飲食飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(2024/10/22~2024/10/28)
10月終わりになってきていますが、気候も安定しないこともあってか?食欲の秋といった感じもまだないですし、紅葉もいまいち進んでいないようで様々なところに影響は出ていそうです。
検索ボリュームは、減少傾向が続いており回復のきざしはまだ見えていないです。インバウンド系の英語ワードはぐっと伸びてきているので、インバウンドが取れているお店は、夏の落ち込みからかなり回復してきているのではないかと推測されます。先週のニュースでも大手チェーンやスーパーが値下げキャンペーンとしている所を見るとやはり消費が落ち込んでいるといった影響が大きいでしょう。年収の壁の問題もそうですが、全体的な消費回復が進まないと国内需要はこのまま停滞が続きそうです。
・東京/大阪/福岡 業態系ワードのgoogleトレンド推推移(2024年10月28日まで)
先月の時点では福岡は横ばいになっていきそうな感じでしたが、一部の業態を除き、以前減少トレンドは続いています。検索ボリュームが減少しているのネット予約数の総数は減っていそうなので、勝ち組と負け組の差が開いていっている状態が続いていると思われます。
【東京】
寿司が一番良くて昨対95%、その他は昨対90%前後になっています。まだ全体的に緩やかに減少トレンドは続いている感じです。
【大阪】
全般的に減少トレンドなのは変わらず。寿司が他に比べれば微妙にいいと言えるかもしれませんが、全体的に昨年対比で90%前後と東京都似た動きをしています。
【福岡】
寿司だけが昨年を上回ってきている感じです。(イタリアンはボリュームが小さいため誤差が大きい)。居酒屋は他エリアと比較すると良く昨対で96%位、中華、焼肉は昨対90%前後。若干焼肉の落ち込みが大きいです。
・【英語ワード(全国)】
・「サンドイッチのワタミへ」渡辺会長がマックに対抗宣言 サブウェイ3000店舗目指す
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2410/25/news195.html
ワタミは新型コロナの影響で業績が悪化し、居酒屋業態からファストフード業態へ転換を図る中で、サンドイッチチェーン「サブウェイ」と提携しました。ワタミの渡辺氏は、日本市場でマクドナルドのようなハンバーガー業態に勝つことは難しいと判断し、低カロリーで調理工程の差別化が図れるサブウェイに注目。3000店の出店を目指し、10年で売上高2000億円を目標に掲げ、ワタミのイメージ刷新とサブウェイのブランド力を活用して店舗拡大を計画しています。また、ワタミファームの野菜を使用した和風メニューの開発も検討しているようです。
・“2000カ所超”「選挙割」でお得 東武ストアが“5%引き” 外食チェーンやサウナでも割引 一方で投票済証売買相次ぎ「本来の目的から外れて残念」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b972b32535125b1a5aa8ea5c6221ee55b3c78e16?page=1
今回の選挙への投票率は残念ながら、過去3番目に悪い結果だったようですが、少しでも促進といった意味合いで外食がこういった事を行うのはいいことだと思いました。ただ、投票済証の売買を行うといった事は関心が出来ませんね。
・AIが面接官、採用にかかる時間75%削減へ-米外食チポトレが導入
https://news.yahoo.co.jp/articles/ecc7d9305bd09268ef0c26d6482c11ea7b3bdde1
米外食大手チポトレ・メキシカン・グリルは、採用活動に人工知能(AI)アシスタントを導入する。これまで採用プロセスにかかっていた時間を最大75%削減することを目指しているそうです。
「アバ・カド」と名付けられたAI面接官が応募者の情報を収集し、会社に関する応募者からの質問に答え、会議を予約し、人間が選んだ候補者にオファーを送信するという。
・「ハーフサイズが充実、ひとり飲みに最適」「値段も全然割高じゃない!」…。大阪王将が川崎でひっそり始めた「新モデル店」の”驚きの姿”
https://news.yahoo.co.jp/articles/24e593de9545061721b83d131dcbc9a671cd63c8?page=1
創業55年を迎える大阪王将(イートアンドホールディングス)は、9月13日、「大阪王将 鷺沼駅前通り店」をオープンした。全国に約350店舗を展開する「大阪王将」だが、何やら従来の店舗とはひと味ちがう「新モデル店」に行ってきたというレポート記事です。
消費者のニーズの変化に合わせた業態変更モデルと言えそうです。
■外に人があふれかえる盛況ぶり
■1人客に有難い「ハーフポーション」
■コロナ禍を経て「小皿」の居酒屋が人気に
■感染対策から始まった「個々盛り」もいまだ好評
■「ハイカロリーこそ正義」は時代遅れ?
■そこまで割高でないのもポイントだ
・【大学生が行きたくなる『外食チェーン向けノベルティ』とは?】宝島社が大妻女子大学でキャリア教育授業を実施!
https://news.biglobe.ne.jp/economy/1025/prt_241025_2421257754.html
学生に課題を提示し、解決策を提案する大妻女子大学の正課授業「キャリア・ディベロップメント・プログラム」。株式会社宝島社は、大妻女子大学(所在:東京都千代田区)と提携し、同大学が2024年9月から2025年1月にかけて実施する「24年度 キャリア・ディベロップメント・プログラム(CDP)」で授業を担当するそうです。「大学生が行きたくなる『外食チェーン向けノベルティ』」を課題とし、9月18日の第1回授業で学生たちに向けたプレゼンテーションを行いました。1〜3年生の49名がチームにわかれて企画を立案し、説得力、発想力、プレゼン力など、全5項目を競います。全9回の授業を経て、12月、1月に発表と評価会を実施。高評価を得た案は、実際に企画が進行する可能性もあり、過去には企業とのコラボも実現しています。
・【Z世代のお財布事情】物価高を感じる人は98%超!大学生の実態調査を考察
https://news.yahoo.co.jp/articles/7bfdf8700661f5acffb7d2b6418f9aa385de6885?page=1
LIMOが大学生のお財布事情について探ったようです。
約98.3%の学生が物価の上昇を感じており、特に食料品や外食の価格が大学生にとって大きな負担となっていることがわかります。
【主なポイント】
物価高の影響が日常生活にも深く入り込む中、大学生は限られた収入の中で「必要な交際費は維持しつつ、他の部分で節約する」というバランスを取りながら生活しています。楽しい学生生活を送りつつ、工夫して節約する姿勢が求められています。
物価高の実感
調査では、98.3%の学生が物価高を感じており、特に食料品や外食、飲料が高くなっていると感じる品目として挙げられています。大学生にとっては、日常の生活費や友人との食事などの場で、価格上昇が大きな影響を与えているようです。
節約対象
物価高に対応するため、51.0%の学生が食料品を節約しているとのことです。さらに衣類や外食、飲料といった生活に直結する支出も抑えられています。外食費の節約が少し少なめですが、これは友人との交流を大切にする意識が反映されているためと考えられます。
友人との交際費の優先
「外食を抑えたいが、友人との交際費は維持したい」という意見が多く見られました。学生生活の中で友人との繋がりが重要と感じている学生が多く、特に就職活動や試験期間など、支え合える友人の存在が必要とされています。そのため、個人的な出費は節約しつつも、友人との外食にはお金を使いたいとするバランス感覚が伺えます。
賢い節約と使い方
自分だけの食事は安いスーパーで食材を購入したり、一人の食事では外食費を抑える工夫が見られます。また、友人との旅行や特別なイベントには予算をかけ、楽しみと節約を両立させる工夫をしています。
・モスとミスドのコラボ店は、なぜ“ポツンと1店舗”だったのか 増やせなかった「どうしようもない」理由
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2410/27/news057.html
「MOSDO!」は、モスバーガーとミスタードーナツのコラボ店として2010年に広島で誕生しましたが、通常のモスやミスド店舗とは異なる運営方針や設備の課題により、多店舗展開が進まず、長らく広島の1店舗のみで営業が続いていました。
初期の京都や恵比寿の店舗は、独自のサンドイッチやホットケーキなどを提供する方針を取りましたが、モスバーガーやミスドの主力商品がなかったことでお客様に混乱を与え、最終的に撤退へと至りました。その後、原点に立ち返り、2015年に関西国際空港にモスとミスドの主力商品を販売する店舗を開店し一定の成功を収めましたが、コロナ禍による売上減少や施設リニューアルに伴い、2020年に閉店しました。
一方、広島の店舗は安定した業績を維持し、コラボ店舗ならではの強みを活かしたキャンペーンの相乗効果で、年間の売上も回復。さらには新たに「ららぽーと新三郷店」をオープンすることで、首都圏からの注目を引き、今後の全国展開の可能性を高めようとしています。
新店がなかなか増えなかった背景には、設備要件や既存のモス・ミスド店舗の近隣競合リスクなどの課題があったとされています。しかし、首都圏進出によりデベロッパーとの交渉が円滑に進むことが期待され、今後2~3年以内のさらなる展開を視野に入れているとのことです。
・うどん外食、昨年より42円↑ 県民のソウルフードにも物価高騰の波
https://news.yahoo.co.jp/articles/73420185dafc0dc8a1fa9d375b53a8960c9a437d
香川県民のソウルフード、讃岐うどんにも物価高騰の波。香川県民がうどんの外食1回あたりに支払う平均額は546・75円で、昨年より42・79円(8・5%)上昇したことが百十四経済研究所(高松市)の調査でわかりました。物価高の影響が色々なところに出て来ています。
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