ、ブレが大きいので参考程度に見ていただければと思います。現状は、先月とそれほど変わらない感じです。
【東京】
先月に続き、10数%減となっています。相変わらず焼肉が一番落ち込んでいる状態です。
【大阪】
大阪は、今のところ5〜7%減となっています。こちらも焼肉は一番悪く17%位落ち込んでいる。
【福岡】
中華は数%ダウン。焼肉は他のエリア同様に一番悪く15%位落ち込んでいます。ただ、その他のエリアと違って居酒屋、イタリアン、寿司は昨年を越えています。
【英語ワード(全国)】
インバウンド系の英語ワードはコロナ前と比較すると伸びているのは変わらず。先月対比ではramenは伸びているが、その他は横ばいといったところ。
・8月の食品値上げ642品目 チョコレート・アイスの値上げ続く 秋は半年ぶり値上げラッシュへ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000907.000043465.html
帝国データバンクは、2024年8月以降における食品の値上げ動向と展望・見通しについて、分析を行った。
<調査結果(要旨)>
■8月の食品値上げは642品目 「物流費」要因が上昇、「円安」要因は3割に上昇
■チョコレート製品の値上げ、秋まで断続的に続く アイス製品も順次値上げへ
■値上げ→価格維持にシフトの動き、値上げの勢いに後退感
・【2024年上半期版】飲食店の新業態まとめ
https://foods-ch.infomart.co.jp/trend/topics/106644
FOODS CHANNELが、2024年上半期の新業態をまとめています。
居酒屋系の需要が落ちており、その競争環境の中で他店に勝てる魅力を出せないと厳しくなってきているので、そのあたりに強みを新店ではどう出しているのか?をチェックしてみて、分析してみるのもいいかもしれません。
・ぐるなび 業績予想を上方修正
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001384.000001511.html
株式会社ぐるなび(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:杉原章郎 以下、ぐるなび)は2024年8月2日(金)、2025年3月期 第1四半期決算と併せ、上期および通期業績予想の上方修正を発表しています。
・売上・利益ともに順調な滑り出し。業績予想を上方修正。
・多くの笑顔が溢れる場「宴会」を応援するプロジェクトを始動。
・日本を旅する外国人観光客、彼らをもてなす飲食店双方に役立つサービス展開。
売上、利益は回復基調のようです。ただ、今後の戦略の部分での宴会需要の活性化はそれほど効果を生むとは思えないのと、インバウンドの情報もマスから個人の情報発信やgoogleMAPへ変わってきていると思いますので、それほどの伸びがあるとはちょっと思えない部分はあります。
■第1四半期 業績
■上期・通期の業績予想を上方修正
■宴会需要の活性化に向けた新プロジェクト
3つの幹事ランクを設け、所定期間における累計来店人数によりランクを判定し、それぞれに応じてボーナスポイントを進呈する楽天会員向けロイヤリティプログラムの構築を進めています。
■主なインバウンド支援サービス
・猛暑の影響で外食産業が大ピンチ! 飲食店は夏をどう乗り切ればいい?
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/7f9912b9980f52924ab1fdd309108041c51d971d
猛暑の中で飲食店が置かれた状況についての記事です。
▼2024年の7月から9月の平均気温は全国的に平年より高く、地域によっては40度前後になることも
▼昨年の猛暑や訪日客の需要の高まりを受けて、米の価格が昨年同期比で14%も高くなっている
▼去年の猛暑が豚の子作りに影響し、豚の出荷数が少なく豚肉の価格も高騰
▼猛暑の行列には飲食店版ファストパスが有効。人気店も導入し、利用者は予想以上
▼飲食店の47%が8月に業績が悪化。58%が夏メニューを用意し、30%が提供期間を長くし、9月下旬まで提供が最多
8月は飲食業界にとって厳しい時期ですが、猛暑が追い打ちをかけます。円安で多くの食品が高くなっている上に、酷暑による生産量の減少で、米や豚肉などをはじめとする食材が高騰。暑さで客足がさらに鈍ったり、光熱費が増加したり、衛生管理が難しくなったりと、経営はかなり厳しくなっています。
世界的に温暖化が止まったとはいえず、日本の夏も厳しくなる一方。猛暑の時季には、思い切ってクローズしたり、業態を転換したりと、飲食店によってはドラスティックな転換が必要になっているかもしれません。
・飲⾷店が抱える“働き⼿不⾜”を地域の料理上⼿なシニアがサポートするジーバーFOODの新事業「本当に美味しい応援隊」を開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000138955.html
地域の料理上⼿なシニア世代が地域に美味しい⾷体験を提供する事業「ジーバーFOOD」を展開する株式会社ジーバーは、シニアたちが地域で⻑年愛される飲⾷店の仕込みや調理をお⼿伝いしていく新事業「本当に美味しい応援隊」を開始します。取り組みの第⼀弾として、仙台を代表する⽼舗洋⾷店「レストランHACHI」の⼈気メニューであり⽇本⼀※1となった「ナポリタン」の仕込みを担っていきます。とのことです。
飲食店の人手不足にこのあたりのサポートをしてくれると助かるのではないでしょうか?個人的にはインバウンドとかもこういった年配の方が一生懸命してくれた方が満足度が上がりそうな感じもあるので、今後広がっていくかもしれませんね。
・急成長「鰻の成瀬」だけが見抜いた“客の本音”、大手チェーンが絶対に真似できない独自戦略とは
https://news.yahoo.co.jp/articles/9680a62b5be9f9e1b537a94a6b95060d6920382c?page=1
急成長をしている「鰻の成瀬」の成功のポイントについての考察です。
■「専門店のうな重」をわずか5分で提供、厨房はたった1人
■急成長の秘訣は徹底した「高齢化対応」
■「鰻の成瀬」が見抜いた“客の本音”
■大手チェーンが絶対に真似できない独自ポジション
■労働力の高齢化にも対応
・【調査レポート】好きなパスタは2位は「カルボナーラ」!気になる1位は?!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000890.000093294.html
株式会社レビューが、日本全国の20代以上の方を対象に「好きなパスタ」についてのアンケート調査を実施しています。
一番シンプルなペペロンチーノが人気というのが日本らしいのかもしれません。
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