飲食飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(2023/4/25~5/1)
先週は一部ゴールデンウィークに差し掛かったこともあり、繁華街の人出も戻ってきていました。今週ゴールデンウィーク本番となりますが、連休が長くなる分、遠出が増えると都心部繁華街の人出はそれほど増えないのですが、一方でインバウンドが戻ってきているというのもありますので、まだまだ読めない状況ではあります。
5類への移行によってインバウンドは今後も増えていきますので、このあたりの集客の出来るエリアにある店舗は、そこへの力を入れてみることも検討してみてもいいかもしれません。
・東京都内における繁華街の混雑状況および滞在人口(人出)の増減状況
https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/cross-efforts/corona/people-flow-analysis.html
【ターミナル駅(15時)】
先週は、その前の週よりは回復していますが、全体的なトレンドとしては横ばいといった感じ感じです。
【繁華街(21時)】
池袋は先々週よりも減少でしたが、それ以外の繁華街エリアは、大幅に回復していました。連休の影響もあり、観光やインバンドが伸びていそうです。
・飲食店におけるSNSについての意識調査 SNSから飲食店を知った83%、実際に来店した84%
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000179.000040075.html
※調査内容の詳細は下記からご確認ください。▶https://www.fancrew.co.jp/news/research/2304snsgourmet.html
式会社ファンくるは、「ファンくる」会員を対象に、定期的に消費者の意識調査を実施しています。今回は飲食店におけるSNSについての意識調査を実施し発表しています。
【調査結果サマリー】
■ SNSをきっかけに飲食店を知ったことがある83%、きっかけはインスタグラム
■ インスタグラムのおすすめで出てきた写真投稿で最も飲食店を知る
■ 知ってから実際に来店した方は84%、理由は料理やドリンクの写真や動画が魅力だったから
■ SNSのイメージ通りだった69%、イメージ以上だった26%
■ 来店した店舗にまた行きたい87%
・飲食店の98%が物価高騰を実感。68%がメニューを値上げも、客足への影響はほぼなし
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000544.000001049.html
飲食店に特化したリサーチサービス「飲食店リサーチ」を運営する株式会社シンクロ・フードは、飲食店ドットコム会員を対象に、飲食店における物価高騰の現状についてアンケート調査を実施しています。詳細は下記リンクから、 (https://www.inshokuten.com/research/company/)
【調査結果について】
物価高騰を感じている飲食店の仕入れ額、95.2%が昨年同月より「増加」
値上げ実施店のうち72.8%が「客足の変化なし」と回答
・食べログ、外食利用動向に関するユーザーアンケート結果を発表 -5類移行後について半数以上のユーザーが外食機会が「増える」と回答、外食に行く人数も増加傾向に-
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000905.000001455.html
「食べログ」が、外食利用意向に関するユーザーアンケート結果を取りまとめています。予約メディアなのですごく改善してくるような表現をしていますが、劇的な増加といった感じにはなっていないのが客観的な感想です。
【トピックス】
■半数以上のユーザーが、外食の機会が「増える」と回答
■5類移行後は「知人・友人と」「宴会・飲み会で」「会社の同僚と」などのシーンが増える
■利用人数も「5名~8名までなら行く」「9名以上」と答えた割合が伸びる
・ゴールデンウイークの国内旅行消費額は外国人も合わせ2.9兆円(年間GDP0.5%):昨年を1.1兆円上回り2023年成長率を0.2%押し上げ
野村総合研究所によると2023年5月の訪日外客数は推定で215万8,404人で、一人当たりの消費額は2023年1-3月期で21.2万円であったことから、5月の外国人旅行消費額は4,575.8億円となり、GWの7日間では1,033.2億円となる予想とのこと。
・【訪日旅行No.1プラットフォームKlook】「訪日外国人観光客“GWやりたいこと”TOP10」発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000029470.html
旅行・体験予約プラットフォームのKlookが、訪日外国人に対する入国措置(水際規制)の 緩和に伴い増加傾向にあるインバウンド需要に対して、傾向を調べた「訪日外国人観光客“GWや りたいこと”TOP10」を発表しています。
・【2022年度下期飲食店動向】飲食店舗物件の駅別賃料相場ランキングを飲食店ドットコムが発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000543.000001049.html
株式会社シンクロ・フードが、飲食店ドットコム上に登録された飲食店舗物件の駅別賃料相場の上位エリアを発表しています。
<概況>
2023年下半期における飲食店物件の駅別賃料相場で最も坪単価の高い駅は明治神宮前でした。明治神宮前は2020年に1位、2021年に2位となっている常連駅です。
2022年上期に1位であった日比谷は今回は56位に。これは駅前の高単価物件の契約が決まったことにより、当サイト登録物件の平均坪単価が下がったがことが考えられます。
全体傾向としては、シェアキッチンや、駅前・駅チカ好立地の小箱物件など、コロナ禍で特徴的に増加していた物件の掲載が減少しています。
コロナ影響が落ち着き、シェアキッチンよりも通常営業可能な物件ニーズが高まっていること、好立地物件の需要が高まり、借り手探しニーズが減少していることが要因として考えられます。
1.明治神宮前 44,938円 [↑6位 +5,796円(+14.8%)]
2.表参道 43,682円 [↑4位 +2,054円(+4.9%)]
3.渋谷 40,432円 [↑9位 +2,453円(+6.4%)]
4.原宿 40,402円 [↑12位 +3,280円(+8.8%)]
5.下北沢 38,177円 [↑42位 +6,633円(+21.0%)]
6.恵比寿 38,043円 [↑16位 +1,565円(+4.2%)]
7.麻布十番 37,597円 [↑17位 +1,226円(+3.3%)]
8.銀座 37,351円 [↓7位 -908円(-2.3%)]
9.六本木 35,435円 [↑22位 +198円(+0.5%)]
10.西武新宿 34,863円 [比較データなし]
・牡蠣ナイフ不要の「スマートオイスター」が新登場!豊洲市場ドットコムは一口サイズで食べやすい殻付き生牡蠣の消費拡大を応援します
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000252.000006293.html
豊洲市場ドットコムにおいて、牡蠣ナイフのいらない殻付き生牡蠣「スマートオイスター」を発売するようです。解凍してバンドを外すだけで殻が開き、そのまま生食で楽しむことができるようです。殻をむくときに手を怪我したりするので、こういうのがあると一般の人でも殻つきが食べやすくなりますね。
・不満買取センターのInsight Techが、「コンビニ食品」に関する不満トレンドをまとめたレポートを公開
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000088.000083450.html
株式会社 Insight Techが、同社が運営する『不満買取センター』に寄せられたコンビニ食品に関する不満を『不満ファインダー』を用いて解析・考察したレポートを公開しています。コンビニの不満ですが、飲食店での活用はできるかもしれません。
【調査結果】
出現キーワードランキングで新たにTop10入りしたものは「具」。 10pt以上順位を上げたキーワードの中でも特に顕著なものは、「甘さ」「ボリューム」「食感」「マヨネーズ」となった。
母集団②を対象に、食品項目別の「未充足」の投稿件数と割合を比較した。未充足不満の投稿件数は「パン」「コーヒー」「弁当」が上位となった。 未充足不満の割合は「コーヒー」「弁当」「冷凍食品」「カップ麵」「サンドイッチ」「スープ・味噌汁」が全体平均の9.11%を上回った。
・【牛角/安安/ときわ亭/焼肉ライク】「カルビ」「タン」の口コミ満足度1位は?人気焼肉店の口コミを徹底分析! #週刊MEOレポート
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000262.000024246.html
株式会社movが、『口コミコム』の分析機能を用いてレポートを作成しています。今回は、人気焼肉店4ブランド(牛角 / 安安 / ときわ亭 / 焼肉ライク)の口コミ約1.9万件を分析し、ブランドごとの傾向を調査し、過去に調査した8ブランドとの比較も行っているようです。
・焼肉ライクの口コミ数は4年間で23倍と急増
・顧客満足度が平均より高スコアだったのは牛角とときわ亭
・口コミで「焼肉」の次に多く言及されたワードは「店員」と「注文」
ということが分かりました。
・『HOT PEPPER』が「飲みたい街ランキング2023」発表!関東は4年連続「新宿」が首位! 関西は9年連続で「梅田」が首位に 「コスパがいい街」では「赤羽」「上野・御徒町」「新橋」がトップ3
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002004.000011414.html
株式会社リクルートが「飲みたい街ランキング 2023」のアンケートを実施いたしています。
■関東は「新宿」が4年連続1位 関西は「梅田」が圧倒的1位に
交通の利便性と働く・遊ぶ・食べるの要素がそろうターミナル駅が注目
■飲みたい街ランキング2023 関東トップ20
■飲みたい街ランキング2023 関西トップ10
■飲みに行くのにコスパがいいと思う街トップ10
■飲みに行くのにこれから盛り上がりそう・流行りそうな街トップ10
・困惑する高齢者が続出…外食店でよく見かける「タッチパネルでご注文ください」のヤバすぎる闇
https://news.yahoo.co.jp/articles/473e6b70d008a37526206a4498e202bd5e34c40b
使い方に慣れていない人に慣れてもらうようにしていくというのももちろんありますが、先週は5チャンネルとかで、若い人から見ても松屋のタッチパネルが分かりずらいと話題になっていました。UIに関してはまだまだ見直しが必要かと思うものが散見されます。AIの音声認識の精度も上がっているので、場合によっては場合によっては画面上のヴァーチャル定員への音声入力みたいなものも出てきそうな気がしますね。電話予約もAIが対応するようになってきていますし。
・ロイヤルホスト セルフオーダー導入の「光が丘IMA店」東京・練馬区にオープン、直営の新店は約4年ぶり
https://www.ssnp.co.jp/foodservice/508932/
今更ながらのタッチパネルの導入か?と思いましたが、厨房機器に2段式コンベアーオーブン」「パスタ用のスチーマー」を導入し効率化も図っているようです。その他にも物販ゾーンの拡充も行っており、イートインだけでなく、テイクアウトピーク時にもデリバリーの商品もさばけるようにグリルやパスタ系の機器を充実させたのではないか?と推測しています。
・韓国の外食ブランド海外進出、ベトナムで浮き、中国で沈む
https://news.yahoo.co.jp/articles/568ad7be47df0570f3443f0143fc233f552bb7e2
お隣の韓国の海外進出の状況です。米国と日本への進出は増えたが、中国進出は減っているようです。外食企業が最も多く進出した国は米国で46社、次いでベトナム(37社)、中国(36社)、日本(31社)、タイ(23社)、フィリピン・オーストラリア(各22社)、マレーシア・シンガポール・香港(各21社)、インドネシア(20社)の順だった。
中国に進出した外食企業の数は、2020年65社、2021年47社、昨年36社と減少傾向をみせている。店舗数も2020年の1368店から2021年は886店、昨年は648店と、2年間で半減した
外食企業は主にベトナム・米国・日本への進出を希望していることが分かった。2999社のうち国外進出の意向がある企業は70社だったが、彼らはベトナム(20社)、米国(18社)、日本(10社)などを好んでいるとの事です。
・コロナ融資の返済「重荷」、飲食業界から悲鳴…外食控え続く中で無利子期間が順次終了
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20230422-567-OYT1T50208.html
大分回復してきている外食ですが、業態によっては戻りが悪く(特に居酒屋、団体客がとれていた、深夜帯売上比率の高かったお店)、さらに原価高騰も続いているといった状況で返済も厳しく、条件変更するところが3月末で7.4%出てきているとの事。このあたりは政府側からもサポートして欲しいですね。